柏原市議会 > 2010-12-13 >
12月13日-02号

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  1. 柏原市議会 2010-12-13
    12月13日-02号


    取得元: 柏原市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-11
    平成22年 12月 定例会(第4回)               目次◇開議 午前10時0分 日程第1 報告第28号及び議案第49号から議案第52号並びに議案第55号から議案第60号まで………………………………………………………………………………………………29 日程第2 一般質問     *個人質疑・質問(鶴田将良)…………………………………………………29      理事者答弁      学校教育部長(坂口郁夫)……………………………………………………30      生涯学習部長(岡本彰司)……………………………………………………32      健康福祉部長福祉事務所長(土井逸朗)…………………………………32      財務部長(松安雅文)…………………………………………………………33      再質問(鶴田将良)……………………………………………………………33     *個人質問(藤森洋一)…………………………………………………………37      理事者答弁      都市整備部長(米岡淳一)……………………………………………………38      まちづくり部長(北村達夫)…………………………………………………39      市民生活部長(乾 至克)……………………………………………………40      財務部長(松安雅文)…………………………………………………………40      市立柏原病院事務局長(石井秀幸)…………………………………………41      再質問(藤森洋一)……………………………………………………………41     *個人質問(濱浦佳子)…………………………………………………………45      理事者答弁      まちづくり部長(北村達夫)…………………………………………………45      財務部長(松安雅文)…………………………………………………………46      再質問(濱浦佳子)……………………………………………………………46 ◇休憩 午後0時0分 ◇再開 午後0時59分     *個人質疑・質問(乾  一)…………………………………………………53      理事者答弁      市立柏原病院事務局長(石井秀幸)…………………………………………53      市民生活部長(乾 至克)……………………………………………………54      まちづくり部長(北村達夫)…………………………………………………55      再質問(乾  一)……………………………………………………………55     *個人質疑・質問(大坪教孝)…………………………………………………61      理事者答弁      総務部長(塩野臣成)…………………………………………………………62      健康福祉部長福祉事務所長(土井逸朗)…………………………………62      都市整備部長(米岡淳一)……………………………………………………63      市民生活部長(乾 至克)……………………………………………………64      再質問(大坪教孝)……………………………………………………………64     *個人質問(堅木照久)…………………………………………………………69      理事者答弁      まちづくり部長(北村達夫)…………………………………………………70      市民生活部長(乾 至克)……………………………………………………70      上下水道部長(奥田隆一)……………………………………………………70      再質問(堅木照久)……………………………………………………………71 ◇休憩 午後2時59分 ◇再開 午後3時29分     *個人質問(奥山 渉)…………………………………………………………77      理事者答弁      学校教育部長(坂口郁夫)……………………………………………………78      まちづくり部長(北村達夫)…………………………………………………79      総務部長(塩野臣成)…………………………………………………………80      再質問(奥山 渉)……………………………………………………………80     *個人質問(橋本満夫)…………………………………………………………86      理事者答弁      市民生活部長(乾 至克)……………………………………………………87      学校教育部長(坂口郁夫)……………………………………………………87      健康福祉部長福祉事務所長(土井逸朗)…………………………………88      まちづくり部長(北村達夫)…………………………………………………88      再質問(橋本満夫)……………………………………………………………89◇延会 午後4時50分◯平成22年第4回柏原市議会定例会会議録(第2号)     --------------------------------◯平成22年12月13日午前10時0分より柏原市議会議事堂において再開     --------------------------------◯議事日程 日程第1 報告第28号 専決処分報告について      議案第49号 公の施設(柏原市立市民プラザ)の指定管理者の指定について      議案第50号 公の施設(柏原市立柏原南コミュニティ会館)の指定管理者の指定について      議案第51号 中河内地域広域行政推進協議会の廃止に関する協議について      議案第52号 大阪広域水道企業団を組織する市町村数の増加及びこれに伴う大阪広域水道企業団規約の変更に関する協議について      議案第55号 柏原市立自立支援センター条例の一部改正について      議案第56号 平成22年度柏原市一般会計補正予算(第6号)      議案第57号 平成22年度柏原市国民健康保険事業特別会計(事業勘定)補正予算(第3号)      議案第58号 平成22年度柏原市公共下水道事業特別会計補正予算(第4号)      議案第59号 平成22年度柏原市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)      議案第60号 平成22年度柏原市市立柏原病院事業会計補正予算(第2号) 日程第2 一般質問     --------------------------------◯出席議員(17名)         1番      石橋 實議員         2番      山本真見議員         3番      田中秀昭議員         4番      濱浦佳子議員         5番      橋本満夫議員         6番      岸野友美子議員         7番      奥山 渉議員         8番      大坪教孝議員         9番      山下亜緯子議員        10番      欠員        11番      藤森洋一議員        12番      中村保治議員        13番      計盛佐登子議員        14番      堅木照久議員        15番      鶴田将良議員        16番      寺田悦久議員        17番      乾  一議員        18番      中野広也議員     --------------------------------◯欠席議員(なし)     --------------------------------◯説明のため出席した者の職氏名            市長            岡本泰明            副市長           辰巳英彦            副市長           中 川 喜美治            教育長           稲田邦敏            水道事業管理者       松本健太            病院事業管理者       吉田茂治            監査委員          西上康雄 市長公室       公室長           三浦啓至            理事            乾 眞誠            次長兼広報広聴課長     植田眞功 総務部        部長            塩野臣成            次長兼危機管理室長     栗野秋光            情報政策課長        北野公一 まちづくり部     部長            北村達夫            次長兼まちづくり課長    西野義則 財務部        部長            松安雅文            税務室長兼課税課長     村井保一            契約検査課長        諏訪幸広 市民生活部      部長            乾 至克            次長兼環境保全課長     松井久尚            産業振興課長        酒井享三 健康福祉部      部長兼福祉事務所長     土井逸朗            次長兼高齢介護課長     藤田裕邦            健康福祉課長        平井廉啓 都市整備部      部長            米岡淳一 上下水道部      部長            奥田隆一 市立柏原病院     事務局長          石井秀幸 会計管理室      会計管理者兼室長      華田知紀 学校教育部      部長            坂口郁夫 生涯学習部      部長            岡本彰司 行政委員会事務局   事務局長          冨田純一     --------------------------------◯事務局出席職員    事務局長          山本昌晴            次長            中野佳彦            主幹            岡市朋子            事務局職員         笠原秀保            事務局職員         栗田聖子     ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △再開 午前10時0分 ○寺田悦久議長 おはようございます。ただいまの出席議員17名、定足数に達しております。よってこれより本会議を再開いたします。 △開議 ○寺田悦久議長 休会前に引き続き、開議いたします。 日程第1、報告第28号及び議案第49号から議案第52号並びに議案第55号から議案第60号まで、日程第2、一般質問を一括して議題といたします。 ただいま議題といたしました各議案については、既に提案理由の説明を受けておりますので、直ちに個人質疑・質問を行います。質問の通告が出ておりますので、順次発言を許可いたします。 最初に、鶴田将良議員、登壇願います。     〔15番 鶴田将良議員 登壇〕(拍手) ◆15番(鶴田将良議員) 皆様、おはようございます。15番議席議員の鶴田将良でございます。 平成22年度第4回定例議会に際し、発言の機会をいただいた議長、議員各位にまずもってお礼を申し上げます。 また、小雨が降る中、お寒い中、傍聴にお越しいただき、本当にありがとうございます。 先日は、同僚議員の突然の死に遭遇し、深い悲しみとともに心からご冥福をお祈り申し上げます。 さて、国内外の情勢は、尖閣列島、北方領土、さらには南沙諸島の領有権問題の浮上で、現政権が国の内外から軽視されながらも提案した平成22年度の補正予算が難産の末成立、財政裏づけの希薄な中で各地方に配分される段階にたどり着き、年度内残余の対策が講じられることとなり、不安の中での一段落と言えましょう。 しかし、その計画執行については、十二分の注意が不可欠であることは言うまでもありません。年末と年度末に向けて、既存企業の業績向上に向けてより慎重な取り組みが必要で、当然のことながら、地方自治の推進を名目に財政面では地方への偏重となるのは容易に予測されることであり、あらゆる市の事業では、余裕をもっての財政出動が必要と思われます。 市政においては、アドバイザー制度のアクシデントなどが生じ、先行企画には熟慮の上熟慮を重ねて執行・実践に移す慎重さをさらに求められるときでもあります。 それでは、通告順に従い、質問に移らせていただきます。 整理番号1番、教育について。柏原小学校付近交通安全対策について。 11月8日午前8時ごろ、登校中の小学1年児童が、大正3丁目の狭い市道交差点で右折中の車に巻き込まれるという悲しい死亡事故が発生しました。このような悲惨な交通事故を再び起こさないためにも、あらゆる対策を講じられることが急務でありますが、柏原小学校付近交通安全対策についての進捗状況をお伺いします。 整理番号2番、子ども未来館について。 未来ある柏原児童のために、まちと子どもとの未来を創造する子ども未来館施設を提案いたします。子どもたち対象のイベントや展示施設、さらにはさまざまな科学の現象について、実験や工作を通じ体験したり学んだり、子ども生涯学習館施設を産業会館K.I.ホールにて付設できないか、さらには柏原市の教育関連機関を移していくことなどを提案しますが、市当局のお考えをお伺いします。 整理番号3番、就学援助制度について。 すべての児童が持つ教育を受ける権利を保持する中で、就学援助制度の充実が求められています。そこで、柏原市の現状についてお伺いします。 整理番号4番、放課後児童会の充実策についてお伺いします。 次に、整理番号5番、公立幼稚園の適正化について。 公立幼稚園の問題や保育所の待機児童対策等、今後就学前の児童について、各幼稚園や保育所の現状を踏まえ、今後どのような対応策を講じるかをお伺いします。 整理番号6番、健康について。 市民の健康管理について生活習慣病予防健診、がん検診、住民健診等種々施策が実施されていますが、出前巡回健診という役所が市民の側に出向いての検診を実施することについて立案検討してはどうかお伺いします。 整理番号7番、税の還付金請求について。 生命保険訴訟でのことし7月最高裁判決において、遺族が分割で受け取る生命保険金に対し、相続税と所得税の両方を課してきたことが違法な二重課税と断じられました。今後は、契約者が還付金請求などで国に返還を求めることが予想され、私たち柏原においてもその影響が予測されますが、現状では、還付を求めることができる期間は、過去5年分までとされていますが、今後の税務行政にどのような影響を与えるかについてお伺いします。 以上で第1回目の質問といたしますが、この議会は、平成23年度柏原市の予算編成についての特に重要な議会質問でもあります。新たな発想も含めて多岐にわたり質問いたしましたが、どうか柏原市の未来に希望が持てる前向きなご答弁、回答をいただきますようお願いし、私の質問といたします。 ○寺田悦久議長 鶴田将良議員の質疑・質問に対し、答弁を求ます。     〔坂口郁夫 学校教育部長 登壇〕 ◎坂口郁夫学校教育部長 おはようございます。 鶴田将良議員の一般に対するご質問のうち、私からは整理番号1、2、3、5の4点についてご答弁申し上げます。 まず、整理番号1でございます。 質問事項は教育、質問要旨は柏原小学校付近交通安全対策についてでございます。 柏原小学校におきましては、これまでの教職員、児童、PTAが作成した安全マップを全児童に配布し、交通安全指導を行ってまいりました。また、PTA、健全育成会や地域の有志の方々による登下校安全見守り活動も常時行われておりました。しかし、そのような取り組みにもかかわらず、本年11月に登校途中の児童が交通事故で死亡するという痛ましい事案が発生してしまいました。 柏原小学校では、すぐに臨時全校集会を開き、事故に遭った児童の冥福を祈るとともに児童の安全な登下校の指導を行いました。また、スクールカウンセラーによる児童の心のケアも継続して行っており、現在では平静を取り戻しつつあります。 さらに、保護者集会を開催し、学校とPTAで意見交換を行いながら、登下校の形態、黄帽の着用の検討を進めるとともに、できるだけ多くの保護者に継続的に参加してもらえる見守りの体制づくりを検討しております。加えて、児童への交通安全指導の取り組みとして、毎月1回は一斉下校指導を行うとともに、全校集会や各学級で交通安全指導を徹底するようにしております。 教育委員会としましても、全学校園へ安全指導の取り組みとしまして、安全マップの作成、通学路の安全点検等の指導を行い、通学路の交通安全指導の徹底を図ってまいります。よろしくご理解賜りますようお願いいたします。 続きまして、整理番号2でございます。 質問事項は教育、質問要旨は子ども未来館についてでございます。 全国には、多数の子ども未来館が整備されており、子どもの作品展示やさまざまな体験の場、交流の場として利用されております。柏原市では、子どもたちの作品を展示し、交流する場といたしまして、文化センターで児童作品展、支援学級作品展、公立幼稚園展などを行っております。また、JR柏原駅自由通路の掲示板に柏原市内の幼稚園の園児や小・中学校の児童生徒の作品の展示をしたり、人権啓発ポスターや標語、習字などを各校で巡回展示を行うなど交流を進めているところでございます。 お尋ねの作品等を展示し、交流するための施設についてでございますが、現在の財政状況では、そのような施設を新設または整備していくことは非常に困難であると考えます。また、お尋ねのK.I.ホールの利用についてでございますが、柏原市の行政全体を見据えて検討するべきで、教育委員会だけで判断できるものではないと考えております。 教育委員会といたしましては、K.I.ホールは、子どもたちは足を運ぶには遠方過ぎることと、また、前を国道が通っておりますので、交通安全上危険であると判断いたしております。よろしくご理解賜りますようお願いいたします。 続きまして、整理番号3でございます。 質問事項は教育、質問要旨は就学援助制度についてでございます。 就学援助制度につきましては、学校教育法の規定に基づき、経済的理由によって就学困難と認められる児童及び生徒の保護者に対し、必要な援助を行うことにより義務教育の円滑な実施に資することを目的としております。 本市におきましても、柏原市就学援助費支給要綱に基づき、市内の小・中学校に通学する児童生徒の保護者に学校生活で必要な費用の援助を行っております。 お尋ねは、所得基準による就学援助の決定について、状況の変化による現年所得の減額に対し、救済措置はないのかということでございます。 現在、就学援助決定に際しての基準は、おおむね国の生活保護基準の1.1倍とし、前年所得を判断基準としておりますが、前年所得が基準を超えていましても、被災、失業等による特別な事情による生活状況の悪化に関しましては、非認定通知を受け取った日から60日以内に状況が判断できる資料をつけて異議申し立てをしていただくようご案内をしています。 異議申し立てが提出されましたら、柏原市就学援助費支給要綱の規定に基づき、柏原市就学援助認定審査会により、再度認定、非認定の審査をし、前年所得が基準を超えている場合でも認定とする場合がありますので、申請時の経済状況にも配慮しているということで、よろしくご理解くださいますようお願い申し上げます。 続きまして、整理番号5でございます。 質問事項は教育、質問要旨は公立幼稚園の適正化についてでございます。 教育委員会では、学校教育法第22条に定められている幼児を保育し、幼児の健やかな成長のために適当な環境を与えて、その心身の発達を助長するとの目的に基づき、地域の子育て支援の中心として公立幼稚園を運営しているところでございます。 お尋ねをいただいております公立幼稚園の現状ですが、出生数の減少による急激な少子化の進行や保護者のニーズの多様性から、入園数は年々減少しており、5年前の平成17年度では、4、5歳児合わせて定員875人に対して入園数は470人。入園数を定員で除したら、入園率は53.7%。平成22年度は328人で入園率は37.5%。また、平成23年度の入園予定者数は300人、入園率は34.3%で、入園率も年々減少の一途をたどっております。 このような入園率の低下にかんがみ、平成20年2月、柏原市幼児教育審議会柏原市立幼稚園の適正配置についての答申に基づき、原則として2年続けて15名以下の入園申し込みの場合は、当該幼稚園を休園とするとの運営方針を決定し、この決定に基づき、柏原東幼稚園を平成22年度から休園としているところでございます。 教育委員会といたしましては、公立幼稚園における学習活動であるプレスタディの実施や預かり保育の充実など、公立幼稚園の特色づくりを図るとともに、幼稚園と保育所を統一する幼保一体化構想など、国の動向を視野に入れながら、今後5年から10年を見通した柏原市立幼稚園の今後のあり方基本方針の検討を重ねていきたいと考えておりますので、よろしくご理解を賜りますようお願い申し上げます。 私からは以上でございます。     〔岡本彰司 生涯学習部長 登壇〕 ◎岡本彰司生涯学習部長 続きまして、私からは整理番号4につきまして答弁申し上げます。 質問事項は教育、質問要旨は放課後児童会の充実策についてであります。 放課後児童会につきましては、従前よりその充実に努めてきたところであり、また、保護者会からも閉会時間の延長や受け入れ学年の引き上げなどを含め、さまざまなご要望をいただいております。教育委員会といたしましては、これらの要望を真摯に受けとめ、検討を重ねておりますが、例えば閉会時間の延長につきましては、指導員の勤務形態の見直しに伴う事業費の増加や保護者負担金の見直し、さらには保護者のお迎えの徹底など多くの問題が山積しております。 また、支援の必要な障害を持つ児童の受け入れ学年の引き上げにつきましても、新たな指導員の確保や施設の整備とそれらに伴う事業費の増加の問題など、解決しなければならない問題が多くあります。教育委員会といたしましても、これらの要望につきまして検討してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。 私からは以上でございます。     〔土井逸朗 健康福祉部長 登壇〕 ◎土井逸朗健康福祉部長 続きまして、私からは整理番号6番についてご答弁申し上げます。 質問事項は健康福祉、質問要旨は巡回健診でございます。 現在、本市が実施しております胃、大腸、肺がん検診につきましては、保健センター及び国分合同会館にて集団検診を行っております。乳がん検診につきましては、市内医療機関での個別検診及び保健センターでの集団検診、子宮がん検診につきましては、市内医療機関の個別検診を実施し、受診率の向上に努めているところでございます。 お尋ねの巡回健診につきましては、健診や検査については限られたことしかできないことや、設備の問題及び医師の確保などの課題も多いことから実施いたしておりません。今後もがん検診につきましては、複数の検診をセットしたり、休日に実施したり、また、地域の医療機関でも受診できるよう工夫し、市民の皆様が受診していただきやすい環境づくりに努めていきたいと考えておりますので、よろしくご理解いただきますようお願いいたします。 以上でございます。     〔松安雅文 財務部長 登壇〕 ◎松安雅文財務部長 続きまして、私からは整理番号7番についてご答弁申し上げます。 質問事項は市税、質問要旨は還付請求について。 お尋ねいただいております遺族の方が年金形式で受給する生命保険金のうち、相続税の課税対象となった部分については、所得税の課税対象とならないとする最高裁判所の判決の影響につきまして、この分につきまして、税務上の取り扱いについて国税及び地方税当局の方針が示されております。 現段階におきましては、所得税及び個人住民税について、最高過去5年分について納め過ぎとなっている所得税及び個人住民税の更正を行うこととされました。 また、対象者でございますが、相続等により取得したとみなされる生命保険契約や損害保険契約等に基づく保険で、死亡保険金を年金形式で受給されている方、学資保険等による養育年金を受給されている方及び個人年金保険契約に基づく年金を相続等により受給されている方で、原則として年金受給時に源泉徴収により所得税を徴収されている方、または当該年金を含めて確定申告され、所得税を納付されている方でございます。 なお、年金受給時に源泉徴収されている方につきましては、関係する保険会社等から既に案内文書を送付されており、税務署においても窓口が混乱しないよう、本年10月20日より専門相談窓口を設置され、対応されているところであります。 本市におきましても、税務署へ申告された方につきましては、当該申告書をもとに個人住民税の更正手続を順次行っているところでございます。これに伴う影響額としましては、約300万円を見込んでおります。 よろしくご理解賜りますようお願いいたします。 私からは以上でございます。 ○寺田悦久議長 以上で一通りの答弁は終わりました。鶴田将良議員、再質問ありませんか。 ◆15番(鶴田将良議員) ご答弁本当にありがとうございます。 それでは、通告順に従い、整理番号順に従い、再質問に移らせていただきたいと思います。 整理番号1番、教育について。 本当にこの柏原小学校、大正3丁目で悲しい児童の死亡事故が発生したということで、本当に心よりご冥福を申し上げる次第でございます。 私のすぐ近所ということもありまして、本当に悲しい思いでいっぱいでありますけれども、よく事故が起こってからでは遅いということで口にいたしますが、本当にこのような事故が起こってしまいました。大事なことは、本当にこの事故を決して忘れてはいけないということをやっぱり周知していくというふうなんが非常に大事かなというふうに思っております。 先ほども教育部長のほうからもるる説明もありましたし、もういろいろ取り組んではきているものの、こういうふうな事故に至ったということで、本当にもう残念で仕方ないわけなんですが、おとといですか、土曜日もちょっと電柱の工事をされていまして、校長先生が出て、本当にいろいろ改良をしていただいているんだなということで、僕も本当にうれしくも思っております。 ちょうどもう狭いところでありますし、その箇所だけじゃなくて、もう柏原のありとあらゆる部分が、そういうところが本当に点在していまして、子どもさんにもしっかりそういう地図をつくって、子どもさんに徹底していっているということで、私も父兄の一人としてそれはもうつくづく実感しているわけなんですけれども、やはり付近、そこに限らず、いろんな再開発でまだいろんな部分で完全ではない部分もあろうかと思います。 この前も都市整備部長ともお話もさせていただきましたけれども、なぜあそこに車が物すごう、私の家の前なんですけれども、ようけ通るんかということでは、やはり国道25号線が非常に渋滞が多いということで、ちょうどもう本郷橋付近も右折するやそういうふうな部分でかなりずっと立て込んできますし、そこの迂回路として前を通っていくということなんで、先日は、大正2丁目、3丁目に緊急回覧ということで、こういう資料もうちのほうにもPTAの会長と小学校長の名前で署名活動も展開されております。 そういった意味で、今後、根本は25号線対策だと思うんですけれども、その部分どう進んでいくのかということでお答えいただければお願いいたします。 ◎米岡淳一都市整備部長 今、鶴田議員のほうから国道25号の安全対策等ご質問いただきました。 国道25号といいますのは、本市の特に交通対策上、非常に重要な要になっておりまして、本市も本当に国道25号につきましては、安全対策または交通渋滞、この緩和に向け頑張っておるということで、私も含めやっているところでございます。 特に国道25号の、まず交通バリアフリーの基本構想、先ほど言いましたように、本郷橋から国道本町7丁目までの交差点、全体で全長が4,500メートルございます。これを交通バリアフリーの基本構想の特定経路に、一部特定経路になっていないところもあるんですが、全長を位置づけまして、それに対して歩行者の安全対策を図るというのがまず大きな柱となっております。 これは、交通バリアフリー自体は、平成22年度完成、目標の年度でございまして、これに向けて完成を急ぐということで、大阪国道事務所のほうに強い要望をしております。 それともう1点、柏原市の屋台骨となっておりますこの国道25号は、ずっと以前から渋滞しておったということで、私はこの渋滞緩和なしに柏原市の今後の発展はないと考えております。そのため、今取り組んでおりますのは、特に国道25号と国道165の渋滞緩和ということで、TDM施策といいまして、交通需要マネジメントといいまして、要するに今の交通量を減らしていこうと。交通量を減らすことによって新しい道路をつくらなくても快適にその道路を利用できると。 特に今回の事故に関しましては、恐らく国道25号が渋滞しているのが大きな背景にあろうかと思います。そのため、朝のいっときに運転者も急いでいると。ただ、国道が込んでいるということで、そういうような迂回路を利用されたんやないかと思います。そういう意味で、国道25号を今後渋滞緩和に向けまして取り組んでいくのが市の大きな方針になってこようと思います。 国分の交差点、これは約、以前に交通量調査をしたんですが、42%が奈良県ナンバーやったわけでございまして、何ぼ柏原市で取り組んでも奈良県からどんどん交通量が流入してきますと、なかなか渋滞緩和できないということで、今後、これは奈良県と大阪を結んだ形で、奈良県のほうにも現在そういうような一緒に渋滞緩和に向けて取り組んでいこうという動きをしておりまして、実際ちょうど幹線道路と公共交通、鉄道路線ですが、これが重複しておりまして、本市の考え方としましては、できるだけ幹線道路の交通量を鉄道のほうに振り向けていくというような動きを今後もやっていこうというのが大きな取り組みでございます。 今後ともこういうことで国道25号を中心にして渋滞緩和と安全対策をしていきますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。 ◆15番(鶴田将良議員) ありがとうございます。本当に今部長がおっしゃいましたように、25号線の渋滞緩和策がなければ、柏原の発展がないんやという部分でありますので、ひとつ懸命に取り組んでいただきたいというふうに思っております。 それと、もう一つ、やはり教育的な部分では、多くの保護者に継続的に参加してもらうというふうなんが非常に大事だということでご答弁もいただきました。 一部の方が好きでやっているんやとかそんなんじゃなくて、本当に皆さんが、全員が子どもを守っていくんやというふうなんをやはり教育委員会側からもそういうしっかりとした体制づくりというふうなんを、例えばこの曜日にはPTAやとか、この曜日には地域のボランティアやとかいうふうな形で、本当にみんなで子ども・児童を守っていくという対策を早急に出していただきますようよろしくお願い申し上げます。 それでは、次に、子ども未来館についてでありますけれども、やはり展示をしてそのとき飾るだけのことをいうているんじゃありません。子ども自身が科学の体験をしたりとか、もう方々でやられていますけれども、学校等々で。その部分で、やはりある拠点の場で、各学校区が子ども新聞を作成したりとか、そういうふうな拠点づくりが一つ必要じゃないんかなというふうに思っておるところでございます。 本当にいろんな科学実験やらそういうふうな部分も含めて、いろんな設備等々も大変ではありますけれども、やはりいろんなそういう要素も含まれておりますので、その部分、十分に検討していただきたい。 交通上の問題もおっしゃってはりましたけれども、やはりそれもさきの事故から近い場所ではありますけれども、どこをとってもそれはそれだと思います。一時的に飾るんじゃなくて、1年間そこに保存しておいたりとか保管しておいてみんなに見ていただくというふうなんで、そういうことをひとつよろしくお願いしておきます。コミュニケーションの場というふうなんが非常に大事やと思いますので、お願いしておきます。 次に、就学援助制度についてでありますけれども、現在本当にこの部分は、生活保護基準の1.25倍から1.1というふうなんで、かなりふるいにかけられてしんどい状況であります。今、少し景気は上向きつつも、やはり個々の事情それぞれかと思います。 例えば不動産を売って大きな赤字が出たと。所得は、一定仕事はし続けているけれども、相殺したらもう赤字申告になってあるんやけれども、それはもうちょっと対象外やというふうな部分もあったりお聞きします。その部分では、やはりこの審査会というふうな部分で、状況がいつ一転するかわかりませんので、その部分本当にもう寛大にいろいろ申し入れを受け取っていただいて、実行のほうよろしくお願いしておきます。 次に、整理番号4番、放課後児童会の問題でありますけれども、これも議会ごとに、他の議員からも本当に始終もう要望が出ております。 私が、ことしの夏にもこういうふうな形で、要望書も14点にわたり教育委員会のほうに提出されているかと思いますけれども、やはりいろんな部分で、この充実策というふうなんはどこまで行くんやというふうなとり方をしている部分もあるかと思うんですけれども、そうじゃなくて、私は、柏原がやっぱり他市に比べておくれをとっているがなというふうに言われてほしないわけですわね。その部分で、やはりしっかりとこの部分をやっていただきたいなというふうに思っておるところでございます。 特にもう閉会時間の延長というふうな部分ではずっと言われてきておりますし、やはりそういうふうな部分で障害者の子の学年の引き上げなど、本当に強い要望も出ております。 そういった意味では、柏原で子どもを生んでよかった、柏原で子どもを育ててよかったと本当にもう親に思っていただける、子どもが本当にもうそれで安心して学校教育に臨んでいけるというふうな体制をしっかりしていただきますよう、特に閉会時間の延長や受け入れ学年の引き上げを強く要望しておきますので、よろしくお願いしておきます。 次に、公立幼稚園の適正化についてでありますけれども、やはり年々幼稚園のそういう部分が減ってきております。その部分で、もうこれは12月3日で新聞でも書かれていましたけれども、政府が2013年度からの導入を目指す幼稚園と保育所を一体化したこども園の設置基準など具体的な制度設計を取りまとめ、子ども・子育て新システム検討会議の幼保一元化ワーキングチームでも議論を重ねていると掲載されていました。 幼保一元化は、少子化で定員割れの幼稚園がふえる一方で、都市部での待機児童が深刻化したことを背景に統合に向けた動きが進んできているとありますが、平成20年では、柏原市幼児教育審議会で幼稚園の適正配置についてという答申に基づいて、原則2年続きで15名以下の入園申し込みの部分は、幼稚園を休園するとの運営方針を決定されたということでありますが、やっぱり一方で、保育事業は、特に他市に比べ頑張ってはいただいておりますが、最近では途中保育入所が困難な状況であります。 教育委員会、そして健康福祉部こども課とさらに連携を深め、幼稚園を休園していく、なくしていくのではなくて、空き教室の利用をしっかり検討できないかということでお願いしているところでございます。どうかその部分で、本当にもう休園してもうたらそのまま放置になるという部分で、将来も見込んだところで、やはりこの部分の十分な検討、もう幼稚園で待機児童を受け入れていくんやというふうなぐらいまでの検討をしていただけますようよろしくお願いを申し上げておきます。 次に、整理番号6番、巡回健(検)診について。 これは、本当にいろいろがん検診やらいろんな部分で出向いていただいておりますけれども、やはりわざわざ直接病院に行かんでも出向いてきてもうて、検診が受けられる機会をしっかりつくっていくというふうなんで、特に中小企業者とか働いておられる方なんかは、なかなか体悪うても行かれへんというふうな部分で、柏原病院でこのようなバス設備みたいな部分で出向いていって市民の健康管理をやっていくんやというふうなことができないかというふうなことであります。 やはりこれがサービス向上だけじゃなくて、医療費の抑制にもしっかりつながっていくと思いますので、その部分も十分検討していただいて、よろしくお願いしておきます。 次に、整理番号最後の問題ですけれども、還付請求についてということで、これはなかなか知ってはる方はよくわかると思うんですけれども、市民に物すごう徹底されてへんの違うんかなというふうなんで、やっぱり税金によって、国民健康保険も何というんですか、その部分で、高い金額で市は受け取っているんじゃないんかなというふうに思っております。 その部分、しっかり市民税課と保険課と連携して、保険のほうは、この前の部分では、条例では2年でしたけれども、5年やっていくということなんで、その辺の個々お知らせも含めてよろしくお願い申し上げて、私の質問は終わります。ありがとうございました。 ○寺田悦久議長 以上で鶴田将良議員の質問を終わります。 次に、藤森洋一議員、登壇願います。     〔11番 藤森洋一議員 登壇〕(拍手) ◆11番(藤森洋一議員) 皆さん、おはようございます。11番議員の藤森洋一です。 議長のお許しをいただきまして、平成22年第4回定例会本会議におきまして、一般に対する個人質問をさせていただきます。 先日、毎年恒例のことしをあらわす漢字が発表されました。ことしは、過去にない若年層の就職難、進展を見ない国会、閉塞感の漂う国内情勢に、中国・北朝鮮の不穏な動き、国内外ともに心穏やかでいられない日々が続いており、暗い漢字が選ばれるのではないかと思っていましたが、選ばれたのは「暑」、暑いという漢字です。2番目は「中」でした。 確かにことしの暑さは異常なほどでした。暑い時期は暑いほうが、寒い時期は寒いほうが景気がよくなると言われますが、ことしばかりはそうはいかず、野菜は高騰し、秋になっても果物はブドウ、ナシ、ミカンと皆不作です。サンマやサケはとれず、カキやホタテガイの養殖も打撃を受けていると聞きます。生産者、消費者ともに厳しい冬で、寒くなっても鍋を楽しめそうにはありません。来年こそは明るい年になりますようにと願いつつ、通告順に従い質問させていただきます。 整理番号8番、JR柏原駅東口周辺は、8月末にダイエーが閉店し、駅前の店舗も長瀬川沿いの店舗も休業し、通勤通学の時間を除くと、ひっそりした感がします。このJR柏原駅東口地区の再開発について、市のお考えをお伺いします。 整理番号9番、大県本郷線の用地買収もめどがつき、膠着状態にあった事業も今後は進展していくのではないかと期待しておりますが、以前質問させていただいたとき、大県本郷線と交差する地点の長瀬川を暗渠化する計画があり、八尾土木事務所と地域住民の皆さんと話し合いの場を持つということだったが、どうなったかお伺いします。 整理番号10番、11月8日に発生した柏原小学校の児童死亡事故についてですが、昨年の第4回定例本会議においての質問の折、河内橋のほうから国道25号線に合流する際、信号で渋滞し、信号の手前の道に左折して入り、その後すぐ右折し、そのまま直進し、柏原郵便局の裏を通り抜け、今回の事故が発生した道へ抜ける車が多い。小学校、中学校の通学路になっているため、何とか対策を講じてほしいと要望いたしましたが、心配していたとおり、この事故が発生してしまいました。 この件につき、どのようにお考えで、どう対策をとられるかお伺いします。 整理番号11番、大正通りから国道25号線に合流する柏原駅下り交差点の信号の件について。 この交差点は、信号が歩車分離式になってから渋滞がひどくなり、交通事故がふえたように思います。幸い大きな事故にならなかったが、事故を2件目撃したという知人もいます。 この交差点は、信号待ちをする自転車や歩行者が道路の両脇に立って、信号が変わるのを待っている。その前に、車が先に進むようになっているので、自動車が右折、左折する際に巻き込まれる可能性もあり、この交差点の問題点及び改善策についてどのようにお考えかお伺いいたします。 整理番号12番、事業仕分けについて。 1月に公開ヒアリング、6月には事業仕分けをされたが、今後どのようにするお考えかお伺いいたします。 整理番号13番、有害鳥獣の駆除について。 電気さくの補助はどのようになっているのか。また、申請は何件あったのか。そして、今年度の捕獲実績はどうなっているのかお伺いします。 整理番号14番、一般廃棄物収集一般業務の入札について。 この入札に関する書類を開示請求したが、10月1日付で文書不存在のためということで行政文書不開示決定通知書が届いたが、本当にこのような大事な書類がないのかお伺いします。 整理番号15番、市立柏原病院の運営状況について。 21年度の赤字は幾らあったのか。本年4月から10月の経営状況と今後の見通しについてお伺いします。 以上で私の1回目の質問を終わります。理事者におかれましては、限られた時間ですので、簡潔な答弁をお願いいたします。ご清聴ありがとうございました。 ○寺田悦久議長 藤森洋一議員の質問に対し、答弁を求めます。     〔米岡淳一 都市整備部長 登壇〕 ◎米岡淳一都市整備部長 私からは、藤森議員の一般に対する個人質問のうち、整理番号8、9、10、11の4件について答弁申し上げます。 まず、整理番号8でございます。 質問事項は都市整備、質問要旨はJR柏原駅東口地区の再開発についてでございます。 ご質問は、JR柏原駅東口地区の再開発についてお尋ねをいただいております。 この地区につきましては、平成21年第4回定例会において、JR柏原駅東口地区再生計画策定調査委託業務の補正予算を決定していただき、財源につきましては、国庫補助金1,500万円と市費100万円を充てる予定で進めていたところでございますが、平成22年1月末、急に大阪府より交付金が交付されないとの連絡があり、当該調査ができなかったものでございます。 このことにつきましては、平成22年第2回定例会におきまして答弁させていただいたとおりでございますが、この地区を包含する約20ヘクタールにつきましては、柏原市における中心市街地であり、市の発展のためには、この地区の将来像の検討が必要であると認識しております。よって、そのための道路交通量や土地利用の現況調査等の基礎調査は、今後の計画の第一歩になると考えております。 しかし、現在、本市は大変厳しい財政状況に置かれており、単独で事業を進めるということは難しいという現実もございます。残念ながら、前回の交付金は交付されませんでしたが、今後もあきらめることなく、大阪府及び国に対し交付金の確保に向け協議を続け、事業の進捗ができるよう努力してまいりたいと考えておりますので、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 続きまして、整理番号9、質問要旨は大県本郷線の長瀬川の暗渠化についてでございます。 都市計画道路大県本郷線は、国道25号から都市計画道路法善寺築留線までの間、全体延長約604メートルを大阪府八尾土木事務所において事業を行っております。既に国道25号から都市計画道路上市今町線まで約150メートルにつきましては、供用開始を行っております。 お尋ねの大県本郷線の長瀬川の交差点の構造についての地元説明会を大阪府のほうで以前に開催されておりますが、アンケート調査後の大阪府の事業説明会は、まだ実施されておりません。これは、関係機関との協議が現在終わっていないことから、詳細設計がいまだなく、地元への案を提示できない状況であり、したがいまして、案が固まり次第、地元説明会を実施し、皆様の了解を得たいと八尾土木事務所から聞いております。よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 続きまして、整理番号10でございます。 質問要旨は11月8日に発生した柏原小学校の児童の死亡事故についてでございます。 ご指摘の事故は、11月8日午前7時55分ごろ、市道本郷5号線と本郷33号線の交差点付近で、通学途中の児童が右折してきた乗用車にはねられるという悲惨な事故が発生いたしました。当該現場の幅員は約3.5メートル程度で、見通しの悪い交差点となっております。 柏原警察署より事故発生の一報を受け、直ちに現地調査を行いましたところ、路肩に電柱及びその支線があり、道路の有効幅員をより狭くしておりましたので、まずできることとして、この電柱の管理者であるNTTと協議を行い、支線を道路端に移設していただくとともに、通行車両の運転者に通学路であることを確実に認識できるよう路面に通学路の表示をすることとしております。 この表示に当たっては、地元区長及び柏原警察署と現地立会を行い、表示場所の決定を既に終えております。今後、支線の移設工事後にこの表示作業を進めたいと考えております。 また、当該道路は、国道25号の慢性した渋滞のために抜け道として利用している車両があると考えられます。国道25号の渋滞緩和に向けて大阪国道事務所や柏原警察署などと今後とも協議をしてまいりたいと考えておりますので、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 続きまして、整理番号11でございます。 質問要旨は大正通りから国道25号に合流する柏原駅下り交差点の信号の件についてでございます。 ご指摘の国道25号に合流する柏原駅下り交差点につきましては、柏原警察署前から同交差点付近までの区間約500メートルについて、バリアフリー化による歩道整備及び車道舗装とともに、安全性を高めるために、平成20年度に大阪国道事務所により交差点改良が行われました。 当工事につきましては、大阪国道事務所及び大阪府公安委員会等で協議を重ね、現在のような道路形状、信号機等の設置・配置などが決定されたと聞いております。しかしながら、当交差点は、交通量の多い変則的な5差路になっております関係上、信号機が少し複雑な動きとなっており、戸惑う運転手がおられるということを聞いております。 当交差点におきましては、スムーズで安全な交通の流れとなるよう今後とも柏原警察署及び大阪国道事務所に働きかけてまいりたいと考えておりますので、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 以上でございます。     〔北村達夫 まちづくり部長 登壇〕 ◎北村達夫まちづくり部長 続きまして、私からは整理番号12についてご答弁申し上げます。 質問事項はまちづくり、質問要旨は事業仕分けについて。お尋ねは今後の事業仕分けについてでございます。 公開での柏原版事業仕分けにつきましては、本年6月6日に実施いたしました。厳しい財政状況の中、現在行っている事業や行政サービスについて本当に必要か、手法はこれでよいのかなどを外部の目で、そして公開の場でチェックすることで市民にわかりやすく、公正・公平で透明性の高い市政を目指すため、実施したものでございます。 12の事業の仕分け結果につきましては、不要・廃止が1事業、民間に委託して市が実施するのが1事業、その他の10事業につきましては、民間委託以外で改善して市が実施するでありました。この仕分け結果に対し、各担当課による事業の見直しがなされ、今後の予算編成や市政に反映させていくものであります。 今後の公開事業仕分けにつきましては、今回一定の方向が示せたものと判断し、当面の開催は考えておりません。今後は、今年度示しております柏原市行財政健全化戦略に基づき、事業の必要性等を検討してまいりますので、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 私からは以上でございます。     〔乾 至克 市民生活部長 登壇〕
    ◎乾至克市民生活部長 続きまして、私からは整理番号13番についてご答弁申し上げます。 質問事項は産業振興、質問要旨は有害鳥獣の駆除についてお尋ねをいただいております。 東大阪市から八尾市、本市に至る信貴生駒山系は、緑豊かな自然環境に恵まれた市民の集いの場であるとともに、本市においては農業振興地域でもあります。 この地域におきまして、相当数の有害鳥獣、イノシシ、カラス、アライグマが繁殖し、カラスによる果樹の食害、落果、イノシシによる掘り起こしや食害、施設の破壊など、また、近年急速に繁殖したアライグマによる農作物の被害が数多く発生し、深刻な問題となっております。これらの有害鳥獣による被害は、作物の直接的被害はもとより、農業者の営農意欲をも低下させ、農地の遊休化も助長しております。 被害防止対策として、新たに大阪府農作物有害鳥獣被害防止対策事業を活用した防護さく、いわゆる電気さくの設置を平成22年度に1地区施工いたしております。また、農家の方々の自主対策を基本としていただきながら、有害鳥獣駆除対策事業として大阪府猟友会柏原支部の協力のもと捕獲を実施しております。 平成22年度の捕獲実績でございますが、11月末現在でイノシシ224頭、カラス177羽、アライグマ21頭を捕獲、駆除を行っております。 今後も引き続き有害鳥獣駆除、特に駆除の要望の多いイノシシにつきましては、被害を未然に防ぐため、捕獲おりを増設するなどの対策を講じ、農家の方々並びに地域住民の方々と連携を密にして、効果的な有害鳥獣駆除対策を進めてまいりたいと考えております。ご理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。 私からは以上でございます。     〔松安雅文 財務部長 登壇〕 ◎松安雅文財務部長 続きまして、私からは整理番号14についてご答弁申し上げます。 質問事項は契約検査、質問要旨は一般廃棄物収集運搬業務の入札について、予定価格及び最低制限価格の設定についてでございます。 開示請求におきましては、一般廃棄物収集運搬業務の入札における予定価格及び最低制限価格の算定根拠となる計算書類等の提出をお求めでございましたが、そのような書類はございませんので、公文書不存在といたしました。 なお、設定の方法としましては、まず予定価格の設定につきましては、仕様書、計算書等の内容、取り引きの実例価格及び需給状況、履行の難易、数量の多寡等を考慮して適正に算出した設計金額を基準として定めております。 また、当業務は、廃棄物の処理及び清掃に関する法律施行令第4条で、委託料が受託業務を遂行するに足る額であることと規定されていることから、最低制限価格を設定し、これを事前公表しております。 最低制限価格の設定につきましては、国の予算決算及び会計令第85条の基準についての通知で、予定価格の10分の6を乗じて得た額以上と定められております。本市におきましても、予定価格の10分の6以上を基準に業務の規模及び内容を考慮して設定させていただいておりますので、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 私からは以上でございます。     〔石井秀幸 市立柏原病院事務局長 登壇〕 ◎石井秀幸市立柏原病院事務局長 続きまして、私からは整理番号15番についてご答弁申し上げます。 質問事項は市立柏原病院、質問要旨は市立柏原病院の運営状況について。特に平成21年度の決算状況及び平成22年10月末までの経営状況、また、今後の見通しについてお尋ねでございます。 まず、平成21年度柏原病院の事業決算についてでございます。病院事業収益は約38億8,600万円、病院事業費用は約41億6,000万円、差し引き2億7,400万円の純損失でございました。これを平成20年度決算と比較いたしますと、約9,600万円の収支が改善いたしております。 次に、平成22年10月末までの経営状況についてでございます。 本年4月から、病院事業の経営につきましては、地方公営企業法の一部適用から全部適用へ移行し、病院事業管理者のもと経営の健全化に努めているところでございます。また、全国的な医師不足の中におきましても、新たに常勤医師3名の増員を図ることができ、現在は常勤医師34名体制で診療を行っているところでございます。 さて、医業収益につきましては、前年同月比約4.0%増の7,300万円増加しております。一方、医業費用につきましては、前年同月比約0.6%減の1,300万円の削減となり、収益及び費用ともに前年と比べて改善しております。これは、入院患者数や病床利用率が前年度より増加したこと、また、材料費や経費などの削減が図れたことが要因と考えております。 最後に、今後の経営状況の見通しにつきましては、本年11月1日からより質の高い看護と診療報酬の増加につながる7対1看護体制へ移行いたしましたこと、また、例年秋から冬にかけて外来患者及び入院患者が増加することなどから、医業収益の増加を見込んでおります。 一方で、看護師等の確保のための給与費や医薬材料費等の医業費用の増加が見込まれるものの、医業収益全体では、昨年度以上の改善が達成できるものと考えております。今後とも病院職員の経営に対する意識を高め、経営改善に取り組んでまいりますので、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 私からは以上でございます。 ○寺田悦久議長 以上で一通りの答弁は終わりました。藤森洋一議員、再質問ありませんか。 ◆11番(藤森洋一議員) それでは、整理番号順に従いまして、再質問させていただきます。 整理番号8番については、これ、補助金を市のほうで断っておるということはないですね。 ◎米岡淳一都市整備部長 この補助金につきましては、大阪府のほうと協議を重ねておりまして、市としては、やはり事業費のほとんどを補助金で賄う形で進めていきたいということで、この前も大阪府と打ち合わせをしておりまして、できるだけこれは財源を確保して進めたいという方針は変わっておりません。 ◆11番(藤森洋一議員) それでは、私ちょっと、ちらっと聞いたから、そんなことを市はせえへんでと、私はそのように言いました。そして、そうですから、今後努力していただいて、補助金が出ますようお願いいたします。 整理番号9番、長瀬川の暗渠化ですが、これももうほとんど話はついているんで、できましたら早急に大阪府のほうへ話を持っていって、地元の方と話をしていただくように進めてください。お願いしておきます。 整理番号10番、この道は、ちょうど登校時の抜け道になっています。私もこの前、12月に言うたように質問させてもらいました。そやから、僕思うのは、これを何とか、あそこを通らんようにしたらどないやと、車を。そうしたらええん違うかなと。私が思うのは、逆に一方通行にするとか、時間帯だけ、7時から9時まで。そうしたら、車入られへんと。 それができないのんでしたら、河内橋から車おりてきますね、そうしたら、ちょうど25号線のところに植え込みがありますねん。あの植え込みがあるから、ちょっと右折れして25号のところへ入らなあかんから、時間がかかるんですよ。あの植え込みを取ってしもうて真っすぐ行ったら、もっと渋滞緩和になるのと違うかと私は思います。 それと、大正西地区の方が、毎週金曜日にボランティアの方に立っていただいております。これをずっともう何年もやっておられます。せやから、私は、改善するまで、電柱を取ったりそんなんするまで、私はいろいろ地域の方とかPTAの方、こども会の方、その方に交代で立っていただいて、改善するまで、と私はそのように思います。また二度とこのような事故を起こさないように私は願っております。そのようにお願いをしておきます。 整理番号11番、大正通りから国道25号へ合流のところ、これは確かにもう危ないです。車が行くときには両方に歩行者、自転車があります。これ、巻き込んだら大変です。私は、それと、ここは歩行者だまりがないんですよ、この東側には。できましたら歩道でもつけていただいたら、私はそれ、改善できると思います。それも部長、そのこと。 ◎米岡淳一都市整備部長 今、藤森議員言われました大正通り下りの柏原駅下りの交差点、大正通りと国道25号の交差点でございます。ここで今一番ネックになっておりますのは、大正通りから国道25号に出てくるときの歩行者だまりが全くないと。非常にこれは私も危ない状況やなと考えております。そういうことで、特に人の待っている後ろに車がおられるということで余計に出にくいという形になっていると思います。 これは、交通バリアフリーの考え方でいいますと、当初平成15年に交通バリアフリーの基本構想を柏原市が策定したわけでございますが、それで、私も大阪国道事務所と一緒にずっと歩きまして、この部分をどうしようかということで、実は国道25号のちょうどその大正通りの交差点のところから大県本郷線までの区間、東回りに歩道をつくったらどうかということになりまして、国道25号の東側に用地買収をするような用地測量を私も一緒にずっと歩いて地元に説明した経過がございます。 しかし、結果的にはそれができなくて、現況のような実際危ない形になっていると思います。これについては、私どものほうからも強く大阪国道事務所にぜひ国道25号の東側に歩道を設置していただけるよう、またこれを申し入れていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ◆11番(藤森洋一議員) 事故が起こる前に国のほうへ歩道整備を働きかけていただきますようにお願いしておきます。 整理番号12番、事業仕分けは当分やらないということ、私一瞬ここで、あれ、中司氏がやめたからかな、このように思いました。中司氏は、ええ格好言うていますよ。就任から1年たち、市の仕事を一定の区切りがついたという理由を説明し、今後地元の政治活動に復帰したい。この人、やろうと思ってもできませんがな、今回で。やめてもらわなあかん人ですわ。せやのに、こんなええ格好言うて、辞表を提出して、それを受け取った。それはおかしいですよ。向こうから言うてきても、いや、あんたはやめてもらいますというのが筋や思います。 それと、私は、他市の人に事業仕分けに入っていただく、最初から反対しました。公開ヒアリングのときもそうです。私は反対した、この人に入ってもらうのを。また、そのときに、部長がヒアリングをするとか、それはおかしいですよ、私から言わせたら。柏原市に名士の人ようけいてはりますねん。その人らにやってもらうのが当たり前違いますんか。 公開ヒアリングのときでもそうですよ。消防団ポンプ自動車購入費、軽自動車にする。ここに載せる自体が私はおかしいですよ。大きな火事や大きな地震が来たらどないするんですか。消防団の人にお世話にならなあかんの違いますんか。それをここに載せて、計上して、今回補正載っていましたわね。ああ、僕はやれやれやと思いました。ここに載せるようなことじゃないんですよ。当たり前のことです。 それと、4億8,000万円ほどのあれを削減したと。ほとんどあれですがな、先送りの事業ですがな、皆これ。本当に載ったん、どれだけですねん。この庁舎施設整備事業2億573万3,000円、こんなものはやらなあかんねんいうたら、別にこの年にしやんと次のときに先送りしているんですやん。それで4億何ぼというのは、おかしいです。 それと、もう一つ。今度の6月の事業仕分け。柏原の人何人入っていますねん、これ、この中に。例えば東大阪の市会議員、八尾の職員、こんなもの来て笑ってますよ、柏原の人材ないんかと。 また、私、八尾の議員から電話がありました。おたくへうちの職員、事業仕分けに行ったそうやな。議員皆怒ってるん違うかと。一部の議員は怒ってまっせと。せやけども、そんなんもうちは、私はそのように皆議員が怒っていると思っていた、こういうふうに回答いただきました。 そんなことを私はこれから毎年公開ヒアリング、事業仕分けやってもいいと思います。やってもうたほうが。ただし、柏原の人間でやってほしいです。やっぱり柏原のことは柏原の人間が一番よう知っているんですよ。せやから、私は事業仕分け、今後どんどんやっていただいて、柏原の人でそれを、事業仕分けをやっていただくと。これを望んでおります。 この項はこれで終わります。 整理番号13番、有害鳥獣の駆除についてですが、有害鳥獣駆除委託料を平成20年度107万8,875円、平成21年度決算額が60万、平成22年度の予算額が147万となっております。なぜ極端にこんな少ない理由をお聞かせください。 ◎乾至克市民生活部長 自席からご答弁申し上げます。 少なくなった理由でございますが、猟銃によるカラス駆除が禁止されまして、捕獲おりによる駆除となったため、委託契約からカラス駆除を除外したので、平成21年が極端に60万円となっております。 よろしくお願いいたします。 ◆11番(藤森洋一議員) わかりました。 それでは、もう一つ再々質問させていただきます。 有害鳥獣、もう何ぼでもふえていっていますね、今、数。これは猟友会の会員も減ってきております。また、高齢化になって、組織も衰弱化していると聞きますが、この点をどのようにお考えか。 ◎乾至克市民生活部長 議員ご指摘のとおり、確かに猟友会の柏原支部も高齢化になってきまして、会員数も減少しております。ふえ続ける有害鳥獣の駆除負担といいますか、駆除しますのは、一応狩猟免許取得者など一定の者しかできないとなっておりますので、今後各関連機関等で十分協議しながら考えてまいりたいと思います。 以上でございます。 ◆11番(藤森洋一議員) やっぱり猟友会の免許はないというのは、それは確かにぐあい悪い。今、大学でも狩猟免許を取る、許可をする大学、あるみたいです。 それと、学校の校庭にイノブタが出たという話を聞いておりますが、それはご存じですか。先生、結構ですよ。 ◎坂口郁夫学校教育部長 教育委員会としては把握しておりません。 ◆11番(藤森洋一議員) そういうことをちょっと聞きましたんで、ちょっとお伺いしたところでございます。 それと、もう一つは、イノブタのことですけれども、この柏原はええけど、八尾や何か東大阪が保護区になっているということをちょっと聞いたんですけれども、イノブタの保護区になっているから、例えば柏原のところへは、大阪府からは大阪府の人がイノブタをとりに来ることはできますね。柏原だけじゃなしに、よその人も入ることはできますね。いや、できませんか。 ○寺田悦久議長 答弁できますか。 ◎乾至克市民生活部長 今、イノブタの捕獲は、捕獲おりで捕獲をやっております。議員おっしゃっているのが猟銃か何かかなと……。     (「わなです、わな」の声起こる) ◎乾至克市民生活部長 わなですか。捕獲おりで全部やっておりますので、柏原支部のほうで全部お任せしております。 ◆11番(藤森洋一議員) 柏原でそういうことやから、一般の柏原市の猟友会でなくてもわなでとることができるみたいです、柏原市は。しかし、八尾、東大阪はこれ、できないみたいです、保護区やから。だから私は、東大阪、八尾、柏原、3つともそういうふうに入ってとってもらうようにしたら、もっと減るん違いますか、山系のイノブタがと私は思います。私はもうこのことについては、もう毎度毎度質問していますが、今後とも努力していただきますようにお願いしておきます。 整理番号14番についてです。 私、今この答弁をもうて、もっと先にこの答弁をいただいたら、開示請求していません。私は、この質問をしたときに、これは答弁できません、開示請求してくれ、してくれと言われたので開示請求したんですよ。せやけども、何もそこまでせんでもそういう答弁もうたらそれで済んでいるんですよ、このことは。だれそれが知っているとか、そんなこと言われても。せやから、これ、したんですよ。今いただいた答弁で結構です。 整理番号15番、柏原病院についてですが、市長はあっちの会合、こっちの会合で、何とか病気になったら、はよ柏原病院に入院しておくんなはれや、入院しておくんなはれ、いや、これは冗談でっせ。僕はその気持ち、物すごうわかります。いかに柏原病院の赤字を少なくしようかと思ってはんのわかります。また、病院長も市内の開業医を訪ねて病診連携協力お願いしますと言っておられます。 これは、もう私としてもよう頑張ってくれてはんなと思いますが、市長や病院長が何ぼ旗を振っても、病院長の気持ちを先生が理解してくれなかったら何もなりませんよ、これ。私ももう時間ないから言いますが、もうそういうので、何か私に聞こえたんは、もう診るの嫌やから入院せんといてというようなことを言われたという人がおられます。そんなこともこれからないように、頑張って入院患者をふやしてください。そうしたら、病院ももっともっとあれになると思いますよ。 以上で終わります。 ○寺田悦久議長 以上で藤森洋一議員の質問を終わります。 次に、濱浦佳子議員、登壇願います。     〔4番 濱浦佳子議員 登壇〕(拍手) ◆4番(濱浦佳子議員) おはようございます。4番議員、市民の会、濱浦佳子です。 第4回本会議において議長のお許しをいただき、個人質問させていただきます。傍聴にお越しくださっておられる皆様に心よりお礼申し上げます。 光陰矢のごとしと申しますが、私にとっては、ことしは矢でなくミサイルのような速さでした。年のせいかもしれません。 全国のどこの市町村でも高齢化が問題になっております。名城大学の物理学者である飯島澄男教授が、勘とは経験の蓄積である。血や肉になって、経験がリアルタイムに出てきて、それがぴんと来ると話されておられます。年輪を重ねられたお年寄りの経験、お若い方の行動力を市政に反映し、市民の貴重な税金を不正、無駄な税金を使わないように厳しくチェックすることが議員に課せられた職責であると思っております。 市税も減少し、ますます柏原市の財政が苦しくなっていく上においても、議員のチェック機能が大切であると思っております。 それでは、質問に入らせていただきます。 整理番号16番、一般質問、中司前戦略会議議長について及び前本会議における市長発言について。 傍聴されておられる方の中には、前回の市長発言をご存じでない方もおられると思います。私も間違った解釈をして、市長に対して失礼になります。議事録も配付されておりますので、110ページ左です。下から16段目から市長発言の部分をまことに申しわけございませんが、ご朗読していただきたく存じます。 整理番号17番、指名競争入札に参加させる業者及び契約条件審査について。 契約条件、審査等は、業種によって異なっているのでしょうか。そして、どのような方法で審査されるのかをお尋ねいたします。細部における説明は大変だと思いますので、共通した大まかな説明で結構です。 理事者側におかれては、趣旨をご理解いただき、ご明瞭なるご答弁よろしくお願いいたします。 これにて、第1回の質問を終わらせていただきます。 ○寺田悦久議長 濱浦佳子議員の質問に対し、答弁を求めます。     〔北村達夫 まちづくり部長 登壇〕 ◎北村達夫まちづくり部長 私からは、濱浦佳子議員の一般に対する個人質問のうち、整理番号16についてご答弁申し上げます。 質問事項はまちづくり。質問要旨は前中司戦略会議議長についてでございます。 柏原市まちづくり戦略会議の中司議長につきましては、去る11月19日をもって本市を退職されました。中司氏は、平成21年12月より夢のあるまちづくりの実現、効率的な行財政運営、小さくてもきらりと光るまちの創造を目標とした柏原市まちづくり戦略会議の議長として就任されたことは、ご承知のとおりでございます。 本年1月には、全国的にも例のない予算公開ヒアリングを2日間にわたり実施し、32事業の一般財源ベースで約5億円の削減を実現できました。さらには、6月には、柏原版事業仕分けを公開の場で12事業に対して実施し、透明性を持たせるため、すべて外部委員の目でチェックいたしました。 仕分け結果に対しては、担当課におきまして、事業の見直し等の検討を行い、今後の予算編成並びに市政に反映させていくものでございます。 中司氏におかれましては、予算公開ヒアリング、柏原版事業仕分けを初め、数多くの内部事業仕分けの実施に際し、職員一同及び各方面の幅広い人的ネットワークの利用や情報収集の中心的役割を担っていただいたものでございます。 なお、本市在職中に取り組まれた今後のまちづくりの方向として、すべての市民の皆さんが笑顔にあふれ、幸せに暮らせるまちづくりを目指し、柏原市民の幸福度を高める理念、GKH(グロス・カシワラ・ハピネス)を今後も引き続き、市政の各分野で市民の皆様の幸福度が高まりますよう努力してまいりますので、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 私からは以上でございます。     〔松安雅文 財務部長 登壇〕 ◎松安雅文財務部長 続きまして、私からは整理番号17番についてご答弁申し上げます。 質問事項は、契約検査。質問要旨としましては、指名競争入札に参加させる業者及び契約条件、審査についてお尋ねでございます。 地方公共団体の契約方法は、地方自治法第234条第1項で、「一般競争入札、指名競争入札、随意契約又はせり売りの方法により締結するもの」と定められております。また、同法234条第2項の規定では、指名競争入札によることができる場合として、同法施行令第167条第1号で、「性質又は目的が一般競争入札に適しないものをするとき」と定められております。 お尋ねの指名競争入札に参加できる業者及び契約条件、まず条件につきましては、平成21、22年度の柏原市入札参加資格審査申請で、第1または第2希望の業種として登録されている。また、それぞれそれに必要な許可を有していること。その他当該入札の参加資格要件を満たしていることでございます。 具体的要件としましては、発注案件の業種や規模及び内容に応じて登録業者が取得している経営事項審査の総合評点値、これは工事に関してでございますが、施工実績、技術者の登録数、過去2年間の業務実績高等を考慮しております。 契約条件としまして、仕様書、名称、施工期間、最低制限価格、契約保証金の納付、または履行保証保険の加入等について提示しております。 指名競争入札の審査につきましては、参加資格及び選定基準について、業者指名審査委員会に諮りまして、指名業者等を決定しておりますので、よろしくご理解賜りますようお願いいたします。 以上でございます。 ○寺田悦久議長 以上で一通りの答弁は終わりました。濱浦佳子議員、再質問ありませんか。 ◆4番(濱浦佳子議員) 整理番号16番だったと思うんですけれども、私は、前回市長が発言されたことについてお尋ねしたんですが、それに対して全然答弁がございませんでした。 傍聴の方も、多くの方も前回のことを、市長の発言、ご存じの方もたくさんおられます。そして、それをできましたら、私も解釈間違いあっては困るということでご朗読していだくことをお願いしたんですけれども、していただけませんでしたので、私のほうから言わせていただきます。 市長「簡単にやりますけどね、あんた、全くむちゃ言いなさんな。あんたが思うのは勝手です。しかし、議場でそういうことを言うべきやないと思う。中司氏は、市のためにどれほど役に立っているというのは、非常に失礼に当たるんです。市のために仕事をしていただいているかということ、もうこれは、議員の皆さんの前ではっきり申し上げます。 それと、もう一つ、中司氏は私独断で連れてきたんですけれども、中司氏が就任するについて議会の承認を得ています。中司氏を柏原市へ迎えてよろしいかという予算書を出して、そのことを議員の方々に議決をもらって就任していただいております。それを、私が、有罪やったら、おれ、責任とれと。そんなん言われんかって、今、きょうやめますがな。『有罪やったら』と違うんですよ、有罪でもなかっても、きょうやめますわ。 だから、どうぞ皆さん、不信任案を出してください。うちの家内が今晩赤飯炊いてお祝いしてくれますわ。もうほんまにこんなばかばかしい話をするのは僕は辟易しておるんです。だから、いつでもやめますから、何やったら今から退席します。だから、その間にあなたね、不信任案を提出しなさい。2人おったらできますよ。だから、それだけ言うときます」という発言でした。このことについて私は再質問させていただきます。 中司氏採用に対して、会派市民の会は、昨年の12月から一貫して反対しておりました。昨年の12月、第4回本会議においても、中司氏が有罪になればやめてもらうと発言されておられます。その後、私の質問に、二審有罪になればおやめになるということと言うたら、有罪ならわかりましたと答弁しております。このときの内容は、市長がおやめになるという意味で申し上げました。中司氏に対しておやめになるという敬語は使いません。市長も言われているように、やめてもらうでいいと思っております。 そのときから、中司氏が二審有罪になれば、市長はお約束どおりにおやめになると解釈しておりました。中司氏のことになりますと、市長は、他会派の議員の発言に対しても、おまえの1,000万よりは安いわ。おまえがやめたらええと暴言を吐いておられます。 前回の本会議で、私は、二審有罪決定したときは、中司氏がやめるのではなく、厳しいことを言うかもしれませんが、市長も責任をとるべきであり、使われた貴重な税金は市長が返済すべきであると申し上げました。そのときの答弁が、先ほど朗読された答弁でした。私に対して、「僕ははっきり申しますわ。あんたよりはこれは失礼取り消しますわ」と言われました。私も市民から選ばれております。応援してくださっている市民に対する侮辱であると思います。 確かに取り消されましたが、私より役に立っているというおつもりではなかったのではと思っております。中司氏は、市のためにどれほど役に立っておるというのを非常に失礼に当たる。市のために仕事をしていただいていると。もうこれは、議員の皆さんの前でもはっきり申し上げますと、刑事被告人である中司氏に敬語まで使われて絶賛されました。この1年、中司氏が柏原市にとって多大なる貢献をされたのでしょうか。私はそのように思っておりません。 市長は、中司氏が20年来のおつき合いであり、自分よりも人脈があると話されておりましたが、本当なのでしょうか。私は、人を通じて市長が話されたことを現片山総務大臣、前三重県知事北川教授とじっこんであることを調べさせていただきました。周辺の方から、刑事被告人である限り、仕事等に対する深いおつき合いはいたしませんと言われました。そして、政府筋の方から、なぜ刑事被告人を採用されたのか、なぜ議会が認めたのかと言われました。 二審無罪になるのは難しいと聞いておりました。なぜなら、一審で有罪になっておられる贈賄側の4人の方が、罪を認めておられるのです。そして、副市長とは事案が違うとお聞きしておりました。市長なら、私よりもご聡明ですのでおわかりであると思っておりました。 昨年から、中司氏に対して本会議、委員会等で一貫して質問させていただきましたが、そのたびごとに市長から屈辱的な言葉を浴びせられたと思っております。無罪、冤罪、かわいそうやんかという発言もありました。この柏原市には、就職したくてもできず、そして失業されていく方たちもおられると思います。その方たちのほうが私はずっとお気の毒だと思っております。柏原一の権力者であろうとも、してはいけないことがあるのではないでしょうか。 11月18日に判決が下ることはわかっておりました。99.9%まで控訴棄却、二審有罪と思っておりましたが、不安もありましたので、前回本会議で市長の発言に言及しませんでした。中司氏があそこへ迎えてよろしいかと予算案を出して、そのことを議員の方から議決をもらって就任していただいております。それを私が有罪やったら、おれにとれと、そんなん言わんかって、今きょうからやめますがな。有罪やったらと違うんですよ。有罪でもなかってもきょうやめますと発言されておられます。 刑事被告人である中司氏の採用に関して、委員会で、ある議員が中司氏に対して枚方の市会議員からも応援の言葉といいますか、いい人材を奪い取られたという惜しむような声というものを実際に聞いておりますと発言され、中司氏を評価し、認められた議員もおられます。私には、違った中司氏の評判を聞いておりますが、今、中司氏個人のことをお話しするべきじゃありませんので、申し上げません。 ただ、多くの議員は、刑事被告人である中司氏採用を私は認めておられなかったと思っております。なぜと申しますと、人事権は市長側にあるからです。 以前、私が言い間違いをしたことから、市長ににせものの証拠を本会議場に持ち込んだと叱責され、議会からも注意を受けました。 議会という聖域で、柏原の一番の権力者がやめると発言されたことは、重いものです。もし、国会で菅総理が今からやめると発言されたら、すぐ辞職させられると思います。吐いたつばを飲めということわざもあります。 11月18日に二審有罪が決定されたのです。市長は、約束どおり男らしく今からおやめくださいと申し上げたいのですが、市民にとって大切な事案を審議しなければなりませんので、この本会議終了後にご決断ください。権力者がうそをつくことは、子どもたちにうそはついてはいけないと大人は言えなくなります。市長のお気持ちをお聞かせください。 ◎岡本泰明市長 それは、あなたの解釈のとりようです。全く私は気持ち変わっておりません。やめろとおっしゃるなら、今すぐでもやめます。それ、言いましたよ。それは、議会の皆様が私に対して不信任案を検討され、議決されましたら、私はすぐやめると言うておるんです。あなたは、議会の実力者でございます。あなたがそのように主導権を持って議員の皆様方に話をされて、私をどうぞ不信任出してください。通りましたら、私はすぐにやめます。やめることを検討いたします、また考えます。 あなたのずっと読み上げられましたその原稿は、私は反論しろと言うなら1から10まで反論いたしますが、そんなばかげた反論は、私はもうしたくもない。ただ、あなたの思い込みでそのようにおっしゃることは、あなたのご自由でございます。どうぞいかなる発言も、ここは議場でございます、とめることもできませんし、あなた方にもできないと思います。 よって、ただ一つ、私は、中司氏に対して、何もしとらんやないかと、そのような言葉がございました。彼の名誉を守るためにも、彼は多大なる功績を、実績をこの1年間400万円の年収で仕事をしていただいたということは、私は強く自信を持って議員の皆様方の前でお話し申し上げます。グロス・カシワラ・ハピネス、この言葉の意味をあなたはどのように解釈されておるか。そのことをよく理解をしていただきますならば、彼の仕事をなされた功績というのは、非常に大きいと思います。 2つ申し上げます。1つは、いつもでやめます。どうぞあなたが主導権を持って、あなたは議会の実力者でございます。だから、あなたがそういうように、要するに発言され、皆様にどういうんですか、主導権を持ってそれに導いていくならば、どなたの議員も賛成される方が多くおられるんではないかというふうに思いますので、ひとつその点を記憶願いたい。 それから、もう一つ繰り返し言いますが、中司氏をそれほどまでに、1年間かけて毎議会毎議会、相当なる誹謗をされました。誹謗というのは、ちょっと言い過ぎかもわかりませんが、非難されました。 人間は、推定無罪ということは世の中にございます。判決が出るまで、要するに無罪でございます。その無罪の間に、あなたのおっしゃる有罪だったから仕事ができない、無罪だから仕事ができるということでなしに、これは、要するに人間というのは、能力がございます。どんな逆境にあっても、能力が……。もうやめましょうか、答弁。もうあんたやめろとおっしゃるんなら。都合の悪い答弁になりますと、やめろということを非常におっしゃる。 ◆4番(濱浦佳子議員) 私、いろんなことはもういいんです。ただ、市長が、この議場の中で、私がもし発言されたら、市長、前ご存じでしょう、19年のときに市議会で私が、区長制度のことで議事録に載った「を」と「が」が間違ったということで、区長会から圧力か何かあったか知りませんが、謝れと言われました。「を」と「が」の間違いは、私しなかったら、市長どない言われましたか、私に。あんたもう一遍小学校へ行けや。上へ上がってきて、あんなあほと話できますかいなと、松本部長と従えて来られたじゃないですか。それだけの暴言を吐かれていて、この議場の中ですよ、議場の中でやめると。私、おやめになるんですかと言ったら、やめると言ったじゃないですか。 不信任というのは、阿久根の市長みたいに、やめたくないのに議会が不信任をかけて採決して、議決か可決かしましてすぐわかります。市長が、不信任とか出すとかいうのは、議会がそれまでにあなた自身、市長自体がおやめになると発言されたことを言うているんです。 それだったら、最初から不信任を出してください。そして、皆さんの可決か否決、それを審議をもらってもう一遍、どうせ市長は、それを言えば議員さんたちが解散されるということもあるんじゃないかということで、出せないということを思われているん違う、これ私の考え、思って言われているんか知りません。市長が、私が不信任を出せと言うたんじゃない、市長が出せと言われた。そして、自分、その不信任というのは、やめたくない市長に対して議員さんたちが不信任、やめてくださいというんじゃないんですか。 市長がやめるって言われたんですよ。赤飯炊いて、家内が祝ってくれるとか、出ていくと出ていかれたんです。その言葉の重みを言うているんです。私も自分の発言がまずいときは、懲罰かけられ、いろんなことをされています。市長だったら何をしても、何を言っても、人を侮辱してもいいんですか。 だから、あなたが、市長自体が不信任を出せと言うのは、不信任は議会です。それは、市長がおやめにならないことに対しては、市長が自分のほうからやめると言われたんで、そのことを言うてるんです。だから、やめてくださいって言っているんです、私は。 ◎岡本泰明市長 私は、確かに言いましたと言うとるんです。     (「やめてください」の声起こる) ◎岡本泰明市長 あなたの解釈、全体の、どういうんですか、1つのことを、やめるという言葉だけを取り上げて、そこまでおっしゃるんだということが一つ。全体の、いわゆる流れというものがございます。そこのところをよくご理解願いたいと。 それで、私はやめると言いましたが、ぶれてはおりません。私は何も悪いことをしていませんし、ミスもそれはしたかもわかりませんが、市政に対して誠心誠意やってまいっております。そういう意味で、私からやめるというような、私個々にやめるというつもりはなしに、議会の皆さん、あなたがやめろやめろとおっしゃるんで、やめますよと。だから、不信任を出してくださいと、そのように言うているんであって、もう一度議事録をよく一から十まで読んでいただきたい。 ほかの議員の方も聞いておられたんで、私の言うてることは、全体の流れの中で、言葉というものは、一つ一つ独立してその場所だけつかまえますと、いろんなとんでもない要するに表現になるんです。ところが、全体の流れというのもありますので、その流れをずっと読んでいただければ、ご理解願えると思っております。 もう一度言いますが、私がやめると言いましたその前提は、議会の皆様が、私のやっておること、私が今までこの再選されて2年間の間、市政を見直していただきました。その中で、私が非常に大きなそごがあるというたら、私は、そこは議員の皆さんが私に対して不信任案が可決されたらよろしい。 もう一つ。私は、中司氏に対することは、あなたはぼろくそにおっしゃいますけれども、私は、彼は非常に有能な男であると。言葉は違いますが、たまたま、私は今でも彼は無罪であると信じております、彼は最高裁に上告されております。それで、上告、期限があって、恐らく最高裁に上告されると思います。それで、判断が出るでしょう。 しかし、要するに第二審の判断が出るまでは推定無罪で、彼が無罪であるというふうに私は信じて、彼の才能を高く評価して、要するに柏原市政に、どう言うんですか、助けてもらったというふうに思っております。その彼が……     (「簡単にお願いします」の声起こる) ◎岡本泰明市長 それは、あんたの質問の中で……     (「私の質問時間です」の声起こる) ◎岡本泰明市長 ほんならもうやめます。 ◆4番(濱浦佳子議員) 次の17の問題にいきます。 市長、そうしたら、結局おやめになりたくないんでしょう。そうしたら、最初からそんな売り言葉買い言葉、やめたるって自分から言わずに不信任出してくださいと最初から言うて、不信任を議員、出してください。そうしたら、やめたくない。やめたくないけれども、私にやめれ言うんだったら、皆さん不信任を出してくださいと。その否決か可決によって決めますと言うた。 みんな議員さんは、不信任を出したら、はっきり言うてこれ、市長の答弁の中に不信任を出してくださいですよ。不信任出してください、出したらもうおやめになることになる、日本語だったら。違いは、この中につけ加える言葉が、今つけ加えてはりますけれども、不信任を出してくださいということは、日本語では出してくれたらやめるということです。 あなたは、それだったら、最初から不信任を出して、議員から出してもらって、それは、市長は自分の都合のよい解釈。日本語、私、「を」と「が」の間違い、これ、不信任を出してください。うちの家内が今晩赤飯炊いてお祝いしてくれますわ。もうほんまにこんなばかばかしい話は、僕は辟易していると、いつでもやめますと言うておられますやん。だから、私が言うてるの、そうでしょう。だから、不信任を出して、普通出せというのを出したらやめることになるんです。 ◎岡本泰明市長 もう皆さん、もう腹立てるな言うて、もうみんな言わせてください。     (「審議なんて要りません。腹立っていませんよ、私は」の声起こる) ◎岡本泰明市長 もう勝手なことを言いなはんな。あのね、そら、うちの嫁はん喜びまっせ、ほんまですよ。     (「喜ばしたらよろしいやん」の声起こる) ◎岡本泰明市長 あなたね、一部だけ取り上げて、だから、私も一部だけ取り上げて言いますから。やめると言いました。その前提は何だと。不信任案出してくれと。出しなさいと言いませんがな。出してください。それで可決されたら、私いつでもやめますよと言った。 私は、中司氏を選任したということで、責任をとる気は毛頭ないんです。あなたがいつもおっしゃっているように、有罪の判決だったらやめてもらいます。それで、要するに文句があるなら、不服があるなら、あなた不信任案を出してくださいよと。私はやめますよ。私から決して中司氏のことに対して責任をとるつもりもないし、何もないし。 ただ、全体の流れの中で物事というのはあるんです。英語はあれですよ、アイ・アム・ボーイです。というのは、私はです、後が少年ですよ。だから、物事の表現というのは、要するに主語、述語、目的語があって、一つ一つの日本語の解釈、インパクトあるときには、それを頭に持ってきて、やめますよと。ただし、要するに人が答弁しとるときににやにや笑うて、そんなんせんといてくださいよ、もう。     (「私もたまりませんわ。そんな質問以外のことばかり」の声起こる) ◎岡本泰明市長 後ろの人見えませんが、こんな僕ばかにされて、もうにやにや笑われて。     (「そうですね、私もされていますからお互いでしょう」の声起こる) ◎岡本泰明市長 議長、僕が答弁しているのに、私語を言うなと。 ○寺田悦久議長 ご静粛に。     (「質問に答えてください」の声起こる) ◎岡本泰明市長 しっかりしてくださいよ。もうこうでしょう。こんなんひとり言で何ぼでも言えるんだったら、議論違いますやない。 ○寺田悦久議長 市長、答弁終わってください。 ◎岡本泰明市長 終わります。 ○寺田悦久議長 濱浦佳子議員に申し上げます。 会議規則第63条の規定により、まとめて、また次の質問に移ってください。 ◆4番(濱浦佳子議員) すみません、次にもう。とにかく市長のお気持ち、わかりました。私は、あのとき、本当にやめると思いました。出ていかれかけたんですから。でも、結局、それは単なるゼスチャーだったんだと今思っています。だから、おやめになりたくないんだと思います。これはこのままで結構でございます。 もう時間もありませんで、柏原市の指定業者になるためには、厳しい調査をされていると私聞いております。指名入札業者となれば、この入札マニュアルどおりに厳しくチェックされたと思っております。 1つだけ、また後で言いますけれども、6月10日の入札、廃棄物収集運搬業務に関して、何の書類もなく、厳しくチェックされたかどうかをイエスかノーかで答えていただきたいんですが、議長にお聞きいたします。 4社の指名入札業者の書類に対して、不透明なことがあります。質問させていただきたいのですが、地方自治法に抵触するのであれば、やめさせていただきます。議会中断して、傍聴にお越しの方にご迷惑をおかけすることはできません。触れるのであれば、何条にあるかお聞かせください。 ○寺田悦久議長 濱浦議員の通告の範囲において、ご質問をいただきたいと思います。 ◆4番(濱浦佳子議員) この書類検査、契約課の書類の厳しさというのを聞いておりましたので、4社、大体について、もう時間がありませんので、後でまた書類をいただければ結構やと思いますが、不透明なところだけご説明をお願いしたいと思うんですけれども、大紀さんについて、平成5年12月6日、定款の中でこれ、鎌倉市に空き缶・空き瓶の収集委託を受けたときに、書類として出されておりますが、その中に、平成5年12月6日に、定款の中に、一般廃棄物の収集運搬業務となっております。この一般廃棄物収集運搬業務というのは、許可というのは市町村の首長さん、相当なる経験を有した方におろされるものであると思います。だから、鎌倉市でこのことは、20年に問題になって虚偽申請ということで、議会にも取り上げられたと思います、大紀さん。そのときのこの大紀さんの鎌倉営業所という方は、ある方の議員さんのお父さんであったと思います。 そのこと1件と、20年12月4日、この議員さんとお父さんとが鎌倉市に行っておられます。契約解除もされております。こういうような業者が、柏原市では全然チェックもされずに通過するかということをお聞きしたかったんです。 もう一つ。近畿クリーンさんですけれども、平成15年2月18日に本市に開業届を提出されています。その業種は…… ○寺田悦久議長 濱浦議員に申し上げます。 少し通告の範囲を超えていますので……。     (「契約のこと聞いているんですけれども」の声起こる) ○寺田悦久議長 会議規則第54条第2項の規定に基づいて注意をいたします。 ◆4番(濱浦佳子議員) わかりました。質問をやめさせていただきます。 そうしたら、お聞きいたします。このチェックを、書類審査が全部不備もなくチェックされて、そういうことをできたかということをイエスかノーで。そのことが、すべてが市長報告に入っていたことだけお聞かせください。それだけで結構でございます。 ◎松安雅文財務部長 今、濱浦議員のほうから申されております6月10日に入札執行いたしました一般廃棄物の収集運搬業務、これにつきましては、入札の参加資格としまして、平成21年、22年度の柏原市入札参加資格申請、これを提出されておりまして、ビル環境衛生管理系等の業務の入札参加資格を有して、なおかつ柏原市の一般廃棄物の収集運搬業務の許可を有しておる業者ということで選定いたしております。 参加いただきました7業者につきましては、すべてこの条件を満たしておるということを確認しております。 以上でございます。 ◆4番(濱浦佳子議員) そのことをすべて市長にも報告されたと思いますが、今、もう時間もございませんので、後で書面でもって、私も一応契約課のほうに出します。書面でお答えいただけませんか。 これで私の質問は終わらせていただきます。ご清聴ありがとうございました。 ○寺田悦久議長 以上で濱浦佳子議員の質問を終わります。 ここで暫時休憩いたします。 △休憩 午後0時0分 △再開 午後0時59分     〔山下副議長 寺田議長にかわり議長席に着く〕 ○山下亜緯子副議長 これより本会議を再開いたします。 午前中に引き続き、個人質疑・質問を行います。 乾一議員、登壇願います。     〔17番 乾  一議員 登壇〕(拍手) ◆17番(乾一議員) 17番議員の乾一でございます。 議長のお許しをいただきまして、平成22年第4回定例本会議において、議案及び一般質問をさせていただきます。 質問の機会を与えていただきました議員各位に心から感謝申し上げます。 それでは、質問に入らせていただきます。 整理番号18番、議案第60号 平成22年度柏原市市立柏原病院事業会計補正予算(第2号)、資本的支出 款1資本的支出 項1建設改良費 目2資産購入費 節医療器械備品購入費、麻酔記録システムについて議案説明は受けましたが、もう少し詳しく説明のほどお願い申し上げます。 これより一般質問に入ります。 整理番号19番、産業、柏原市の企業・商業振興について、取り組みや施策をお伺いします。 整理番号20番、農業振興について具体的な取り組みをお伺いします。 整理番号21番、教育、放課後児童会開設時間延長については、事前の説明やさきの質問者の答弁で理解しましたので、答弁は要りません。要望として、将来に向けての対応をよろしく強くお願い申し上げます。 整理番号22番、まちづくり、サンヒル柏原の経営状況及び運営状況について、お伺いします。 以上で1回目の質問を終わります。ご清聴ありがとうございました。 ○山下亜緯子副議長 乾一議員の質疑・質問に対し、答弁を求めます。     〔石井秀幸 市立柏原病院事務局長 登壇〕 ◎石井秀幸市立柏原病院事務局長 乾一議員のご質疑・ご質問のうち、私からは整理番号18番につきましてご答弁申し上げます。 質疑事項は、議案第60号 平成22年度柏原市市立柏原病院事業会計補正予算(第2号)について。質疑要旨は、麻酔記録システムについてでございます。 麻酔記録システムは、手術前における手術の予約、病名、患者情報等のデータ管理や、手術中における生体情報、麻酔方法、手術時間の記録、また手術後における患者情報及び看護記録等、手術及び麻酔に関するシステムでございます。 現在のシステムは、平成14年3月に導入し、8年以上が経過しており、今年度に入りふぐあいが生じております。また、5年の保守部品の保管期限を経過し、保守契約も締結できないことから、早急に買いかえる必要があるため、購入するものでございます。 よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 私からは以上でございます。     〔乾 至克 市民生活部長 登壇〕 ◎乾至克市民生活部長 続きまして、私からは整理番号19番、20番の2件についてご答弁申し上げます。 まず、整理番号19番でございます。 質問事項は産業、質問要旨は柏原市の企業・商業振興について、お尋ねをいただいております。 企業・産業振興として、長引く景気低迷の中、去る11月11日から13日にかけて、サンヒル柏原を会場として、「ものづくりフェアin柏原2010」を開催したところでございます。この事業は、市内でつくられた製品や地場産業品を展示、紹介することで、参加企業の販路拡大や地場産業の振興を目的とするもので、参加企業は伝統工芸から最先端技術まで市内40社以上に上り、盛大に開催することができました。 また、大阪府などの信用保証つき制度融資で、開業資金融資を受けている新規創業企業に対する経営支援としての利子補給も行っております。 一方、柏原市商工会へ地域小規模事業活性化推進事業補助金を交付して、これにより活用して各種の産業振興施策を実施していただいております。 その主なものとしまして、商業関係では地域産業を広くPRする商工会まつりの開催、ものづくり企業の取引先の発掘、販路拡大、他業種との交流など、ビジネスチャンスのあふれた大阪ものづくり企業展への出展企業に対する支援、毎月第2・第4土曜日に柏原駅西口等で実施しています「とくとく市」の開催などがございます。 また、工業関係では、商工会がインターネット上で企業間取引も可能なように構築したバーチャル産業団地の管理運営、大阪府が大阪東部地域において、中小ものづくり企業のイノベーションとマッチングの促進を目的として建設した「クリエイションコア」に出展している企業への支援などが主なものでございます。 このように、市並びに商工会が連携しながら、産業振興に取り組んでおりますので、ご理解賜りますようよろしくお願いいたします。 続きまして、整理番号20番でございます。 質問事項は産業、質問要旨は農業振興について、お尋ねをいただいております。 農業の振興につきましては、農業従事者の高齢化、後継者不足など、農業を取り巻く環境が厳しさを増しております。 本市の具体的な取り組みといたしましては、担い手の育成を目指した担い手塾の開催、柏原ブドウを「柏原ブランド」とするため、イベントや物産展等を通してPRに努めております。また、環境保全にも配慮した減農薬・減化学肥料栽培による農産物を認証する「大阪エコ農産物認証制度」の推進を図っております。 また、柏原で生産された農産物を柏原で消費するという「地産地消」を促進するため、柏原市地産地消直売所を去る11月28日にサンヒル柏原で開設して、地元産の新鮮な野菜を提供するなど、農業振興に努めておりますので、ご理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。 私からは以上でございます。     〔北村達夫 まちづくり部長 登壇〕 ◎北村達夫まちづくり部長 続きまして、私からは整理番号22についてご答弁申し上げます。 質問事項はまちづくり、質問要旨はサンヒル柏原の経営状況及び運営状況についてでございます。 去る11月17日に議員の皆様に「平成21年度事業報告」、「平成21年度決算」、「平成22年度事業計画」をご提出させていただきました。 平成21年度決算は、約3,200万円の純損失が出ました。主な要因といたしましては、オープン時のセレモニー費や全フロアの張りかえや、レストランの改装などの初期投資に約2,500万円を必要としたことなどが考えられます。 サンヒル柏原ではオープン当初より、利用者の方々に足を運んでいただき満足していただけるよう、シーズンに合ったイベントや宴会プラン、さらにはしゅんを生かした料理や地元でとれる食材を提供するなど、健全経営に向け日々努力されているところであります。 以前にも申し上げましたように、サントリーダイナックとの契約内容の見直しも実現し、その受け入れ金が本年5月より従来の2倍になったことなどから、経営が好転するものと期待しております。 今後もサンヒルとしましては、メール会員の拡充、ポイントカードの導入、オリジナル商品の開発などに積極的に取り組み、顧客増及びサービス向上に努められるものであります。 市といたしましても、去る11月に産業振興課が中心となり、商工会や市内の企業など市民の皆様の協力により、「ものづくりフェアin柏原2010」や地元野菜の直売などをサンヒルで開催し、集客に側面から応援しているものであります。 今後も柏原市民を初め、利用者の皆様方に快適に末永くご利用いただき、健全な運営ができるよう、財団に対し指導や助言をしてまいりますので、議員各位におかれましても今後ともご協力、ご理解賜りますようお願い申し上げます。 私からは以上でございます。 ○山下亜緯子副議長 以上で一通りの答弁は終わりました。乾議員、再質問はありませんか。 ◆17番(乾一議員) 答弁ありがとうございました。 それでは、整理番号順に再質問させていただきます。 整理番号18番、柏原病院の麻酔記録システム機の購入についてですが、機械を当初購入されてから8年以上過ぎているということで、耐用年数は、病院の機器は精密な機器ですので四、五年であって、十分使用され、しかもいろんな故障もありながら、いろんな形で勉強されながら使ってこられたと理解したいと思います。 病院の中でもこの機械は重要な用途の機械でもあると認識もしますし、その中で私自身も病院の経営につきましては大変気になりますし、何回も質問もしていますし、また他の議員の方もされております。そういう経営基盤の中で機械購入いうのは非常に重要な位置を占めると思いますので、今回この部分についてだけ質問させていただきました。 そういう意味におきまして、また医療機器の進歩は本当に速く、また精密な機械も出てきておりますし、高額な機械等もあると思いますが、本当に病院でも病院の売り上げを上げていく、また患者さんに来ていただく、そういう中で、本当にそういう呼び込みの中にも機械の必要性は十分わかります。 そういう意味におきまして、必要不可欠なものであると思いますんで、やむを得ず機械今回されて、購入という形で補正予算されたということで理解したいと思いますが、そういう中で、この医療機器の購入は、本当にこれからも傷んでいくやろうし、また高い機械も出てきて買わなあかんという形の中で、計画的に購入をされているんかということをちょっとお尋ねしたいと思います。 ◎石井秀幸市立柏原病院事務局長 ご答弁させていただきます。 医療機器の購入につきましては、購入金額が非常に高額でありますので、医療機器購入検討委員会というのを開催いたしまして、その購入の必要性とか収益性等につきまして、慎重に検討いたしまして購入決定しております。 ただし、直接人命にかかわるような重要な医療機器とか診療に不可欠な医療機器につきましては、優先的に購入するようにしております。 それとあと、医療機器は高額ですので、長持ちさせるということで、保守契約を結びましたり、故障したときにスポットで修理するなどいたしまして、おおむね耐用年数プラス3年から5年使用するようにいたしまして、経費の削減に努めているところでございます。 以上でございます。 ◆17番(乾一議員) 今、説明受けましたけれども、機械も本当に必要であると思いますし、病院経営も医師確保から始まりまして、本当にご苦労いただいているのは十分理解できます。そして、その中にまた機械もやっぱりお医者さんの確保と並行に機械設備、病院の設備を整えていかなあかんということも理解できます。 病院経営の中で大きな位置づけもできると思いますので、今後もよろしくお願いするとともに、機械購入検討委員会というのを設けていただいて、やっていただいているということで、今、回答もいただきましたんで、今後も病院の経営にかかわるという形の中で、機械購入の計画的な部分をよろしくお願いしまして、この項は終わりたいと思います。 続きまして、整理番号19番、柏原の企業、産業振興の取り組みについてであります。 今、ご答弁いただきましたように、この11月の11、12、13の3日間、「ものづくりフェアin柏原2010」をやられまして、多くの市民の皆さん、また小学生の方、そして関係者の皆さんの努力で成功に終わったと。私自身もやっぱり1回ではちょっとあれなんで、2回寄せていただきました。 多くの皆さんが来られて、柏原でこんなすばらしい産業が、中小企業の方も多かったですけれども、本当に頑張っておられるし、むしろ我々が本当に知らなかったこういうものづくり、製品とか商品、そして技術があったということで、ある意味では感激しましたし、これは従来の柏原市の中で、産業の振興の中で一歩踏み込んだ形の事業やったと思いますし、議会のほうでは建設産業でこの間2社ほど視察に寄せていただいて、柏原市の企業の中であくまで少数ですが寄せていただいて、今こういう形で市のほうも一歩踏み込んだ形で企業の中へも入っていかれ、またいろんな形で協働もされ、やっていただいているということで、非常にいい形の部分でなってきているなと思います。 他市でもいろんな形で、東大阪でもものづくりという形でかなり力を入れておられますし、いろんなところでやっぱり各市でやっておられますし、また柏原市は柏原市の独自のよさ、地域性、そして地域ブランドという形であると思います。 ただ、これから本当に商業につきましてももう一歩、二歩、三歩踏み込んで、自治体のほうも、我々柏原市のほうも、我々議員も一緒になってやっていかなあかんと思っております。 そういう中で市長にお聞きしたいんですが、この一歩、二歩踏み込んだ今後の構想、あるいは施策があるかないかどうか、ちょっとお聞きしたいなと思います。 ◎岡本泰明市長 産業振興、これは農業を含めての次の質問になるかと思いますが、私非常に重要なことだと。ご承知のように、税収が年々減ってきておると。今まで100億になんなんとした税収が80億台と減ってきたというようなこと、これはもう柏原市だけでなしに全国的な問題でございます。 しかしながら、当柏原市におきまして今仕掛けておりますことは、今年度は柏原市だけでいわゆる企業間の情報マッチングといいますか、企業間のいわゆるお互いのマッチングのもとにおいて、お互いの下請関係とかまた取引関係とか、そういうものがそこで発展すればいいなというふうな、産業フェアをしたということでございます。 当日3日間でございますが、その中で企業間でもええっという形で話が進んでおるということも、はっきり聞き及んでおります。 今後の話でございますが、今まだこれ果たして飲み込まれてしまうんじゃないかという危惧はあるんですが、一応八尾の市長、それから東大阪市の市長、野田、それから田中誠太氏の3者トップ会談におきまして、3市合同でいわゆる産業フェアということを一回考えていこうじゃないかと。 一応、3市の市長の間ではそれをやろうじゃないかという話を九分九厘は固まっておると。しかしながら、柏原市の企業がその中に、例えばこの前東大阪市のいわゆる某企業があそこのシティホールの向かい側のビルで、見本市のような格好を開催されまして、非常に236社という大きな規模でございます。柏原市から40社です。 そういった中で、飲み込まれてしまうんじゃないかという懸念もありまして、これはちょっと慎重に考えないかんなというふうに改めて、恐らく1カ月以内に東大阪と八尾と松原とあったんです。松原も割合大規模でございまして、松原はよう見に行かなかったんですけれども、東大阪のそれは行きましたら、それはもう要するにインテックでやるような見本市でございます。 ここへ柏原市の企業が乗り込んでいって、飲み込まれてしもうたら、柏原市元も子もないやないかと、そのような発想を率直な意見として持ちました。だから、慎重に考えていきたいということと、それから今の産業フェアの柏原市におけるフェアということをさらに進めていきたいということを、来年度も考えたいなというふうには思っております。 ◆17番(乾一議員) ありがとうございます。 ええ意味ですよ。市長の我意な性格を出していただいて。柏原は40社かわかりませんけれども、目立つようによろしくお願いします。 ほかにも商工会の本当にいろんな形で、先ほど答弁いただきまして、バーチャル産業団地ですね、管理運営をやっていただくとか、またクリエイションコアという形で、出展企業の支援もやっていただいているという形で、商工会とも一丸となってやっていただいていることは十分わかります。 市長の答弁もいただきましたように、これから本当に柏原市だけじゃなしに、いろんなところへ出ていって、柏原市のものづくりあるいは企業の紹介、またその発展のために、いろんな形で仲を持つといいますか、そういう形のものが発生すると思います。 自治体も本当に、こんなん言うたら商売しているという形にもなってきますし、本当に税収の一助にもなると思いますし、私ごとですが、私もいろんな会社、ちょっと前は関係しておりましたんで、今でも気になるような事案がいっぱいありまして、この今の景気の動向が、従来でしたら1年、2年という、また長期の景気の向上というような形がありましたけれども、今は本当に目まぐるしく変わるような世間の経営状況でして、ちょっと建て売りの家が3カ月間売れたなと思ったらぱたっととまってしまうとか、そういういろんな形で変動があるような時期であります。 そういう中において、やっぱり柏原市の企業はもうけていただいて、税金も納めていただいて、そしてしかも雇用も発生して、地域の方々がそこへ就職、すべてではありませんけれどもできるというような形の構造的な部分がやっぱり必要でないかと思います。 そういう中で、ちょっと一部気になったことがありますので、再質させていただきます。 事業仕分けの中でも、開業資金の融資の問題が先ほどの12の項目の中に1つありまして、いろいろ項目の中でこれが不透明で見えにくいというようなこともありましたけれども、そういう企業のこれは現実的な話で、融資、借入金、そういう制度の支援という形で、柏原市今どういうものがあるんかという形のものをちょっとお聞かせ願いたいと思います。 ◎乾至克市民生活部長 自席からご答弁申し上げます。 大阪府の信用保証つきの制度融資で、主なものをご説明します。 一般的な運転資金、設備資金を必要とする場合には、一般事業資金融資があります。次に、売り上げが減少している、取引先が倒産して資金繰りが厳しい場合、この場合は経営安定資金融資があります。次に、創業時または創業から5年未満の方で、資金が必要な場合は、開業資金融資があります。最後ですが、企業規模が小さい企業向けには、小規模資金融資などが主なものでございます。 それと、本市で小規模事業者対象に、信用保証つきの小規模企業事業資金融資などを行っております。 以上でございます。 ◆17番(乾一議員) 今の利用されている件数がわかれば、大体で結構です。わからなかったら別に結構です。 ◎乾至克市民生活部長 すみません。ちょっと手元に資料がございません。申しわけございません。 ◆17番(乾一議員) また後ほど教えていただきましたら。 そういう融資制度もあるということを、今後も広報かしわらで告知もしていただいていると思いますねんけれども、幅広く企業の方にも告知していただいて、利用していただけるように、よろしくお願いします。 それと、先ほどの件に戻りますが、自治体も一歩も二歩も三歩も踏み込んで、やっぱり産業の、会社にしろそれから商業にしろという形で、いつも商業の商店街の活性化、あるいは商店街のシャッター通りの話出て、それ以上前へ行きませんねんけれども、ともかく一番はやっぱり経営者、商店主の皆さんあるいは地域の皆さんがやる気にならなあかんいうことで、笛を吹けどという形で、前にもこういう質問をさせていただいて、市長にも答弁いただきました。 本当にこれから、柏原のダイエーも閉まりましたし、前に広域商業診断報告書をいただきましたように、ほとんどの人が柏原ではもちろん、毎日の生活、食べる物ですね、食品については柏原で大体購入されていますが、ちょっとした買い物があったら、やっぱり八尾市が多いですわね。あと大阪近辺へ出ていかれるという形で、柏原市の中でそういう食料品を買っていただくとかいう、現に店も地域に点在していて、食料品については割かしあると思いますけれども、例えば法善寺なんかでも食べ物屋さんなんてもうほとんどなくなってしまいましたね。 今、柏原市の人口の多いところいうたら、法善寺と旭ヶ丘なんですけれども、その中で法善寺なんか、この間も僕ちょっとうろうろしていて飯食べようかなと思ったら、2軒休んでいてもう食べるところないという形で、そういうこともありまして、やっぱりお客さんが行かなあきませんし、僕もできるだけ柏原市で食べたり飲んだりいう形で考えております。しかし、余り飲んでいたら、あいつ飲んでばかりしとるやないかと、多分言われていると思いますし、そやけどもそれを越えて、やっぱり柏原市でお金を落とさなあかんな思うて行っております。 職員の皆さんも難しい状況におられるのかわかりませんけれども、国分に来たらいっぱい飯屋もありますし、いっぱい飲み屋もありますんで、やっぱり地域の活性化いう形で、ぜひ商店をご利用していただきたいと思います。 その中で、これからの商店街、飲食店を初めいろんな各商売されているお店の、我々もむしろ住民の皆さんにもいろんな形でお聞きして、どういう形の柏原市の商店街づくりがというようなことも、もちろんこういうことも次の総合計画の中で市民アンケートをとられて、いろいろまだここの中では発表されておりませんけれども、私も総合計画の審議会に入っておりますんで、2回会議ありまして、そういう中で示されておることもありますんで、ぜひ商業につきましてもやっぱり一歩、二歩踏み込んだ施策をお願いしたいと思います。 今回、いろいろ調べてきましたけれども、よそのいろんなこと言うても仕方ないし、やっぱり柏原市に見合ったあるいは似合ったものを我々で、市長がいつも言われるオール柏原という観点で、職員の皆さんもあるいは市民の皆さんも本当に一緒になって、柏原市のまちづくり、商売の皆さん本当に活性化でき、また商売ができるようにという形で、買う側も一緒になって、また使う側も一緒になってやってかなあかんと思いますので、施策のほうもまた振興のほうもよろしくお願い申し上げます。 これは終わります。 続きまして、整理番号20番、農業振興についてでありますが、柏原ブランドのイベントやいろんなことをやっていただいていることに感謝申し上げます。 先日、農地パトロールという形で、今私も農業委員やらせていただいておりますので、行かせていただきまして、これは農業委員のほうに義務づけられた仕事となっておりますが、東条地区を回らせていただいて、意外とやっぱり農地としてありながら、つくっておらないところもありまして、こういう遊休農地を本当に利用して、何とか農業される皆さんを発掘していって、また土地利用を考えながら、柏原の農業、発展いう形のもんでやっていただきたいなと思います。 そういう中で、柏原市の中で、僕も近所で農業を専門にやっておられる方も何人か知っておりますけれども、果たしてその人に、あんたとこ売り上げ何ぼあんねんと余り聞けませんし、少ないという形はよく聞きますけれども。そういう意味において、柏原市の農業されているおうちの中で、要するに農産物の販売価格とそれから農家数について、わかればお願いしたいと思います。 ◎乾至克市民生活部長 近畿農政局大阪農政事務所が、平成18年から平成19年にかけて、平成17年2月1日現在で実施しました統計調査の結果によりますと、本市の販売農家214件のうち、販売金額が500万円未満が188件、500万円以上が26件となっております。 以上です。 ◆17番(乾一議員) ありがとうございます。 214件いう形であって、500万未満が188件、500万円以上が26件ということで、やっぱり10%ちょっということで、農業をやっていただいて食べていけるという、そういうシステムづくりが。国分のほうでもやっておられるところは、大概土地を持っておられたところを、例えばマンションとか一部収入が確実に確保されて、農業を専業としてやっておられるという方も随分おられると思います。 そういう意味において、売り上げにやっぱり連なって、生産意欲もまたこれからの担い手、いろんな形で農業委員会のほうでも研修会でもやっていただいておりますけれども、やっぱり担い手の育成という形、またそれは先ほども申し上げましたように農地の確保も要りますし、そういう遊休農地を農業専従者の方に、それはいろいろ譲渡、あるいは貸し出すとかいうような形のほうの手続もできると思いますんで、そういうふうに十分これから農業振興についてお願いしたいと思います。 ブドウについては、柏原ブランドいう形でぶどうからワインづくりもかなりテレビ放映もされまして、店もまた企業も有名になられておられていると思います。 そういう中で、柏原ブランドのブドウも、地域では大阪地区でも随分有名になっていますが、その担い手がおられなかったら、やっぱり農業の振興にもつながらんと思いますので、この辺につきましても、先ほど申し上げました産業についての中でも一歩、二歩も踏み込んだ形で、農業づくり、後継者の育成、そして農地確保という形の部分の自治体の協力、また振興をよろしくお願い申し上げまして、この部分は終わらせていただきます。 続きまして、整理番号22番、サンヒル柏原についてです。 初めて数字が半期分の部分で示されて、今までも議員の方かなり、やっぱり議会の中でサンヒル柏原の購入を賛成し、そしてこれからの運営についてもいろんな形で皆さん質問されたり、また心配されたりいう形であったと思います。 そういう中で、今回示された中で、ちょっとこの中の二、三お聞きしたい部分ありまして、いろんな催し物をやっていただいて、また計画表にも書いていただいて、本当にそのときに人が集まったり、またお客さんも来ていただいて、十分寄与されていると思います。 その中でちょっと気になる部分がありまして、まず決算書の中で、支出の部の寄附金257万6,312円というのがあるんですけれども、この寄附金いうのはちょっとどういう内容かお聞きしたいなと思います。 ◎北村達夫まちづくり部長 自席からご答弁いたします。 先日提出させてもらいました決算書の支出の部の中の寄附金257万6,312円につきましては、柏原健康推進財団の事業目的の中で、サンヒル柏原の管理運営以外で、市民の健康意識の醸成及び啓発、または市民の生きがい及び健康づくりの支援というふうな立場で、現在サンヒルの敷地の一部、または市民文化センターの横の上市公園の中に、健康器具、特にお年寄りに利用していただきやすい、安心して利用していただけるという健康器具を柏原市に寄附していただいたということで、それの器具と設置費用一式でございます。 ◆17番(乾一議員) 立派なことをやっていただいているのに、ちょっと寄附金いう言葉の表現、ちょっと僕はこういう決算書では余りなじまないかなと思いますねんけれども、これしか科目ないんやったら仕方ないと思います。 あともう一つ、この収入の中で、奉仕料いうのはどういう部分で取っておられるのか。旅館でもありました、泊まられたら税サービス料とかある、そういうものなのか、ちょっと確認したいなと思います。 ◎北村達夫まちづくり部長 お答えします。 この収入の部での奉仕料につきましては、一般で言うサービス料のことでございます。 ◆17番(乾一議員) ありがとうございます。 余りこれ、数字を初めて示していただいたので、ちょっと気になるところだけ聞いております。何も追及しているんと違いますんで、理解していただくようお願いします。 あと、この全般の営業状況表、半年分見せていただいて、やっぱり営業努力されて、12月、1月あるいは3月、いろんな忘年会あるいは新年会、そして3月いうたら歓送迎会という形の月にやっぱり売り上げが上がっているということで、営業努力されているなという形で思います。 ただ、この利用状況表の2月が、レストランが非常に4,459人来られていて、売り上げは少ないんですけれども、金額は。そやけども、10、11、12、1と比べたら倍来られて、いわゆる少ない、これは状況が何かあったんか、催し物が何かあったか知りませんけれども、突出しているんです、2月のレストランの人数が。 3月は6,668人という形で、これ何かわかりますか。わからなかったらよろしいですわ。何で2月こんなに多いんかなと思って。レストランの人数多かったら、当然売り上げも……。いや、わからんかったら結構ですよ。 ◎北村達夫まちづくり部長 お答えします。 格段理由というのはちょっとわかりませんけれども、いろんな季節ごとのイベントとか、パックものをやっていますので、その辺で集客がぐんとふえたということだと思います。 ただ、その分が売り上げに反映していないのは事実なんですけれども。 ◆17番(乾一議員) ありがとうございます。 ちょっと要望だけ。この間、ちょっと農業委員会で宴会させていただいて、ぜひ考えていただいて、簡単な着物でも結構ですから、何か配膳している人が悪いとか言いません。やっぱり着物着られて、宴会のときはちょっとやっていただいたらごっつい雰囲気も出てくると思いますんで、その辺安い着物でも、上下で今あると思いますので検討していただけたらと思います。 以上です。終わります。 ○山下亜緯子副議長 以上で乾一議員の質疑・質問を終わります。     〔寺田議長 山下副議長にかわり議長席に着く〕 ○寺田悦久議長 次に、大坪教孝議員、登壇願います。     〔8番 大坪教孝議員 登壇〕(拍手) ◆8番(大坪教孝議員) 8番議員の大坪教孝でございます。 議長のお許しをいただき、平成22年第4回定例会におきまして、議案並びに一般質問をさせていただきます。 整理番号23番、平成22年度柏原市一般会計補正予算(第6号)第2表、債務負担行為補正、基幹系業務システム再構築に係る経費8億6,000万円について、今この時期にやらなければならない理由をお伺いいたします。 これより一般質問に移ります。 整理番号24番、高齢者の健康づくりの推進についてでありますけれども、平成12年度から始まった第3次総合計画で、長寿社会を迎え健康づくりの推進がうたわれております。 この10年でどのように進められてきたのか。また、同時に介護保険制度が発足してことしで10年を迎えます。当初約1,200人であった要介護認定者が、今では約3,300人と大きく増加しています。 制度を活用していただくことは大変結構でありますが、介護を必要としない健康な体をつくっていただくことも重要だと考えます。そのための市の健康づくりの施策について、お伺いします。 整理番号25番、関電道路の大型ダンプの通行についてであります。 前回の9月議会で、大型車の通行規制がされている関電道路を最近大型ダンプが頻繁に通行することについて、質問をさせていただきました。 今後、柏原警察署と協議を行うとの答弁をいただきましたが、その後どのような協議をされたのかお伺いします。 整理番号26番、リサイクル事業についてでありますが、現在、本市が行っている取り組みの状況について、お伺いします。 以上で1回目の質問を終わらせていただきます。 ○寺田悦久議長 大坪教孝議員の質疑・質問に対し、答弁を求めます。     〔塩野臣成 総務部長 登壇〕 ◎塩野臣成総務部長 私からは、大坪議員のご質疑・ご質問のうち、整理番号23番につきましてご答弁申し上げます。 ご質疑は、議案第56号 平成22年度柏原市一般会計補正予算(第6号)のうち、債務負担行為補正の基幹系業務システム再構築に係る経費について、質疑内容は、今この時期に債務負担行為を行う理由についてでございます。 現在、使用しております基幹系システムの機器類につきましては、既に平成22年2月末にリース期間が満了しており、現在は保守契約により維持している状態であり、機器更新の必要が生じております。 あわせて財政面から検討いたしましたところ、住民基本台帳法改正の施行期日が平成24年7月に迫ってきており、これを別に改修するとなりますと多額の費用負担が生じてまいります。今回のシステム再構築にあわせてこの法改正分も取り入れますと、かなりの経費節減を図ることが可能となります。 このシステム更新のためには、約1年間の移行期間が必要となりますため、平成24年1月からの本稼動を目指して、この時期に債務負担行為をお願いしたものでございます。よろしくご理解賜りますようお願いいたします。 私からは以上でございます。     〔土井逸朗 健康福祉部長 登壇〕 ◎土井逸朗健康福祉部長 続きまして、私からは整理番号24番についてご答弁申し上げます。 質問事項は福祉、質問要旨は高齢者の健康づくりの推進についてでございます。 第3次総合計画では、「高齢者すべてが健康で生きがいを持って、住みなれた地域の中で自立して暮らせるように、保健、医療、福祉の連携による在宅福祉の充実を図るとともに、生きがいづくりの推進を図る」ことを基本方針に掲げ、平成13年度から本年度を最終年とし、事業を推進してまいりました。 平成15年度からの介護保険事業計画や、健康かしわら21(平成15年2月策定)におきましては、高齢者の健康づくり事業を実施してまいりました。 介護保険制度につきましては、平成18年度の介護保険法の見直しに伴い、介護サービスの充実に加え、新たに介護予防の普及啓発が加えられ、本市におきましても、「セレクトウェルネス」の事業として関係各課と連携をしながら、高齢者に対して「口もとすっきり若返り教室」、「からだすっきり若返り教室」等の介護予防事業を進めてまいりました。 本年8月、国において、介護予防事業について見直しが図られたことにより、これまで健康福祉センター(オアシス)、老人福祉センター等の拠点施設におきまして、各種介護予防教室等を開催してまいりましたが、今後はそれに加えて、地域単位での介護予防教室の取り組みを推進してまいりたいと考えております。 また、現在実施しております市民の皆様との協働によります介護予防事業(物忘れ予防サロン、いきいき若返りサロンなど)につきましても、ボランティアや市民の皆様と緊密に連携しながら、これらの活動を支援してまいりたいと考えております。 さらに来年3月には、介護予防や健康づくりのボランティアの交流会を開催し、市民ボランティアの方々との協働関係をさらに深めながら、持続可能な介護予防事業を進めてまいりますので、よろしくご理解賜りますようお願いいたします。 以上でございます。     〔米岡淳一 都市整備部長 登壇〕 ◎米岡淳一都市整備部長 続きまして、私からは整理番号25について答弁申し上げます。 質問事項は都市整備、質問要旨は市道大県信貴線の大型自動車の通行についてでございます。 市道大県信貴線は、旧国道170号から大県の柏原市立健康福祉センター(オアシス)前を通り、信貴山へ至る道路で、通称「関電道路」でございますが、さきの9月議会でもご質問いただきました大型自動車の通行状況についてでございます。 9月議会当時は、市でビデオカメラによる大型自動車の交通量調査を通行許可の時間帯である午前9時から午後5時までの時間帯で行い、1日当たり約30台程度の通行量を把握しておりましたが、調査時間外の早朝に相当数の大型自動車の通行が見受けられるとご指摘があり、その後交通量調査の時間を午前5時から午前9時まで広げて調査をしたところ、通行許可時間外に大型自動車の通行は1日当たり約18台程度確認しております。 そこで、柏原警察署に通行違反の車両の取り締まりと、パトカー等によるさらなるパトロールの強化をお願いし、実施していただいたところ、11月末現在におきまして、上り下りの合計で、通行許可時間外で2台程度の車両の確認となり、通行時間違反の大型車両は激減したと考えられます。 現在、市で調査を行っています午前5時から午後5時までの大型自動車の通行量は、1日当たり約35台程度となっております。 なお、平成22年9月1日現在、東山地区において、本市土砂条例に該当する土地の埋め立て等の申請箇所は8カ所でございましたが、平成22年11月末におきましては、埋め立て等が行われている箇所は完了した箇所と休止の箇所を除き、現在6カ所となっております。 今後も、大型自動車の通行については、動向を注意深く見守っていきたいと考えておりますので、よろしくご理解のほどお願い申し上げます。 以上でございます。     〔乾 至克 市民生活部長 登壇〕 ◎乾至克市民生活部長 続きまして、私からは整理番号26番についてご答弁申し上げます。 質問事項は環境、質問要旨はリサイクル事業について。 ご質問の趣旨は、本市のリサイクル率の状況及びリサイクル施策についてお尋ねをいただいております。 空き缶や瓶などのリサイクルされる資源化物の量を、ごみの総排出量で割って求めた本市のリサイクル率は、平成19年度4.7%、平成20年度5.8%、平成21年度6.8%となっており、市民の皆様のご協力により徐々に高くなっております。 しかしながら、平成21年度の大阪府内市町村の平均値11.8%と比較いたしますと、依然として低い水準にあります。 そのため、本市では紙パック、飲料用ペットボトルの拠点回収を初め、市役所、学校等公共施設におけるごみ分別の徹底及び紙リサイクルの推進、地域の町会・自治会・こども会で取り組まれている集団回収への助成、またごみの排出量を減らすため、生ごみの堆肥化機器購入への助成や子ども服のリサイクル、マイバッグキャンペーン、エコライフクッキング、広報誌への「ゆずってください。ゆずります。」コーナーの掲載など、さまざまな3R施策に取り組んでいるところでございます。 また、リサイクルの推進には、市民の皆様のご理解とご協力が何よりも大切でありますので、引き続き環境フェアや広報誌を通して、積極的に市民への啓発に努めてまいりますので、ご理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。 私からは以上でございます。 ○寺田悦久議長 以上で一通りの答弁は終わりました。大坪教孝議員、再質問はありませんか。 ◆8番(大坪教孝議員) ご答弁ありがとうございました。 それでは、再質問させていただきます。 整理番号23番、基幹系業務システム再構築に係る経費として、今回8億6,000万円の債務負担行為が上げられております。平成24年7月から住民基本台帳法が改正となるということで、それを見越して新しく整備を行うということでありますけれども、非常に大きな事業費であるわけで、例えば今現在運用しているシステムを改修するという、そういう選択肢はどうなのか、そのあたりをちょっとお示しいただきたいと思います。 ◎塩野臣成総務部長 自席よりご答弁申し上げます。 既存のシステムは柏原市独自のシステムで運用しており、現在も法改正に対応するために多額の費用がかかっております。今後も多くの大幅な法改正が予想されますことから、法改正のたびに多額の費用負担が発生してまいります。 また、既存のシステムが本市独自のものでありますことから、このシステムを取り扱える専門の技術者が年々減少しております。今後、法改正に対応していくことが困難になってくるかと思っております。このため、今回計画の構築では、本市独自のシステムではなく、広く普及したパッケージシステムを新たに導入するという選択をしたものでございます。 以上でございます。 ◆8番(大坪教孝議員) わかりました。 現在NECで運用されているわけですけれども、今後のシステム導入について、どのような契約方法を考えておられるのか。特定の業者しかそのシステムが組めないものではないのか、競争性が働くのかどうか、そのあたりをちょっとお伺いしたいと思います。 ◎塩野臣成総務部長 今回の再構築では、企業の持っている技術力、豊富な経験、同様の団体との取引実績などを生かした、柏原市の情報化推進にふさわしい提案を求めることができるプロポーザル方式を導入いたします。 この方式により、多くの企業に幅広く企画提案を求め、その中から例えば提案書評価・価格評価・業務機能要件評価・デモ評価・プレゼン評価等々総合的に判断いたしまして、最もすぐれた企画提案者を契約の相手方として選定してまいります。 このプロポーザル方式におきましては、市が要求いたします機能等に見合った方法を各業者のシステムの中で考えていただきます。その上で、各業者のシステムのすぐれた面を競っていただくものでございます。 したがいまして、特定の業者しか組めないといったことではなく、競争性は十分働くものでございます。 以上でございます。 ◆8番(大坪教孝議員) そしたら、その新しいシステム導入に当たってのランニングコストというか、今システムエンジニアという方がたくさんおられるんですけれども、携わる職員の数というものはどうなるのか。人件費がそれを導入することによって抑えられるのか。そのあたりをちょっとお示しいただけますか。 ◎塩野臣成総務部長 ランニングコストにつきましては、今後法改正等が全くなく、このままの状態を維持していくこということであれば、現在の状況とさほど変わりなく、新システムによるメリットは生じてきません。 しかし、法改正などにより改修の必要が生じた場合には、普及型のパッケージを導入するため、独自開発するよりもはるかに安価で改修することができ、そのメリットは非常に大きいものと言えます。 例えば極端に申し上げますと、1つの法改正によるシステム改修・開発費が1億円かかったとして、既存のシステムでは、本市独自のシステムのために1億円全額を支払うということになりますが、普及型パッケージになりますと、全国で同システムを導入している自治体が、仮に10団体あるとしましたら、10分の1の1,000万円の支払いで済むという形になってこようかと思います。 また、人件費につきましては、再構築したシステムが安定稼動すれば、運営面で原課対応が可能となってまいります。このため、情報担当課の業務量が、軽減が図られるものと考えております。このことによって、情報課担当職員を削減して、他の部署に配属することによりまして、新たな職員採用を抑制し、市全体の人件費は抑制できるものと考えております。 以上でございます。 ◆8番(大坪教孝議員) わかりました。 おっしゃるとおり、近年、国の法改正というのがちょこちょこ出ているように思いましたし、そのたびに多額のシステム改良費というのも計上されておったように思います。 これを導入すれば、今後その経費が抑えられるということで、理解いたしました。結構です。 整理番号24番、高齢者の健康づくりの推進についてでありますけれども、これまでさまざまな取り組みをしていただいておりますけれども、それらに参加される方の数いうものはどうなのかなと。十分達成されているのかなと、このようにも思います。 健康づくりというのは、やはり適度な運動をすることが一番だと私は思っています。 第4期高齢者いきいき元気計画。この中のアンケート調査結果を見ますと、高齢者の約4割の方が運動不足と感じている、こういうふうに回答しておられるわけです。 そうは思っていても、高齢者の方々はなかなか運動するということが大変苦手なようでございます。こういう方々を実際に運動してもらえるようにするには、どうしたらいいのかと。これ大変難しいかと思うんですけれども、その辺はどのように考えておられますか。 ◎土井逸朗健康福祉部長 議員お尋ねの、今後高齢者等をそういう教室にどのように導いていくかいうことをお尋ねだと思います。 先ほどご答弁申し上げましたように、今後は地域単位で高齢者の方々が参加してもらいやすいように、市民ボランティアの方とともに、介護予防教室の取り組みを推進してまいりたいと考えております。 例えば、現在市内各地区で開催されております「老人クラブでの集い」や「地区福祉委員会」が行っておられます「ふれあいサロン」等で介護予防指導や啓発活動を積極的に行いまして、一人でも多くの方に参加してもらえるような取り組みを計画しております。 今、議員ご指摘の運動についてでございますが、先日開催されました「健康・ウォークinかしわら」等の健康づくりのイベントなどにも参画しまして、あらゆる機会を利用して介護予防や健康づくりについての啓発を進めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆8番(大坪教孝議員) 行政としても、環境の整備ということも大変必要かなと思いますので、研究を重ねていただいて取り組んでいただきたいと思いますんで、よろしくお願いします。 整理番号25番、関電道路の問題ですけれども、市民には大県信貴線と言ってもぴんときませんので、関電道路という呼び方でいかせてもらいます。 前回申し上げてからすぐに警察のほうへ取り締まりをお願いしていただいて、大変ありがたいと思います。 ここで、もう一度確認させていただきますけれども、市に対して残土処分場の許可申請をされるときには、この関電道路をダンプが通る経路になっているのかお伺いします。 ◎米岡淳一都市整備部長 東山地区におけます土地の埋め立て等の事業者からの申請書におきましては、いわゆる関電道路については搬入ルートとしてなっていないということでございます。 ◆8番(大坪教孝議員) なっていないということで確認をしました。 協議の中で、柏原警察署の見解というものはどのようなものであったのかお伺いできますか。 ◎米岡淳一都市整備部長 柏原警察署での通行許可の状況でございますが、これは大型車両の通行につきましては、それぞれ通行許可申請が出てきましたら、それについて必要性等を検討されまして、通行期間や時間を記載した許可証を発行しているということでございます。 ただ、大坪議員言われています土砂条例の事業箇所に行く例えば車両の許可申請が出た場合どうなるかということになろうかと思いますけれども、この辺も柏原警察署とかなり突っ込んだ協議もしております。 しかし、通行許可の許可を与えるとき、土砂条例での事業計画書等を仮に異なっているという場合につきましては、直接リンクせずに、警察としては独自の立場で許可を与えているということでございます。 ◆8番(大坪教孝議員) 警察での判断で許可を与えているということなんです。そしたら、その台数の制限というのはどのように考えておられるのかお伺いできますか。
    ◎米岡淳一都市整備部長 この土砂条例ができました平成6年当時、非常に多うございまして、1日400台程度の大型車両が通行していたわけでございますが、現在、先ほどの答弁でも述べさせていただきましたように、1日に大体35台程度、時間外で2台程度見受けられているという状況でございますので、そこまでいきませんが、柏原警察としても今のところは台数制限等までしていないと聞いております。 ◆8番(大坪教孝議員) 残土処分場が6カ所ということで、今は非常に少ない。それによって台数制限も警察任せと言うたら怒られますけれども、警察のほうでその辺をやっているということです。 そしたら、大型ダンプによる関電道路の損傷というものは考えられないのかどうかお伺いします。 ◎米岡淳一都市整備部長 これにつきましては、もともと関電道路自体できたのが、関西電力の信貴変電所で、建設当時、やはり工事車両等、変電所の例えばトランスとか非常に重量の大きい貨物等を運んだ状況もございまして、関西電力もそれによりましてこの大県信貴線をつくった経緯があるものですから、道路の舗装等につきましては、当時それなりの舗装圧等を見込んでおります。 ちなみに、現在大県信貴線の舗装圧は、表層の密粒度アスファルトコンクリートが5センチ、粗粒度アスファルトコンクリートが5センチ、それとあと路盤の合計が40センチありまして、全部で50センチの舗装圧となっておりまして、これは道路構造令等いろいろ調べますと、十分大型車両、日1,000台から2,000台程度の大型車両の通行についてはいけるということで、私どものほうは考えております。 ◆8番(大坪教孝議員) はい、わかりました。 そしたら、この関電道路の幅員を教えていただけますか。 ◎米岡淳一都市整備部長 幅員は、狭いところでも片側車線2.75ありまして、全幅で5メートル50あります。5メートル50ありますと、真ん中にセンターラインを引ける道路ということになっております。 ◆8番(大坪教孝議員) 車の通る幅2.75ということで、10トンダンプの車の幅は2メートル50センチなんです。普通に真っすぐ走れて、2メートル75の2メートル50ですから、もういっぱいいっぱいですね。 最近、この関電道路にもどんどん電柱が立てられていますんで、当然はみ出して通行しておられます。また、この関電道路、急なヘアピンが何カ所もございます。普通乗用車でさえ、はみ出さずにコーナーを曲がるというのは大変苦労するわけです。 そこをこの大型ダンプがどうやって通行しているかということは、想像してもらえればわかると思います。非常に危ないというふうな状況でございます。周辺住民だけでなく、通行する車にも影響を与えているわけです。 また、旧の国道170号、ちゃんこのところからオアシスまで、市の循環バスも走行しています。この大型ダンプと循環バスが対向できるのかなと、このように思います。 現場は、見ますと信号の交差点の停止線から100メートル手前で車をとめて待っているわけです。対向して、行き過ぎてから、交差点へ突っ込んでいく。信号が変わりますんで、スピードを出していく。こういう今危険な状態にあるわけです。 にもかかわらず、警察が通行許可証を発行するということ、どうなのかなと。また、道路管理者として、市として、手も足も口も出せないというのは、どういうことなのかなと。これで本当に事故が起きた場合、責任問題に発展しないのかなと、大変心配いたします。 大型ダンプの通行問題含めて、東山に残土処分場をどんどん許可することについてもどうなのかなと。今後、私も研究し、追及していきたいと、このように考えておりますので、今回はこれで終わります。 整理番号26番、リサイクル事業についてでありますけれども、いろいろ事業を展開していただいております。町会や子ども会などの協力もいただいているということで、こういった市民運動というのが、大きなリサイクル運動につながっていくのかなと思います。 そこで、この市民による集団回収の状況についてお伺いできますか。 ◎乾至克市民生活部長 自席からご答弁申し上げます。 地域における集団回収の取り組みが古紙回収を推進し、リサイクル率の向上につながる大きな要素の一つであります。 本市では、集団回収をサポートするため、新聞紙、雑誌、段ボール、アルミ缶について、回収量1キロ当たり5円を助成金として支給しておりますが、集団回収をより地域に根づかせるため、平成21年度まではこども会に限られていた助成対象を、平成22年度から町会・自治会に拡大したことによりまして、集団回収に取り組む団体が平成21年度の12団体から、平成22年度は29団体と拡大しております。 今後、さらにより多くの町会・自治会に古紙類を中心とした集団回収に取り組んでいただくため、引き続き啓発に努めてまいります。 以上でございます。 ◆8番(大坪教孝議員) そういった制度の枠も広げていただいて、機運を高めていただいて、大変ありがたく思います。多くの市民、町会、市を挙げてリサイクル運動に取り組まなければならないなと思いますので、さらなる展開をお願いしたいと思います。 ちょっと時間がありますので、あと1点だけお聞きしたいと思いますけれども、この柏原市は古紙の回収量、率じゃなくて回収量です。この回収量は低いのかどうかお伺いします。 ◎乾至克市民生活部長 決して高くございません。低いほうでございます。 以上でございます。 ◆8番(大坪教孝議員) 低いほうだということで。 先日、市民の方から柏原市主催のある行事で、このようなKPGと書かれたメモ用紙をいただいてきました。その裏にこう書いてあるんで、ちょっと読ませていただきます。 柏原市古紙循環プロジェクトに参加しよう。リサイクルという言葉がここ数年で一般的になってきたように思うきょうこのごろです。しかし、大阪府の中で柏原市は古紙回収活動の弱さが、他の市に比べて非常に弱いことを皆様はご存じでしょうか。 具体的には、大阪府の1世帯当たりの平均回収量の10分の1しか、柏原市は一般家庭から古紙を回収できていません。この現状をどうにかできないかと数社の企業が集まり、古紙回収活動を強化できる企画を考えて、地球にやさしいまちづくりを目指す活動を始めています。 ごみではなく資源へ。企業だけではなく、皆様の協力が必要となります。地球にやさしいまちづくりに協力ください。 こういう表現をされますと、柏原市の批判をされているようで、非常に不愉快というかいい気持ちがしない。集団回収を行っていない町会では、市民の皆さんは民間の廃品回収業者に出されたり、一般家庭ごみと分けて出されておりますので、ほとんどの市民は別の形で協力していただいていると私は思っています。 そういう民間業者に出すと、それは柏原市の回収量としてカウントされていないのではないかと、このように思うんです。一般家庭から府下の平均の10分の1しか回収できていないと言われるのは、集団回収された量だけの数字でもって言われているんじゃないのかなと、このように思うわけです。 この表現だと、新聞紙などを一般の廃品回収業者に出されることは、市民として協力していないと言われているようにもとられるのではないかと。 この5社でつくられるKPGですか、柏原市古紙循環プロジェクト、この方たちとどういう形で市とタイアップされているのか。市としてどういう形で協力するのか。いつ、だれが取りに来てくれるのか、または持っていくのか。いつどこへ持っていくのか全くわからないというご指摘をいただきました。 柏原市が低いと言われるなら、廃品回収業者に出さずに市民としてどういう形で協力すればよいのか。答弁は結構でございますので、そこらあたりをどういう形でこのプロジェクトに市民が協力すればよいのか、市の行事でこういったものを配布するのであれば、具体的に知らせていただけたらと思いますので、よろしくお願いいたします。 これをもちまして、私の質問を終わらせていただきます。 ○寺田悦久議長 以上で大坪教孝議員の質疑・質問を終わります。 次に、堅木照久議員、登壇願います。     〔14番 堅木照久議員 登壇〕(拍手) ◆14番(堅木照久議員) 皆さんこんにちは。14番議員の堅木照久でございます。 議長のお許しを得まして、平成22年第4回定例会におきまして、個人質問の機会を与えていただきました議員各位に感謝をいたします。 また、足元の悪い中、傍聴においでくださいました市民の皆様にも厚く御礼申し上げます。 さて、本年締めくくりの本会議でもあります。また岡本市長にとりましても、ちょうど折り返しの2期目の2年目に差しかかろうとする時期でもあります。さらに、柏原市第4次総合計画策定の時期でもありますので、元気なまちづくりについてお伺いし、さらには今、来年度予算査定の時期でもありますので、何としてもこの景気対策に力を入れていただき、また将来を支えてもらう若者への施策に力を入れていただくことをお願いし、通告順に従いまして質問に入らせていただきます。 一般質問、整理番号27、まちづくり、人口減少時代、少子化・高齢化が進む中での柏原市のまちづくり。 岡本市長が柏原市政のかじ取りをされて、2期目の約半分がたちました。多選自粛条例どおりでありましたら3期までとし、ちょうど折り返し点の6年目にもなりました。 今後の柏原市のまちづくりについて、まず今後の広域連携について、特に今回議案でもある中河内地域の広域連携によるまちづくりについて、お伺いをいたします。 整理番号28、ひきこもり対策、「ひきこもり青少年ゼロ・プロジェクト」について。 大阪府でも本格的にひきこもり対策のため、本年度より「ひきこもり青少年ゼロ・プロジェクト」がスタートをいたしました。全国で今まで60万人とも言われているひきこもり青少年が、今では70万人とも言われております。早い時期での対策、また親支援が必要であります。 今回、柏原版ひきこもり青少年ゼロ作戦について、お伺いをいたします。 最後に整理番号29、下水道、下水道整備について。 公共下水道の整備状況及び今後の進め方についてお伺いをいたします。 以上、私の第1回目の質問を終わらせていただきます。ご清聴ありがとうございました。 ○寺田悦久議長 堅木照久議員の質問に対し、答弁を求めます。     〔北村達夫 まちづくり部長 登壇〕 ◎北村達夫まちづくり部長 私からは、堅木照久議員の一般に対する個人質問のうち、整理番号27についてご答弁申し上げます。 質問事項はまちづくり、質問要旨はまちづくりについて。その中でも今後の中河内地区での広域連携についてでございます。 ご質問の中河内地区の広域連携についてでございますが、さきの広域行政特別委員会でご報告させていただきましたように、中河内地域広域行政推進協議会におきましては、国の通達により、平成23年3月31日をもって廃止する方針として、東大阪市、八尾市、柏原市の各市議会に提案することとしております。 しかし、本協議会廃止後も中河内地区での広域的な連携が求められる行政課題については、3市で協議を進めながら、任意の機動的な形態の協議会等の設置をすることを確認しており、現在その準備中であります。 なお、最近の連携といたしましては、権限移譲における3市間での情報交換や、3市合同の市民参加ウオーキングイベントの開催、さらに近々では生駒山系につながる3市での有害獣対策の連携に関する覚書締結などがございます。 今後、さらなる市町村への権限移譲の拡大など、地方分権・地域主権の推進が予想される中、中河内地区の連携をさらに進めるため、3市で協議してまいりますので、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 私からは以上でございます。     〔乾 至克 市民生活部長 登壇〕 ◎乾至克市民生活部長 続きまして、私から整理番号28番についてご答弁申し上げます。 質問事項はひきこもり対策、質問要旨は「ひきこもり青少年ゼロ・プロジェクト」について、お尋ねをいただいております。 「ひきこもり青少年ゼロ・プロジェクト」は、大阪府の事業名で、内容は次の世代を担うすべての青少年が、地域で生き生き暮らせる社会づくりを目指し、市町村や民間団体と連携しながら、ひきこもりなど課題のある青少年を地域で早期に発見し、支援する大阪独自のシステムを構築するものでございます。 ひきこもりの就労支援につきましては、既に本市の地域就労支援センターで、コーディネーターが2名で、1年目が「親支援」、2年目が「本人の自立支援」、3年目が「就労支援」とカウンセリングを行いながら取り組んでいます。既に多くのひきこもりが就労しているところでございます。 しかし、相談窓口に足を運ばないひきこもりに対する対策は、発見が容易ではなく、また発見しても人権に十分配慮して対策を講じる必要がございますので、今後、地域就労支援センターを核として、関係部局と連携、調整を行い、情報を共有しながら全庁的に取り組む必要がございます。 そこで、「柏原版ひきこもり対策協議会」を発足し、大阪府との連携のもと、効果的なひきこもり対策を進めてまいりたいと考えているところでございます。ご理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。 私からは以上でございます。     〔奥田隆一 上下水道部長 登壇〕 ◎奥田隆一上下水道部長 続きまして、私からは整理番号29番についてご答弁申し上げます。 ご質問は公共下水道整備第5次五箇年計画の進捗状況と、今後の進め方についてお尋ねでございます。 ご承知のとおり、公共下水道事業につきましては、第5次五箇年計画の整備方針に基づきまして、事業の推進を図っているところでございます。 まず、汚水整備の進捗状況でございますが、平成22年度末の整備目標であります人口普及率80%に対しまして、約79.3%となる見込みでございます。おおむね、目標を達成できるものと考えております。 各排水区の本年度末の人口普及率は、柏原東排水区では約88.8%、柏原西排水区では約73.9%、国分排水区では約75.5%となる見込みでございます。 次に、今後の進め方でございますが、平成23年度以降の整備につきましては、現在策定中の「第6次五箇年計画」を基本に、地下埋設物の移設や私道の承諾などを含めました道路の諸条件を勘案しながら、事業の推進を図ってまいりたいと考えております。 なお、「第6次五箇年計画」が完成しました折には、議員各位にご報告させていただきたいと考えておりますので、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 私からは以上でございます。 ○寺田悦久議長 以上で一通りの答弁は終わりました。堅木照久議員、再質問はありませんか。 ◆14番(堅木照久議員) それでは、再質問をさせていただきます。 整理番号27、まちづくりについては、今回、中河内地域広域行政推進協議会は廃止されますが、地域主権が叫ばれる中、関西広域連合が12月1日、総務大臣から許可され、関西2府5県が国から地方分権を進めようとスタートいたしました。 地域の課題をそれぞれ持ち寄って解決しようと、初代連合長に井戸兵庫県知事、全国初の府県レベルの広域連合であります。防災や産業振興などの共通課題を各府・県が分担、連携して取り組むとともに、国の権限の大幅な移譲を目指す。 今後は、道路整備など各府・県の利害がぶつかる局面で、組織的に決定が下せるのかどうかの成否がかかっておりますが、さて、柏原市は、この関西広域連合では、ちょうど中心に位置するとのことであります。また、緩やかな合併ということで、全国でも既にさまざまな行政課題に取り組む広域連合が結成されています。 約111団体、その中には大阪府下の守口、門真、四條畷のくすのき連合、これは介護保険を扱ったものでございますし、本市も参加しています大阪府後期高齢者医療広域連合もありますが、今後はやはりまちづくり--道路、防災、観光、産業振興などを生かした広域連合の可能性、さらには、関西広域連合は今後、国の出先機関から権限、財源、要員を丸ごと移管を実現させる、地方が主体となって行政運営を確立することを目指すシステムであります。 その国から権限を奪い取る国出先機関対策委員長に、我々大阪府の橋下知事が就任をされ、これで国が出先機関を渡さなかったら、民主党の地域主権は虚像だと国に宣戦布告をもう既にされていらっしゃいます。国に任せないという意思が大事だと、このことを府と市町村の関係に当てはめれば、市と市が広域連合を結び、府の権限を大きく奪い取って、府に任せるということでなく、市の意思でまちづくりを行うことが大事だと思いますが、岡本市長のお考えをお伺いいたします。 ◎岡本泰明市長 この話をし出しますと30分ではとても足りませんので、はしょって話をさせていただきます。 ぜひ、私も府・県レベルのいわゆる広域行政ということを推進いたしまして、積極的に参画をいたしております。柏原を含めまして中河内といういわゆる大阪府下の一つの地域といたしましても、例えば中河内地域ということの広域行政ということを考えますと、羽曳野、藤井寺はどうするんやと、そういう問題も起こってまいります。 また、将来合併をにらんで話をすると言いましても、藤井寺、羽曳野の3市、要は消防、環境、また藤井寺市におきましては給食と、そういった緊密な連携をとりつつある中で、例えば八尾、東大阪、その関係をどのように整合性を持たせるのか。 例えば、大阪府の方針といたしまして、消防署を、いわゆる消防署というよりは消防行政をどのような形で今後集約していくかと言いますれば、いろんな案がございます。例えば柏原市を中河内、東大阪、八尾を含めた一つの地域とする。また、そうしますと現在の羽曳野、藤井寺の問題が残ってくる。 3市の消防行政の中で、そのままでいけるんかということになりますと、そうじゃないと。河内長野を含めまして、富田林を含めまして、千早赤阪、河南、それから太子、このようなところもみんなを含めて南河内の一体感ということの案も出ております。 そうすれば、柏羽藤3市のいわゆる消防行政は非常に進んでおると。非常に失礼な言い方になりますが、先ほど申しました千早赤阪その他のところはおくれておるのではないかと。そうしますと、3市でいわば荷物を担いでやらないかんわけです。そういう問題も出たりする。 また、病院にいたましても、東大阪、それから八尾、それから柏原と、そのような3市の病院ということも統合しようじゃないかという話も出ております。しかしながら、東大阪はもうそろそろ80万にはいきませんが、50万都市です。独自で病院行政はやっていけると。そしたら八尾、柏原だけでやっていけると。いや、そうじゃないと。それじゃ、藤井寺、松原、それから羽曳野と。そしたら松原、羽曳野は市立病院持っておらない。そういういろんな問題が出てまいります。 現在、先ほども午前中に申し上げましたように、いわゆる鳥獣害の対策にいたしましても、東大阪、八尾、柏原、3市でとりあえず出発しようと。また、そこに太子、それから河南町、千早赤阪村と、そういったところも第2次的に参加をしてもらって、鳥獣害対策というものを広く考えていかなならん。 と申しますのは、我々が単純に申します東山、いわゆる高安山系だけが東山鳥獣害の害があるんではなしに、東条または田辺、または旭ヶ丘、そういった葛城山系、その辺の二上山系、そういったところの鳥獣害もこれはもう視野に入れて考えていかないといけないいうことも、いわゆる3市の柏原、八尾、東大阪、3市の市長で、トップ会談という形で、けさほども申し上げましたように、そういったこところもとにかく話し合いありきで、まず積極的に、勇猛果敢に進めていこうではないかと。その上で、大阪府に対していろんな形で物申す、物が言える状態をとりあえずつくろうと。 とりわけ、八尾市との話の中で、3市、東大阪、八尾、柏原の市長のトップ会談の場を月に一遍やろうじゃないかと。その場では、今先ほど申しました産業フェアも一つの視野に入れている。病院も視野に入れている。消防も視野に入れている。それからまた下水もそうだし、端的に申しましたら、法善寺築留線、例の法善寺の北の端に行きますと、行き詰まるような格好になっておると。それを外環状線から何とか抜けないかと、そういったところの話し合いも、要するに幅広く3市のトップ会談の言うことでございますので、どんどん自由闊達にいろんな形で意見を出して、要するにできるものからやっていこうじゃないかということでございます。 また、教職員のいわゆる任命権、それから学校給食の藤井寺、柏原の西での中の、それをもっと発展させたらどうかと、そういうようなこととか、いろんなところに話を広げまして、今そういったことをちょうちょうはっしと、3市の市長はもう自由に、お茶は飲みませんが、ミネラルウォーターのペットボトルを置いて、1回集まりますと約2時間程度、ああでもないこうでもないという話のもとに、そういう国の動向、また近畿の奈良県を除いた府・県のいわゆる動向、それからまた大阪府独自で市町村に権限移譲をやって、我々も97項目受けるというふうに申しております。 そうしたいろんな面で時代におくれないように、たまたま私、橋下知事と非常に近しい関係にありますので、そういった情報をまずもって知事周辺から聞き出して、それで柏原市がどういう対応をとるべきかということをまず考えまして、それで3市の八尾、柏原、それから東大阪いうのが、今、中河内広域行政ということで、ここに議題が出ております。 その範囲でありますけれども、我々は何といいましても羽曳野、藤井寺という一つの基盤がありますので、その基盤との整合性を今後どのようにしていくのかということが重要だと思います。 議員各位もこれから柏原市1市でやっていけないということであれば、どのような方向にいけばいいのか。また、柏原市独自でいくのか。そういったご議論をいただければ、柏原市のいわゆる将来、これから激動する日本の地方行政と、いわゆる国家もさようでございますけれども、我々は国会議員でもないし、あくまでも地方の人間でございますので、その地方の立場で激動する日本をどのように対応していくかということを議員の皆様方ともどもに知恵を出して考えていきたいと、このように思っております。 ◆14番(堅木照久議員) どうもありがとうございました。 柏原は人口が7万3,000ちょいと、八尾は26万、約柏原の4倍、東大阪は48万、柏原の約7倍、面積でいきますと柏原は25キロ平米、八尾は41キロ平米ですので2倍と。東大阪は61キロ平米で約3倍と。3市を合計人口しますと82万人。ちょうど堺市と匹敵するわけですし、面積は127キロ平米。これは、大阪、堺に次ぐ第3位となるわけでございます。 この3市の人的な交流、本当に優秀な職員を交流し合ったり、または府・国の権限移管をスムーズに行える受け皿として、または地域特性または産業分野の交流と。さきの議員の質問の答弁で、市長おっしゃっていました3市合同で、そういう産業博のようなもの。柏原市では40社程度でしたが、他市は230と、けたが違うわけですけれども、やはり柏原にはオンリーワンという企業もございます。本当にまた国内シェアがナンバーワンという企業が幾つもありますので、それを頑張っていただきたいと思います。 再質問ですが、これを市長にまたぶつけますと時間があれですけれども、まちづくり戦略というのを立ち上げておられます。これをどうするのか。また、戦略会議が今議長不在の中どうするのか。市民幸福度をどうするのかというこの3つなんですけれども、幸福を実感する柏原市ということで、基本構想に掲げたまちの将来像が実現されねばなりません。 市民に最も近い基礎自治体の役割が今後ますます重要視されまして、基礎自治体の能力も向上させる必要があります。また柏原は「第5次総合計画」が今策定される段階で、来年3月にも議会に上程されると伺っております。岡本市長の柏原市の将来像についてのビジョンをお伺いします。 ◎岡本泰明市長 そういう質問をいただいて、非常にうれしゅうございます。次元の高い夢のある、そういう話になろうかと思います。 大きく分けまして、この前、前段で議論になっておりました広域行政と、そういう観点から将来の日本はどうするのか。そういう話もあります。また、柏原市単独で将来のまちづくりということをどうだということだと。私、今この場でお答えさせてもらいますのは、簡略にいわゆる柏原市単独で、将来の広域ということはさておきまして、柏原市単独でどういうまちづくりをするのか。今、その観点からお答えしたいなと。 端的にもうずばっと一言言いまして、金があればいろんなことをやりたい。金がないと。だから、金なかったらないなりに、どのような施策をやっていけるか。それで、さっきちょっと出ましたグロス・カシワラ・ハピネスと、そういう意味でのいわゆる柏原市民にどのような形で幸福感を提供できるかと、それを基本に考えていかなならんというふうに思っております。 これはもうさらっと聞いてほしいんですが、そのことの考え方を、いわゆるグロス・カシワラ・ハピネスということの考え方は、中司さんがこの考え方を柏原市に取り入れてくれまして、東京都へ何回も職員も連れて勉強しに行ってくれました。 それで柏原市のいわゆる幸福度、市民がどういうように幸福を感じるかということをあらかたこうであろうというふうなおぼろげな形を今こしらえつつあって、それを例えばまちづくりという形を基本に据えてやっていこうという考え方でやっております。 それはどういうことかというと、要するに金はない。だから、金がないなりに、要するに柏原市、将来夢のある柏原市夢づくりしようと。それには大和川もあるし、亀の瀬もあるし、留所山、竜田古道もあるし、それから東条へ行きますと五重塔跡もあるし、田辺へ行きますと春日神社もある。いろんな柏原のいわゆる総合力を金をかけずに、そして大阪府や国やそういったところの資金援助を引き出して、例えば亀の瀬で来年3月にレモンの木400本植えます。留所山に100本植えます。そのお金はどうするんだ。それは、小豆島のオリーブ財団、豊島のごみの山をいわゆるレモンの山に、1万数千本植えてレモンの山にしちゃう。それで、呉羽紡績とか、それからユニクロとか、そういう企業が緑化エコ、そういうものに資金を供給する。その資金を柏原市がちょうだいいたしまして、2年間草刈り料ももらって、そして指導してもらって、栽培の指導、今月ももう来てくれました。先月も来てくれました。 それで、そういう形のレモン畑をつくろうと。そこに対して、要するにただでつくって、そのただのものをどのように活用していくのか。だから、それはいろんなハンディをお持ちの人に、そこのできた果実を有用に利用してもらって、そういうような一つのものをつくってみたいと。また、留所山もそうでございます。 そのように、いろんな形のものをこれから柏原市においては、もう固めていこうと。一つのものをやっていこうと。だから、先ほど話が出ておりますように、市民の健康、要するにお年寄りにどんどん出てもらって、また逆に言えばそういうふうに出てもらって、健康診断やってもらうために、シルバー人材センターの人に対して、要するにあなたらも負担してください。市からも少し負担しますと。よって健康診断の車、レントゲンからみんなとっている車をシルバー人材センターの会員の皆さんに、みんな受けてくださいと。 そういうのはちょっとみそがありまして、そこでなるべくようさんひっかけようと。ひっかけたら柏原病院へ送り込めると。そしたら、柏原病院は金もうけできるやないかと。それは冗談もございます。そればかりじゃないんでございます。 そういう意味で、総合的にいろんな形で組み上げていきたい。それがちょうどもうほぼ、まだ十分ではございませんが、大体どのように組み上げていけばいいかという、要は見遠しいいますか、ほのかな明かりがトンネルの向こうにぽつんと見えていると。だから、いろいろ進めていこうと。 だから、今言いますように、教育行政の小中一貫校にしてもそうです。また、中学生の給食でもそうです。また、東山においても道標をつくってスイセン植えて、そういうぐあいにしてすべて市民の人に参加してもらいたいと。それが健康ウオークであり何ウオークであり。 きょうも昼休みに話しておったんですが、来年はぜひ例の亀の瀬で、市民の人にたくさん呼びかけて、亀の瀬から留所山まで歩いてもらおうと。亀の瀬の中においてはトンネルもあれば龍王社もあるし、八幡さんもあるし、そういったところを見てもらおうやと。そういう健康と教養と一緒に連れ立って山の上まで歩いたら、豚汁あると。1杯100円やでと。 そういうようなこれは冗談のような話に聞こえますが、市民の人にみんな集まってもらって、そこからずっと行けば御座峰がある。それからその下に行けば本宮跡がある。そこにもっと行けば金山彦・金山姫神社があって、製鉄所の跡があると。そういうふうないろんな形の柏原の本当の文化というものを、ここで要するに安上がりで金かけんといろいろやっていきたい。そのような一つのビジョンを持っておりますので、よろしゅうお願いいたします。 ◆14番(堅木照久議員) どうもありがとうございます。 本当に幸せ度というか、そういう満足できる柏原市を目指していただきたいと思います。 ここで、専門家が住みよいまちというのはどんなまちだろうかというので、少しこういう項目を挙げております。 条件は、混雑ストレスが小さいこと。十分な情報が得られること。商業密度が高いこと。地域文化が根づき、都市に特徴があること。また、田園、川など自然環境へのアクセスがよいこと。経済活動が活発であること。教育機関が多様であること。医療機関が充実していること。高速道路など交通拠点があること。都市部への移動手段が充実していること。これだけ挙げても、割と柏原市はこれに当てはまるような気がします。 逆に、住みたくない条件もまた挙げているんです。寒い地域とか、また人づき合いの濃厚な田舎は温かさがあるのはすばらしいが、逆にプライバシーが保たれなくなり、自由度が減るので住みたくない。情報の質・量ともに少ない都市。大都市の都心や都心周辺に住みたくない。緑とか水とか田畑などのオープンスペースが少なくて、公園があってもゆとりを感じられないとか、混雑した通勤電車に乗りたくない。どこへ行くにも車を使わなければならない生活はしたくない。基本的な生活は電車、バス、自転車、徒歩で済む程度の生活がいいと。文化の香りがしないまちは嫌だとか。 それを逆に、消去法的に住みよい都市は、やはり温暖な地域で、一定の人口規模を持つ都市がいいと。情報という面では、やはり首都圏、近畿圏に限定されてしまうのかもしれないと。 いろいろこれ挙げていますと、本当に住みよさの条件の3つがありまして、第1の条件が公共サービスの充実、充足度。それから、第2の条件は価値ある歴史的な遺産がある。それから、第3の条件が、自然に恵まれた都市環境であるということで、この3つの条件本当にいずれもすべて高いレベルで満たしているところが、住みよいまちの上位に並ぶことになるということで、柏原もこの3つの条件は備わっておりますが、どうかこの高いレベルに持っていかないとやはりいけないかなと思いつつ、読ませていただきました。 ここで、若干政府の動きですが、動き始めて定住自立圏構想というのが、これバブル経済の崩壊後、やはり各市とかまちにすべてものを備えつけるというのは無理だということで、やはり各市町村がネットワークで定住を進めていかなあかんということでございますので、今冒頭で3市の協力とか広域と申し上げたのもそのことでございます。 まちづくりについては、これぐらいで終わらせていただきます。 ひきこもり対策は、まず地域支援センターの実績をお伺いしてもよろしいでしょうか。 ◎乾至克市民生活部長 自席からご答弁申し上げます。 22年11月30日現在で、登録者数は34名、その中で就労できましたのは22名でございます。よろしくお願いします。 ◆14番(堅木照久議員) これも34名も登録していただいて、その中で22名が就労にこぎつけたということで、コーディネーターの先生2名に現在ふやしていただいていますが、やはり部長のご答弁の中で、1年目が親支援で2年目が本人を自立させ、3年目で就労に持っていけたと。 本当に他の自治体に比べてすばらしいことですが、今後はやはり全庁的な取り組みということであれば、まず教育現場での対策について、教育部長にお伺いします。 ◎坂口郁夫教育部長 不登校についてお尋ねいただいております。 先日、厚生労働省が発表いたしましたひきこもりの評価・支援に関するガイドラインでは、不登校の中にはひきこもりと関連性が強い一群が確実にある。つまり、不登校の児童・生徒の一部は、そのままひきこもりに移行する可能性が強いというふうに述べられております。 本市における不登校の状況でございますが、本年度1学期末の集計では、小学校6名、中学校27名でございました。ここ数年は、全国や府の平均と比べましても低い水準を保っております。各校とも不登校の人数をゼロに近づけるため、苦心しているところでございます。 教育委員会としましては、不登校問題の理解と解決のために、年12回教職員研修を実施しております。また、教育研究所内に適応指導教室ほのぼのルームを設置いたしまして、不登校支援ボランティアの活用、市単費によるスクールカウンセラーの配置によりまして、学校復帰に向けた支援を行っております。 今後、不登校を予防し、不登校からひきこもりへの経過を防ぐために、教育研究所におきまして、就労支援センターと連携しながら研究を行い、子ども支援、保護者支援、学校支援に取り組んでまいりたいと考えております。 以上でございます。 ◆14番(堅木照久議員) 本当に外に出たいのに出られない人、自力のみでは難しいので支援が必要だと思いますし、また本人支援とともに親支援も必要であります。また、ひきこもりの背景にある問題はやはり就職活動の失敗が原因であったりしますので、就労支援も強化していただきたいと。 本当に教育研究所の先生方も大変重要な仕事をなさっておられるんだということで、事業仕分けの中でこれはカットするようなことのないように、よろしくお願いしたいと思います。 整理番号29、下水道整備についてですが、第5次五箇年計画に入っていたが、その地域で整備できなかった地域があるのか、まずお伺いします。 ◎奥田隆一上下水道部長 当初計画に入っていました地域で、整備できなかった地域はございます。その理由でございますが、地下埋設物がふくそうしまして、そこに道路幅員が狭く、移設する場所が難しい。また、私道が埋設につきまして、地権者の方の承諾書等につきましても大変難しいことなどから、整備ができなかった地域がございます。 以上でございます。 ◆14番(堅木照久議員) その整備できなかった地域が第6次五箇年計画に入るわけですけれども、優先的に整備していただくことを要望しておきます。 また、さらに市長にお伺いしたいんですが、下水道の普及率を上げ、市民の方々が待ち望んでいる水洗化を進めることは、やはり地域の景気対策にもつながることでもあり、住みよいまちづくりにもつながります。民主党政権になって、コンクリートから人へと一歩引いてしまっている公共事業が、国や地方が行える直接の景気対策であるこういった下水道整備とか、今こそ行うべきであります。その際、市民の理解が得られるような事業を展開するという意味から、この下水道整備の推進をお願いしたいのですが、岡本市長のお考えをお伺いします。 ◎岡本泰明市長 その件につきましては、もう時間もございませんので。 一生懸命やっています。私が市長になってから、下水道に対して、ほかの事業は大分縮小しました。下水道だけはどんどんやっておるつもりでございますし、普及率80%、それをとりあえず目指して、今鋭意やっております。しかし、堅上地域のような山間地域は要するに簡易式の浄化槽なりそういったものを接続せないかんという問題は残りますが、平地部においては、本当に一番最優先して下水道完備というものを行っておりますので、どうぞご安心ください。 ◆14番(堅木照久議員) 本当に経済成長戦略のことで、公共事業の……。 終わらせていただきます。ありがとうございます。 ○寺田悦久議長 以上で堅木照久議員の質問を終わります。 ここで暫時休憩いたします。 △休憩 午後2時59分 △再開 午後3時29分 ○寺田悦久議長 これより本会議を再開いたします。 休憩前に引き続き、個人質疑・質問を行います。 それでは、奥山渉議員、登壇願います。     〔7番 奥山 渉議員 登壇〕(拍手) ◆7番(奥山渉議員) 7番議員の奥山渉でございます。 議長のお許しをいただき、平成22年第4回定例会におきまして、市政一般に対し、質問をさせていただきます。 まず、質問の機会を与えていただきました議員各位に心より御礼申し上げます。また傍聴にお越しいただきました皆様、心より厚く御礼申し上げます。ありがとうございます。 それでは、整理番号順に従い、質問に入ります。 整理番号30番、質問事項は教育、質問要旨は幼児教育についてであります。 幼児教育とは、学習や運動、芸術などの分野を幼少期より徹底して教育をする英才教育や早期教育とは異なり、よりよい人間形成の土台を築くための総合的な教育を幼児期に施すことを指しております。 現代社会の中においても少子化が進み、また保護者のニーズの多様化等もあり、幼児期の教育を見直す考え方が強くなってきていまして、国の行政の教育機関や民間の教育研究所、また個々の家庭にまでその考え方は浸透してきております。幼児期は心情、意欲、態度、基本的生活習慣など生涯にわたる人間形成の基礎が培われる極めて重要な時期でもあります。この時期に、幼児は生活や遊びといった直接的、具体的な体験を通じて、情緒的、知的な発達あるいは社会性を養い、人間として社会の一員としてよりよく生きるための基礎を獲得していきます。 ソニーの創業者であられる井深大氏も早くから幼児教育の大切さを訴え、遺伝よりも教育環境が優先する。どの子も育て方一つで立派に育つ。親を超える人間を育ててこそ初めて本当の教育と言える等々の言葉を残しておられます。幼児期における教育がその後の人間としての生き方を大きく左右する重要なものであることを認識し、子どもの育ちについて常に関心を払うことが必要であると考えます。 これらを踏まえ、本市が進めております幼小中一貫教育の起点ともなるべき公立幼稚園の幼児教育をどのようにとらえているのか、教育委員会のお考えをお示しください。 整理番号31番、質問事項はまちづくり、質問要旨は柏原の地域ブランドの強化についてであります。 地域ブランドは、それぞれの地域イメージと関連させながら、製品、産品、サービスの開発や高付加価値化に地域全体で取り組むことにより、一種の差別化された価値を生み出し、その価値が広く認知され、求められることで形成されております。 近年、各自治体においても、地域ブランドの強化に乗り出しております。本市も地域ブランドとしてブドウや柏原ワインをしっかりと側面からサポートしていただいているところではありますが、それ以外にも戦略的に柏原の歴史、風土、素材等を生かした総合的な地域ブランドの強化を展開する必要があると考えます。市の考えをお尋ねいたします。 整理番号32番、質問事項は都市整備、質問要旨は恩智川多目的遊水地事業についてであります。 午前中の他の議員もおっしゃっておりましたが、ことしの世相をあらわす漢字として、暑が選ばれました。記録的な暑さが続いたわけでありますが、反面そういった地球温暖化に伴う気候変動によるゲリラ的豪雨も増加傾向にありました。市民の生命と財産を根こそぎ奪う水害から守るためにも、今、大阪府で進められている遊水地事業を一年でも早く完成を願うところではありますが、現在の恩智川多目的遊水地の進捗状況についてお聞きいたします。 整理番号33番、質問事項は危機管理、質問要旨は消防団のあり方についてであります。 市が考える本市消防団のあり方と位置づけをお尋ねいたします。 以上で、私の第1回目の市政一般に対する質問を終わります。ご清聴ありがとうございました。 ○寺田悦久議長 奥山渉議員の質問に対し、答弁を求めます。     〔坂口郁夫 学校教育部長 登壇〕 ◎坂口郁夫学校教育部長 奥山渉議員の一般に対するご質問のうち、私からは整理番号30についてご答弁申し上げます。 質問事項は教育、質問要旨は幼児教育についてでございます。 公立幼稚園における幼児教育につきましては、平成21年3月には、生活とまなびの幼小カリキュラム「あんじょう」を制定し、幼小中一貫教育の礎となるよう各園で実践、研究を進めております。 近年、社会的な問題として、希薄になった人間関係やさまざまな経験不足が指摘されていますが、それらを解消するためには、幼児期からの実際の体験を伴う教育が大切だと考えております。入念に準備された「ごっこ遊び」や小学校の先生の協力を受けての「栽培活動」を通した食育、財団法人日本体育協会主催事業を活用し、プロスポーツ選手を招いての活動、絵画表現や運動について大学や大学附属校と共同研究に積極的に取り組むなど、相互に関連を持たせたさまざまな教育を計画、実施しております。人間形成の基礎は幼児教育にあることをしっかりとらえ、公立幼稚園での取り組みを進めてまいりたいと考えております。 このように、公立幼稚園では教育内容充実のため、さまざまな取り組みを行っているところでありますが、園児数の減少に歯どめがかからず、現在1園が休園し、今後さらなる休園が見込まれています。 教育委員会としましては、今後の幼稚園教育のあり方について、「幼児教育審議会」に諮問し、公立幼稚園の統廃合も視野に入れた再編・整備を進めてまいります。よろしくご理解賜りますようお願いいたします。 私からは以上でございます。     〔北村達夫 まちづくり部長 登壇〕 ◎北村達夫まちづくり部長 続きまして、私からは整理番号31、32の2点についてご答弁申し上げます。 まず、整理番号31でございます。 質問事項はまちづくりについて、質問要旨は柏原の地域ブランドの強化についてでございます。 お尋ねいただいております柏原の地域ブランドの強化につきましては、柏原市では、特産物であるブドウとワインが柏原市をイメージする代表的な地域ブランドでございます。現在、柏原市では、ブドウやワインといった食のブランドだけでなく、さまざまな分野で地域資源を生かした地域ブランドの創設を研究、検討しております。例えば、奈良東大寺の見本となった大仏があったとされる智識寺跡がある太平寺地区のまちづくりやサンヒル柏原前で現在発掘調査が進められている鳥坂寺跡などの歴史的遺産の活用や、自然を生かした竜田古道の里山公園や亀の瀬の跡地利用といったように、柏原の新たなブランド創設とその魅力発信に努めております。 新たなブランドの創設や魅力の発信におきましても、市民の方々のご協力を得ながら進めており、今年度におきましては、柏原市の地域資源を生かしたまちづくりを進めるため、一般公募と関係機関の委員からなる「柏原観光まちづくりビジョン構想委員会」を設置し、現在、委員の方々と定期的に会議を開催しながら、地域資源の活用について検討をしているところでございます。 今後も、市民協働による柏原市の地域資源を生かしたブランドの創設と魅力発信に努力してまいりますので、ご理解、ご協力のほどよろしくお願いいたします。 次に、整理番号32でございます。 質問事項は都市整備、質問要旨は恩智川(法善寺)多目的遊水地事業についてでございます。お尋ねは恩智川多目的遊水地事業の進捗でございます。 大阪府によって用地買収が進められておりまして、11月末時点での用地取得率は91.6%でございます。大阪府によりますと、来年の3月には文化財の発掘調査に取りかかるとのことであり、山ノ井地区においては1月に地元説明会の開催を計画しているとのことでございます。 なお、事業完成は恩智川の河川整備計画に示されています平成28年度に向けて事業の推進がされているところでございます。 今後、本市におきましても、完成後の上面利用について大阪府と協議をしてまいりたいと考えておりますので、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 私からは以上でございます。     〔塩野臣成 総務部長 登壇〕 ◎塩野臣成総務部長 続きまして、私からは整理番号33番につきましてご答弁申し上げます。 質問事項は危機管理、質問要旨は消防団のあり方についてご質問をいただいております。 消防団は本業を持ちながら、自分たちの町は自分たちで守るという精神に基づき、地域の安全と安心を守るために設置されているものでございます。柏原市消防団は、柏原市消防団の定員、任免、給与、服務等に関する条例及び柏原市消防団規則によって定められており、柏原、堅下、国分、堅上地区の4分団から構成されております。定員は団長以下140名となっており、現在の団員数は137名となっております。 消防団員の活動内容といたしましては、火災発生時の消火活動や付近住民などの避難誘導、救出活動、防火予防週間などの警戒巡視及び啓発活動などを行っており、火災時には消防本部と協同して消火活動を行い、被害を最小限に食いとめるとともに、市民の生命や財産を守るために、救命講習会や防災訓練を実施し、防災技術や防災意識の向上に努めております。また最近、各地で盛んに実施されております自主防災組織によります防災訓練にも積極的に参加し、指導も行っていただいており、地域に密着した活動を行っていただいております。このようなことから、現在、消防団は地域の防災力に欠かせない存在となっております。 今後におきましても、防災講習会や防災訓練を実施することにより、消防団員の消防力や防災力を向上し、地域の防災力を上げ、地震や風水害などの大規模災害にも備えてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 私からは以上でございます。 ○寺田悦久議長 以上で一通りの答弁は終わりました。奥山渉議員、再質問はありませんか。 ◆7番(奥山渉議員) ご答弁ありがとうございました。 それでは順次、再質問させていただきます。 整理番号30番、幼児教育についてお聞きいたしました。 答弁でもありましたように、人間形成の基礎は幼児教育であるということ、これが重要でありまして、小学校に進学いたしましても、人の話を聞く、また集中力のある、そして協調性のとれるような幼児教育を進められたいと思います。「あんじょう」を制定して、もうすぐ来年の3月で丸2年がたとうとしておりますが、しっかりと挙げられた2つの点、学びのつながりに着目した学びプラン、もう一つは、基本的生活習慣の定着を目指す生活プランの効果、この2つをしっかりと検証していただいて、改善するところがあれば改善していただいて、子どもたちのためにしっかりとプラン・ドゥ・チェック・アクトというPDCAのサイクルをどんどん回していただくようお願いしておきます。 ここで1つお聞きしますが、さきの3月議会において、前学校教育部長の前学校教育部長、ちょっとややこしいですけれども、が答弁されておりました休園中の柏原東幼稚園を利用して、幼児教育の研究実践拠点として(仮)柏原市幼児教育センターを設置し、研究はもちろんのこと市内の幼児や保護者の触れ合いの場として検討していくと、こういうふうなお話が本会議でありましたが、その後の状況はどうなっているのかお聞かせください。 ◎坂口郁夫学校教育部長 議員おっしゃっていただきました休園中の幼稚園施設の活用でございますが、この件も含めまして、本市の幼児教育のあり方につきましては、柏原市幼小中実践研究推進委員会、その中の保幼小連携検討部会という部会を設けております。この部会において、幼小カリキュラム「あんじょう」の実践研究や幼児教育全般の研究を現在進めているところでございます。 市内全域で実践を検証するのは難しくございますので、小学校区である特定の校区を定めまして、そこで実践研究や意見交流を行っていきたいと考えております。あわせて、年々減少しております一方の入園児に対応すべく、柏原市立幼稚園の今後のあり方検討委員会、この委員会におきましては、多角的な観点から今後の幼稚園のあり方についての検討を進めております。 また、一方、国レベルでは幼保一体化が検討されておりますけれども、現時点におきましては具体的な方向性はまだ示されておりません。幼児教育を取り巻く現状は日々変化しておりますが、休園中の柏原東幼稚園だけではなく、柏原の幼児教育はどうあるべきか、この2つの委員会で検討を深めてまいりたいと思います。 以上でございます。 ◆7番(奥山渉議員) ということは、柏原東幼稚園は利用していないけれども、この2つの委員会で柏原市全体の幼児教育の研究実践をされているという解釈でよろしいですね。わかりました。 これからの問題としましては、おっしゃるように幼児教育の環境というのが毎年毎年変化しておりまして、柏原市のすべての幼児が平等に幼児教育が受けられる環境を今後も引き続き取り組んでいただきたいと思います。 さて、今年度から、るる本会議でも出ておりますが、柏原東幼稚園が休園となっております。これを皮切りに児童数も減ってきて、私の地元でもあります堅下北幼稚園の保護者からも定員割れが予想されるということで、存続の声が少しずつ上がってきております。ほかにもまた定員割れが予想されると思うんですが、この公立幼稚園が定員割れをする問題、現状と今後の課題について、教育委員会としましてどのようにお考えかお聞かせください。 ◎坂口郁夫学校教育部長 今、議員おっしゃいました公立幼稚園の定員割れにつきましては、先ほどもご答弁申し上げましたが、市内全体の幼児数の減少と保護者のニーズの多様化が大きな原因だと考えております。これまでも保護者のニーズに対応するため、預かり保育や園庭開放などを行ってまいりましたが、残念ながら園児数の減少に歯どめがかからないのは現状でございます。 また、定員割れによりまして、子ども一人一人のかかわりを確保するための環境を構成する上で必要な集団が形成しにくくなっております。つまり、必要な人数、これが集まらなくなっていることが今の幼児教育の大きな課題であると考えております。 以上でございます。 ◆7番(奥山渉議員) それでは重ねてお聞きしますが、入園申し込みが15人以下が2年続くと休園になるという答申を受けて実施されるということでありますが、例えば15人以上と15人以下で、健康、環境、言葉、表現、これにどのような影響を及ぼすのか。 また、市民のニーズの中で地域の幼稚園を存続してほしいという声がこれからも上がってくると思うんですが、これに関する教育委員会のお考えをお聞きいたします。 ◎坂口郁夫学校教育部長 議員おっしゃいます15人以下という基準でございますが、この基準につきましては、平成20年2月の幼児教育審議会、この委員の中には幼児教育の専門家であります学識経験者、それから公立、私立の幼稚園長も入っていただいております。その幼児教育審議会の中でのご意見として、市幼稚園の適正規模についてご答申をいただきました。その中に、望ましい保育が濃密に展開できるための最低人数として15人を下回ることがないという、専門家の立場からのご意見としていただいたわけでございます。 教育委員会といたしましては、定数の半分にも満たない少人数学級では、人間関係がやっぱり固定化するんではなかろうかなと、その中でやっぱりなかなか思いどおりの自分を表現できない。こういう意味で教育要領における言語領域であるとか、表現領域、この領域において十分な教育がやはり難しくなってくるんじゃなかろうかなと考えておりますし、健康にも影響する、遊びでございますけれども、15人以下の少ない人数ではやっぱり遊びも序列化してくるんではなかろうかと。少人数で関係の決まった中での遊びというのは、子どもののびのびとした遊びが保証されない可能性が強く、なかなかやはり子どもの健康を保証する分野でも難しい、効果が上りにくいんではなかろうかなと考えております。 以上でございます。 ◆7番(奥山渉議員) 丁寧なご説明ありがとうございます。 そういったたくさん、今答弁いただいたように、教育的効果にそういった課題が多いのならいたし方ありませんけれども、例えば人口が減っているから、15人を下回ったから休園ではなくて、保護者に対して、もっともっと前向きに公立幼稚園を選んでいただくような働きも必要なのかもしれません。就学前のお子様をお持ちの方の中には、保育所と幼稚園の区別なく、とにかく一年でも早く集団生活になじませたい、友達を多くつくらせたいという願いがあって、保育所に預けるためにお母さんが働くといった逆転現象が起こっていると。そういう方々が多かれ少なかれいらっしゃるわけであります。 冒頭に申し上げましたが、幼児教育は大切であります。両親や周りの大人も幼児期における教育がその後の人間としての行き先を大きく左右する重要なことであることを認識いただくためにも、いろいろなところで幼児教育は大切だよということを啓発していくことも大事なのかなと、このように思います。 また幼児教育に、幼稚園における預かり保育もニーズにこたえていただいて、いち早く導入していただきました。大変好評であると保護者の方からもお聞きしております。こういったニーズにも対応していただきまして感謝しておりますが、さて、最後の質問になりますが、こういったニーズの中で先ほども申し上げましたように、一年でも早く幼児教育を受けさせたいという保護者がたくさんいらっしゃると。また公立の現場の先生からも、3年かけて子どもたちに幼児教育をしたいという声も中にはございます。私学とのすみ分けがあって、今の状況があるのは十分承知しておりますが、公立幼稚園の3年保育についての教育委員会のお考えをお示しください。 ◎坂口郁夫学校教育部長 3歳児という年齢は、発達段階で申し上げますと非常に大きな発達の節目で、昔から三つ子の魂百までと申しますけれども、子どもが初めて自立をし始める時期だと言われております。その時期に親から離れて集団の中で生活をするのが望ましいのか、なおかつ親の庇護のもとで自立を図っていくのがいいのか、つまり3年保育がいいのか、2年保育がいいのかは子どもたち一人一人の心身の状況、それと親子関係、家庭の事情によって一人一人違うと考えております。3歳児がいるご家庭のほとんど全部に3年保育のニーズがあるとは言えないと、教育委員会のほうでは考えております。 本市では、公立幼稚園の3年保育のニーズに対しましては、特認園で市内どこからでも通園できる堅上幼稚園で対応しておりますし、白鳩幼稚園、関西福祉科学大学附属幼稚園の2つの私立の幼稚園でも3歳児保育を実施しているところから、現状では多額の財源を使って、すべての公立幼稚園で3歳児保育を実施する必要はないと考えております。よろしくお願いいたします。 ◆7番(奥山渉議員) わかりました。 既存のままであれば、3歳児の受け入れは非常に困難であると。ただ、来年の通常国会に、総理が言っていたんですが、幼保一体化を含む法案を提出すると、今回の所信表明演説で総理大臣が言っておりますが、今の民主党ではころころ変わりますので、何とも言えませんけれども、教育都市宣言柏原の幼小中一貫教育の起点となるこの幼児教育を充実した環境で受けられる整備をこれからもお願いします。 また、再編等の協議が進められるということで答弁いただきましたが、そのメニューの中にもそういった3年保育のニーズがあろうかと思いますので、その辺の検討もお願いします。 次に移ります。 整理番号31番、地域ブランドの強化についてお聞きしました。 ご承知のとおり、少子高齢、人口減少ということと、都市間競争時代にあって、地域ブランドの向上というのは最も重要なものとなっております。市のイメージアップを図るための重要な戦略であるとも考えられます。と同時に、市内の産業振興を考えた上では、このブランド力の強化は欠かすことのできない事業であると考えます。 そのためには、市民一人一人が気づき、そして発信していくことが大事なのかなと考えておるわけでございますが、先月の11月11日から3日間、サンヒル柏原でものづくりフェアが行われました。私も乾さんと一緒で2回ほど、2日間伺ったんですが、多くの市民の方が来場しまして、たくさんの市民の方もたくさん気づきがあったと思います。非常にいいことかなと思うんですが、今回のものづくりフェアについての検証と効果をお聞かせ願いたいと思います。 ◎乾至克市民生活部長 今回実施しました、「ものづくりフェアin柏原2010」の検証ですが、40社を超える参加企業と、3日間で5,300人という多くの来場者がありました。また参加企業からは、異業種の交流もでき、新たなビジネスチャンスが生まれたというご意見もいただいており、事業目的は十分達したと考えております。 続きまして効果でございますが、この事業を介して企業間取引の成立は、今後の動向を見守る必要がございます。しかし、将来を担う小・中学生も多数見学し、多様な出展物を間近に見られたことは大変意義のあることと考えております。 以上でございます。 ◆7番(奥山渉議員) ありがとうございます。 たくさん小学生が来られて就職したいという声もあったというふうに聞いております。そういった面でもこれからもブランド力の強化ということで、地場産業の伝承と振興を進めていただきたいと思います。また、ものづくりフェアに関しましては、商工会が主催いたします商工祭りとの兼ね合いもあろうかと思いますので、その辺も重ねて検討しながら進めていただきたいなというようなお願いをしておきます。 ここで一つ提案でございますが、柏原の地域ブランドということでありますと、やはりブドウ、河内ワインというブランド、強いブランドが出てきますが、柏原の地域ブランドの強化に欠かせないのは河内木綿、いわゆる綿花でございます。ご承知のとおり、この柏原市は300年前にここの役所の前を起点として大和川の切りかえをいたしました。その後の湿地、川底を利用して湿地と砂地を利用し、河内木綿の生産地として全国的に有名となりました。またその様子も柏原町史や柏原市史にもきれいに記されております。現在では河内木綿を見たということがない方々もたくさんふえているわけでございます。 河内木綿がこの町に与えた財産というのは大変大きなものであると考えるわけであります。例えば、河内木綿の肥料を卸して財を残した三田家住宅さんもそうですし、昭和62年ごろまではこの河内木綿を使ったさらしや浴衣の生産が盛んでありました。浴衣におきましては、全国でも有数の生産量を誇る時期もありました。またこの間でございますが、建設産業委員会で岡村製油さんを視察させていただきましたが、土地柄と条件を生かしてこの綿の実を絞り、製油をされているという会社、日本で唯一の会社だそうです。また、ほかにも綿100%の柔道着をつくっている企業さんもございますし、いろいろな形で付加価値がつき、地域ブランドの強化として一役買えるのではないかと思います。 また、教育的見地からも、後世に伝えていくというものとしても、多方面に効果が高いのではと思います。綿の栽培を亀の瀬とか留所山などにモニュメントとして行うのも夢があって、ほかにも効果があると思うのですが、市の考えについてお伺いいたします。 ◎三浦啓至市長公室長 ただいま奥山議員からおっしゃったように、柏原はかつて綿の産地であったということで、残念ながら今はどこもそういう姿は見られないですけれども。先般ですけれども、市民グループの方が役所に来られて、できたらこの綿を、河内木綿を一回、いわゆる商業ベースでなくて復活させたいということをおっしゃっておられて、私も市長と一緒に亀の瀬のほうへ植えてみますかということで行きました。その後、また先ほどおっしゃった製油会社の岡村製油社長ともお会いしたときに、こういう話をされているグループがあるんですよと。じゃ、うちは120年続いた綿の実で、綿の実を絞っていわゆる食用油をつくっている会社であるので、綿の実はうちの原点やということで、支援しましょうということで、そういう話もしていただきました。 ですので、またここのホームページにも出せば、綿の実を送ってきていただけるという、そういうようなこともやっておられて、決して柏原市全体に普及しようとそういう意味じゃなくて、綿の実を植えて、それを例えば生け花にするとか、使い方がいろいろあるんですけれども、それを柏原の一つの地域ブランドにできるかどうかというのは、そのグループがどれだけ組織化されて、例えば八尾、東大阪みたいにそういうコットンクラブがあって、これも趣味の世界で一歩抜けられたかどうかわからないんですけれども、そういう形で考えておられる柏原にもグループがあるので、ぜひそういう形で企業ともども見守っていきたいなというように感じております。 ◆7番(奥山渉議員) ありがとうございました。 きれいな花も咲くそうですし、また観賞用としてもすばらしいものだとお聞きしておりますので、ぜひ前向きに考えていただきたいと思います。 整理番号32番、遊水地事業についてお聞きいたしました。これはこれで結構でございますが、遊水地予定地の南側の道路、法善寺山ノ井線ですが、堅下北小学校があって北側の道になるんですが、ここは通学路にも指定されていたと思うのですが、答弁にありましたように、文化財調査を行うということでございますが、この文化財調査の優先順位を上げていただいて、そういった通学路、安全確保のためにも道路の拡幅、簡易歩道でも結構です。また大阪府に申し添えていただきますよう要望しておきます。 また、拡幅に伴って、周辺の拡幅計画というのも必要かなと思います。例えばその先にある恩智川にかかっている橋であったり、山ノ井の交差点の接続とか、そういった総合的な拡幅計画も必要かと思いますので、しっかりと計画をしていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 最後になります。 整理番号33番、消防団のあり方についてお聞きしました。 全国的に消防団の団員数が確保できない中、本市では大変充実しておりましてありがたいことかなと思います。また、今回の補正予算においてもポンプ車の購入が提案されておりますが、今後も常備消防費とともに、非常備消防が連携を持って、今、装備品の充実を図っていくということでよろしいですね。 ◎塩野臣成総務部長 自席よりご答弁申し上げます。 ちょっとその前に、最初の第1回目の答弁で、私、現在の団員数137名と申しましたけれども、正しくは135名となっております。おわびを申し上げて訂正をまたよろしくお願いいたします。 今のご質問については、そのとおりでございます。 以上でございます。 ◆7番(奥山渉議員) ありがとうございます。 それではここで2点ほどお聞きいたしますが、今後他の分団が所有しておりますポンプ車が、残念ながら今回と同様、NOX規制というもので使用できなくなってくると思うのですが、そういった買いかえなどの計画はどのようにお考えなのかお尋ねいたします。 ◎塩野臣成総務部長 今年度、第3分団の分で補正予算を計上させていただきましたけれども、平成23年度につきましては、第1分団で1台、それから第2分団で1台、合計2台と。それから平成24年度につきましては、第4分団のポンプ車1台がそれぞれNOX法の規制で使用できなくなります。担当といたしましては、財政的な面から大変難しいと思いますけれども、前向きに予算要求等して、財政当局とも予算の確保を図ってまいりたいと考えております。 以上でございます。 ◆7番(奥山渉議員) ちょっと時間がなくなってきましたので、次。 そしたら、次に、消防団の出動率というのもお聞きいたします。 平成21年度は火災件数18件発生しておりまして、7件が昼間の火災、平成22年度はきょう現在ですけれども、19件火災が発生しております。これは年々、消防団防火活動、いろいろな形で防火意識が高まっていったのかなと思いますが、今年度は19件発生し、昼間の火災が12件ということでありました。このように見ましても、最近昼間の火災というのが多くなってございます。 ここでお聞きしますが、団のこういったお昼間の出動率というのはどういう状況でございますか。 ◎塩野臣成総務部長 団の出動率といいますか、火災に対する消火活動につきましては、火災が発生いたしましたらすべて出動していただいております。ただ、昼間の火災につきましては、消防団の方もサラリーマンの方がふえておられます。なかなか昼間の消火活動にご協力いただけるといった方は少なくなってきている状況でございます。この点につきましては、消防団の方に大変なご負担をかけていると思います。 以上でございます。 ◆7番(奥山渉議員) そうですね。近年では自営業者という方々がだんだん少なくなってきて、団員もサラリーマンが多く、昼間の事案に対して出動というのが厳しいものとなっております。市の人口動態を見ましても、これからたくさんの団塊の世代の皆様が会社を引退され、そして地域に戻ってこられます。そういう中で、消防団員の一定の定年制は必要と考えますが、これらの人材を生かすためにも62歳よりももう少しだけ幅を持たせてもいいのかなというふうに思います。 担当課におかれましては状況を見つつ、これから各団と話し合いをしていただき、研究していただきたいと思います。 これで、質問を終わります。ありがとうございました。 ○寺田悦久議長 以上で奥山渉議員の質問を終わります。 次に、橋本満夫議員、登壇願います。     〔5番 橋本満夫議員 登壇〕(拍手) ◆5番(橋本満夫議員) 5番議員の日本共産党柏原市会議員団の橋本満夫でございます。 本日、私は最後の質問者です。私は市政一般について個人質問をさせていただきます。最後までのご清聴とご協力をお願いいたします。 まず、柏原市の来年度予算編成について、日本共産党柏原市会議員団としては、市民の暮らし、生活が本当に大変な状況の中で、地方自治の精神である住民の福祉の向上実現を目指し、柏原市が市民生活を守るため、市民の立場に立ち、国に制度の改善を求めるとともに、福祉と健康、暮らしなど、市民の暮らしを守ることを最優先に取り組んでいただき、市民の皆さんの切実な要求実現に積極的にこたえていただくようにお願い申し上げまして、質問に移ります。 整理番号34、今後の産業振興についてですが、現在の市内の事業所の実態と、これからの産業の振興をどのようにお考えかをお尋ねいたします。 整理番号35、学校給食の食器の改善についてですが、柏原市内の学校給食の運営は、柏原市と藤井寺市が負担金を出し、藤井寺市柏原市学校給食センターが事業を行っています。昭和46年に開所され、給食食器はポリプロピレン食器を使用していましたが、昭和52年からはステンレス食器に切りかわり33年がたちました。時代の流れとともにパン給食であったのが、米飯給食がふえ、ステンレス食器は不都合な点がふえました。熱いスープなどは持ちにくいことや、見た目が金属製のため冷たい感じがするなど意見があり、私も所属いたします学校給食組合議会でもここ数年、食器の改善の要望がなされてまいりました。 そういう中で前向きな検討がなされてまいりましたが、教育委員会としてはどのようにお考えかをお尋ねいたします。 整理番号36、介護保険料・利用料の軽減についてですが、介護保険制度が施行されて10年が経過しました。介護を社会的に支えることを目的に発足した制度であります。しかし、重い介護保険料や利用者負担、そして42万人に上る特別養護老人ホームの待機者など、保険あって介護なしとも言うべきさまざまな問題が表面化しています。介護事業所や施設も深刻な人材不足と経営危機に陥り、制度の維持・存続さえ問われる危機的な事態に直面しています。 このような状況の中で、柏原市の介護認定者のサービス利用実態と保険料・利用料の軽減についてのお考えをお尋ねいたします。 整理番号37、柏原市の第4次柏原市総合計画は、2011年から2020年度までの向こう10年間の市民の命や暮らしなどを守り、柏原市の方向性を目標設定する極めて重大なものです。十分な時間と十分な調査と十分な審議の保障が必要と思いますが、11月29日に1回目の総合計画審議会が開催されましたが、来年3月の議会で上程するのであれば、大変テンポがおくれていると思いますが、どのようにお考えかをお尋ねいたします。 以上で1回目の質問を終わります。ご清聴ありがとうございました。 ○寺田悦久議長 橋本満夫議員の質問に対し、答弁を求めます。     〔乾 至克 市民生活部長 登壇〕 ◎乾至克市民生活部長 橋本満夫議員の一般に対する個人質問のうち、私からは整理番号34番についてご答弁申し上げます。 質問事項は産業振興、質問要旨は今後の産業振興についてお尋ねをいただいております。 本市における商業・工業の事業所数でございますが、5年ごとに実施されます事業所・企業統計調査の平成18年調査によりますと、市内の事業所数は2,591社、このうち製造業が487社、卸・小売業が664社などとなっております。総事業所数を見ますと、ピークであった平成8年の2,893社と比較して、10年間で302社減少しております。 この原因としまして、卸・小売業では長引く景気低迷で消費意欲が低下し、また人口減少や事業主の高齢化、購買力が市外へ流出するなどして経営が成り立たなくなり廃業する場合が考えられます。製造業におきましても、安い外国製品に経営が圧迫されたり、海外に製造基盤を移転するなどして減少しているものと思われます。このような状況下、従来より柏原市商工会に対し、地域小規模事業活性化推進事業補助金を交付し、産業振興に努めてきたところでございますが、事業所数の減少をとめるなど産業活性化に十分な効果を発揮していないのが現状でございます。 しかしながら、先般実施しました広域商業診断では、小売商業の再生に向けて指摘されている商業基盤を整える、小規模店の承継・更新策を講じる、ワンストップ性を高める、組織的な活動を推進する、買い物弱者対策を講じるなどの事項を商工会など関係機関と連携、検討しながら一歩一歩克服してまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。 私からは以上でございます。     〔坂口郁夫 学校教育部長 登壇〕 ◎坂口郁夫学校教育部長 続きまして、私からは整理番号35についてご答弁申し上げます。 質問事項は教育、質問要旨は学校給食の食器改善の考えについてでございます。 現在、学校給食で使用しているステンレス食器は昭和52年に導入され、以後今日まで33年が経過しようとしております。ステンレス食器は丈夫で割れない反面、金属製であるため熱伝導率が高く、献立によっては熱くて持てない、持ったときに滑るなどの欠点があります。また給食試食会に参加した保護者からは、持ちにくい、熱い、献立にマッチしていないなどの意見が多数寄せられ、長らく食器の改善が望まれていたところでございます。 このようなことから、学校給食組合では食器の改善に向けて、安全性に問題がないこと、丈夫で扱いやすいこと、熱いものを入れても手に持ちやすいこと、食欲をそそる形状や絵柄であることなど、給食用食器として求められる各項目について検討を重ねてこられました。今回、検討の結果、先ほどの検討項目以外にも割れにくい、耐熱性にすぐれている、食品による着色がないなどの特性があるポリエチレンナフタレート食器(PEN樹脂製食器)に切りかえたいとの要望が出されたところでございます。しかし、食器の切りかえと学校給食組合の施設改修に多額の財源が必要となりますので、藤井寺市と協議、調整を重ねたいと考えております。よろしくご理解を賜りますようお願い申し上げます。 私からは以上でございます。     〔土井逸朗 健康福祉部長 登壇〕 ◎土井逸朗健康福祉部長 続きまして、私からは整理番号36番についてご答弁申し上げます。 質問事項は高齢介護、質問要旨は介護保険料・利用料の軽減についてであります。 介護認定者の介護サービス利用の実態と介護保険料・サービス利用料の軽減についてお尋ねいただいております。 まずは、介護認定者の介護サービス利用の実態でございますが、介護保険サービスの利用は要介護、要支援の認定を受けていることが前提となります。この認定者数は、平成20年9月で3,130名、平成21年9月で3,271名、平成22年9月で3,342名と毎年増加しています。また認定者のうちどれだけの方がサービスを利用されているかというサービス受給率も、平成20年9月で70%、平成21年9月で71%、平成22年9月で69.6%と高い水準を維持しておりまして、認定者数の増加に伴い、介護サービス利用者数も増加している状況でございます。 初めにお尋ねの市が独自で実施しております保険料減免の対象者につきましては、1号被保険者のうち、市民税非課税世帯に属する被保険者で介護保険料の第1段階、第2段階及び第3段階の方々でございます。この階層の中で生活保護基準と同等の生活状況にあるにもかかわらず、保護申請をされずに自助努力されている方々で、本人からの申請に基づき、第1段階及び第2段階の方につきましては年額2万9,233円を1万8,983円までに、第3段階の方については年額4万3,849円を2万9,233円まで減額できる規定を設けて実施しております。 実施件数につきましては、平成21年度で市の独自減免は26件でございます。 次に、介護サービス利用者負担の軽減につきましては、社会福祉法人等による生活困難者に対する介護保険サービスに係る利用者負担額軽減制度がございまして、現在7件でございます。今後、介護保険サービスの拡大に伴い、これらの制度の利用もふえていくと思われますが、低所得者の負担軽減につきましては、相互扶助の観点から公平、平等であるよう客観的かつ適切に実施してまいりたいと考えておりますので、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 以上でございます。     〔北村達夫 まちづくり部長 登壇〕 ◎北村達夫まちづくり部長 続きまして、私からは整理番号37についてご答弁申し上げます。 質問事項はまちづくり、質問要旨は第4次柏原市総合計画策定のおくれについてでございます。 お尋ねの第4次柏原市総合計画につきましては、現行の第3次柏原市総合計画の計画期間が今年度、平成22年度で終了するため、地方自治法に基づき平成20年度より新たに第4次柏原市総合計画の策定を開始したものでございます。平成20年度は、基礎資料の収集、現況把握及び分析を行い、さらに市民意向を把握、反映させるため、市民意向調査を実施いたしました。平成21年度は、各課を対象としたヒアリングを実施し、各課が抱えているテーマ及び施策目標の把握を行い、基本構想及び総合計画本体部分の基本となる主要施策調書を作成いたしました。そして平成22年度、現状といたしましては、策定作業開始後の社会状況の変化やそれに対する市民ニーズなど、内容見直しも含めて検討を重ね、基本構想につきましては、市職員で構成される総合計画策定委員会の意見を聞き、原案を完成し、去る11月29日に総合計画審議会に諮問をお願いしたところでございます。 基本計画につきましても、各課との協議、調整を重ね、素案作成の最終段階となってきており、完成後速やかに基本構想と同様に策定委員会並びに審議会で審議を行っていただくことになっております。その後、パブリックコメントを行い、市民の皆さんの意見を反映し、市民の皆さんにとりまして具体的でわかりやすい第4次柏原市総合計画を完成させるものであります。よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 私からは以上です。 ○寺田悦久議長 以上で一通りの答弁は終わりました。橋本満夫議員、再質問はありませんか。 ◆5番(橋本満夫議員) それでは、整理番号順に再質問をさせていただきます。 まず、整理番号34、今後の産業振興について、現在の市内の事業所の実態と、これから産業施策をどう具体化しようとお考えかお尋ねしましたが、今回予算を組んでいただいて、ことしの3月に10年ぶりぐらいでしたかね、この柏原市の平成21年度広域商業診断報告書、これ予算化されたときも本当にいいことや、確かにこの中身、本当に細かく柏原全地域に対してのいろんな角度からアンケートもされ、今後の方向性も課題も出されていると思います。 先ほどもご答弁いただきましたけれども、市内の事業所が2,591カ所ある。平成8年度まではずんずん事業所もふえてきたけれども、平成8年度から事業所数が減少して、今までで300の事業所が減っているという形も書かれています。これは大変深刻なことだと思うんですけれども、2,591の事業所がある中で、最も多く占めているのが卸・小売業が664であります。そういう中で、今回出された広域商業診断報告書の結果を真摯に受けとめて、出されている課題を克服し、実行していくことが本当に求められていると思うんですけれども、ご答弁では商業基盤を整えるみたいな形でちょっと全体的なことを書かれていたと思うんですけれども、今回せっかくお金も出して立派な報告書を出していただいているので、この結果をどう受けとめて、これからの商業再生に向けて図っていくのかをお考えをお尋ねします。 ◎乾至克市民生活部長 自席からご答弁申し上げます。 広域商業診断報告書では、本市の小売業者再生に向けて課題がいろいろと指摘されています。具体的な方策も提言をされています。例えば、商店街に求められる改善としまして、駐車場の整備や歩きやすい安全で快適な道路、それに休息スペースの整備などがございます。今後は各関係機関と協議しながら、できるところから進めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。 以上でございます。 ◆5番(橋本満夫議員) 今後、できるところから進めていきたいというご答弁だったんですけれども、この報告書58ページに3、小売商業の再生に向けてという形で細かく書いています。それはやっぱりアンケートをとって、商店街に通われる方なんかは比較的高齢者が多いとか、よく自転車で行かれるということを受けて書かれているんですけれども、商業の再生に向けては、やっぱり自転車での買い物が今主流になる中で、今の現状では商店街では駐車場とか駐輪場などが整備が不十分になっている。だから、都市計画担当部局とも連携、調整し、歩道の設置とか、バリアフリー化を進めること、また空き店舗の活用でも助言されていますけれども、買い物客が休憩し、憩えるような空間を保証することが望ましいとされ、地域の健康、福祉活動の拠点となるような交流サロンなども提案されています。 また、高齢化が進む中で、買い物弱者の問題、全国的にも問題になっていますけれども、そういう中では柏原市頑張って事業をしていただいている市内循環バスの活用も再検討したら、もう少し商店とかにも市民の方が流れるんじゃないかなという形でも、いろんな角度から今回指摘もされていますので、一遍に全部はできませんという中では、一つ一つやっぱり地元の商店街の声も聞いていただいて、課題も明らかになっていますので、ぜひとも一つ一つ実現していっていただきますようにお願いしておきます。 次に、事業所の中でも多く占めているのが、今度は建設業と製造業です。私、ことしの予算審議する3月議会でも取り上げましたけれども、柏原市一般会計、今年度当初216億円でしたけれども、余りにもそこへ占める商工費予算が私やっぱり少ないと思うんです。今年度の一般会計に占める割合は7,700万円、全体の0.35%です。そんな中で、3月の議会でも山形県庄内町の持家住宅建設祝金事業が地元の建設業とかに力と活力を与えているようなお話もさせていただいたんですけれども、ぜひとも柏原市に、柏原市に投資したらそこで柏原市内でお金が動くような地域循環のところに投資する必要があるというところでは、きょうはちょっと今、住宅リフォーム助成制度についてお聞きしたいと思っているんですけれども、今この住宅リフォーム助成制度というのが、全国の自治体で175自治体で採用されている自治体がふえています。 住宅リフォーム助成制度のいいところは大きく3点あります。 まずは、市民の皆さんが住宅をリフォーム、いろんな形でリフォームの仕方があると思うんですけれども、リフォームすることで安心して住み続けられる住宅をまず確保し、その中で市内の消費が拡大されます。次に、市内の業者、この住宅リフォーム助成制度を県単位でやっていたら県内にある事業所、市町村単位でやっていたら市町村の市の中に事業所を置く事業所でやることが条件づけられているんですけれども、そういう中で、市内の住宅関連産業がすごい中心になるため、地域循環型の経済が活性する。ガラス屋さん、畳屋さん、いろんな形で波及する。3つ目に、今やっぱり不足している建設関連の技術者とか、その育成と確保に結びつく技術養成、確保施策にもなる。一番大事なのはやっぱり経済効果が投資した数十倍に、今先駆けてやられている自治体なんかは、投資したお金よりその経済効果が数十倍になっているということをお聞きするんですけれども、産業振興を考える上で担当部長として、今、私言いましたけれども、住宅リフォーム助成制度なんかに対してどのようにお考えかお尋ねいたします。 ◎乾至克市民生活部長 橋本満夫議員おっしゃるとおりで、今、建設業界もかなり冷え込んでおります。その中で住宅を1軒リフォームすれば、建設業28業種、その中で土木、大工、左官、電気、水道管とかいろいろあります。それがすべて1軒リフォームすることによって関連できるかなと思います。またその家をリフォームすることによって発生いたします備品類、備品類を扱っている業者も潤うことになるかなということで考えております。 以上でございます。 ◆5番(橋本満夫議員) ありがとうございます。 今、部長答弁していただきましたけれども、本当にその関連の業者さんがみんな次から次へと仕事が発注される中では、市民の住まいもよくなるし、その工事を請け負う市内の業者さんにも活性するところで、これだけ今全国で175の自治体がされていると思うんですけれども、これ大阪府に対しても要望していますけれども、秋田県が県としてされています。 秋田県の担当課がいろんな角度から分析している中で、ああこれまたええなと思ったんですけれども、受注している業者の70%は土建屋さんです。建設業です。でも個人の大工さんもかなり工事を受注されています。また、仕事の内容が省エネ対策など居住環境の向上に係る工事のほか、先ほど他議員の質問がありましたけれども、トイレの水洗化などの公共下水道の接続にもつながったりとか、合併浄化槽、今、山間地では合併浄化槽、市でも単独の補助制度をつくっていますけれども、なかなか前に進まないというのがあると思うんですけれども、そういうところにも結びついて生活環境の向上とか、あと河川の水質改善にもつながっているということが明らかになっています。 柏原市のきょう一日のお話も聞いていましたけれども、どうこれから安定的な財源をつくっていくのかというのはやっぱり一つの大きな課題やし、真剣に我々も考えなあかんという中では、この産業振興、地域経済策にもつながるために、抜本的な商業、産業の振興策を考える上では本当にぜひとも検討していっていただきたい事業だと思いますので、確かにこれ他の部局との関連も必要と思いますので、ぜひとも研究し、制度の実施に向けてちょっと検討をお願いしたいなと思います。 次にまいります。 整理番号35、学校給食の食器の改善についてですが、現在大阪府下でこのステンレス食器をしているのは、柏原市と藤井寺以外は河内長野だけです。そういう中で、給食組合議員は年に何回か議会後、給食もいただいているんですけれども、市長もご存じのように、本当に熱いときのスープなんかはすごく持ちにくかったりとか、見た目が本当に、場所は言いませんけれども、ステンレスで出ている食器は冷たい感じがする。家庭的な雰囲気せえへんいう中では、そういうのがあるから保護者の間からも声があったと思います。 そういう中では、給食組合にもこの間議論し、食器改善に向けての視察、今回使用していこうかと考えているような食器の視察も行って、その食器で給食もいただいています。負担金を出していただくのは柏原市なので、これからの子どもたちのためにもまたご支援をお願いしておきたいなと思います。 以上です。 次に、整理番号36です。 介護保険料・利用料の軽減についてですが、日本共産党国会議員団は、ことし介護保険制度の検証を行うために、各事業所、地方自治体、利用者、家族に対してアンケート調査を行いました。結果、利用者負担については、サービス利用を抑制している人が7割を超えていることが明らかになりました。原則1割の利用料や2005年10月から導入された食費、居住費の全額自己負担化が低所得者の高齢者家族に深刻な影響を与えていることが改めて浮き彫りになりました。 あと、訪問介護、通所介護、居宅介護支援の3つの事業所について見ると、重い負担を理由にサービスを抑制している人がいるとの回答が7割を超えています。高齢者の利用したサービス費の1割を応益負担として課す介護保険制度の矛盾が浮き彫りになっています。 ここでお聞きしたいんですが、10年たった中でいろんな声が出ていると思いますけれども、担当課に市民から介護保険制度に対していろんな声があると思いますけれども、どんな声が一番多いでしょうか。 ◎土井逸朗健康福祉部長 相談内容と申しましたら、やはり保険料の納付に関することが一番多いように思います。一方では介護保険を利用して、介護される側の負担軽減につながって喜んでいただいているというお声もちょうだいしております。 以上でございます。 ◆5番(橋本満夫議員) 介護保険の矛盾は柏原市のデータでも明らかと思うんです。これ21年度の数字です。ちょっと数字並べますけれども、21年度末では65歳以上の人口が1万5,891人いはりました。そのうち答弁もありましたけれども、認定を受けている要支援の方は973人、全体の6.1%、要介護の方は3,175人で20%、すなわち4人に1人が柏原市民の65歳以上で、4人に1人が認定を受けている。4人に3人は何も認定を受けていない。私もよく聞きますけれども、私は保険料払うているんやけども、何のサービスも受けてないがないうのが、4人に3人は何の認定も受けていないから、こういう声も出てくると思うんですけれども、そして、介護認定者のうちサービスを受けている方です。要支援が973人中412人、42.3%、それから残りの58%の561人の方は、要支援の認定者で全くサービスを受けていないというわけです。次、要介護、要支援よりももっと介護が必要な方でいうと、サービスを受けている人は3,175人中70.6%の1,665人、残りの30%の933人の方は全くサービスを受けていない。 サービスを受けへん理由はいろいろ多々あると思うんですけれども、体が不自由になり介護認定を受け、サービスを受ける条件があるのに、柏原市内でもこんなに多くの方がサービスを受けていない。また、サービスを受けている方でも、サービス限度額ってありますわね、要支援1から要介護5、5になるほどたくさんサービスが利用できる。その割合でいうても、要介護1は月額利用料は約16万ちょっとですかね。そのうち実際利用されているのは48.2%、だから半分は利用されていない、まだまだ使えるのに利用されていない。最も介護が必要とされる要介護5で見ましたら、要介護5は月額で35万8,300円のサービスが受けられる。でも実際サービスを利用されている金額でいうたら70.4%、すなわち残り毎月10万円分のサービスは受けてはれへんということです。 ここにも、先ほど調査の結果が出たけれども、利用料の重い1割負担というのがやっぱり大きい。国民年金満額6万6,000円、そんなんでもっとサービス受けたいけれども受けられへんという実態がある中で、まず利用料でいうたら、大阪府下でも吹田、豊中、松原、富田林なんかに対しては、低所得者に対する利用料の減免、独自減免をされている。吹田市なんかでは3,824人の方が減免申請されて減免されているという中では、私はやっぱり柏原市でも必要と思いますので、またご検討をお願いいたします。 次に介護保険料です。 柏原市の第4期の介護保険料は月額基準額4,872円、ご存じと思いますけれども、これ大阪府下で今平均が4,500円という中で、上から4番目に高い保険料となっています。そういう中で多くの自治体が独自減免、柏原市も独自減免していただいて、21年度では26件申請があったということなんですけれども、よその市で、いろんな差はありますけれども、例えば豊中でいうたら580人、堺で685人、松原市で422人、柏原市で26人、何でこんなばらつきがあるかいうから、一番大きいのが答弁でもありましたけれども、柏原市の減免制度は生活保護基準に同等するというのがやっぱり大きいと思うんです。 柏原市の場合は、今言いました市は預貯金が350万円まで認められている。それと、不動産の要件がそういう市はない、柏原市は生活保護基準に準じているという中では、家があったらいかんのかなみたいなんがあるので、そういう中ではぜひとも他市の状況も見ながら、実態に合った減免制度をしていただくと同時に、国の責任大きいと思います。また国に対して、国独自で利用料・保険料の独自減免が必要と思うし、あと負担金、介護給付費の25%を確実に交付する。今、柏原市の実態でも25%入っていないと思います。それプラス調整交付金5%は別枠に、国が責任持って国庫負担を増額するように自治体として声を上げていただきますようにお願いします。 最後になりました整理番号37、総合計画ですけれども、10年前の総合計画、市民アンケート、今回も3,000人の方にアンケートとられましたけれども、10年前、16歳から二十までの青少年アンケートもとられたりとか、7回にわたって柏原市の全地域に入っていって、市民の声を聞くために懇話会を持たれました。10年前は6月から10月の5カ月間にわたって6回、審議会も開かれています。そういう中では、先日第2回目も行われていますけれども、3月議会で上程するんやったら余りにも、今もう12月、1月、2月、余りにも期間が短いと思うんです。 これ市長にお聞きしたいと思います。総合計画すごく大事なものという中で、今回私が考える中ではすごく期間が短いな、これから十分な時間がとられるのかなという心配があるんですけれども、市長どのようにお考えでしょうか。 ◎北村達夫まちづくり部長 自席から答弁させてもらいます。 確かに10年前と今回、第4次のスケジュール、審議会等、策定委員会のほうにおきましても、当初の最初の形がやっぱりちょっと違うという部分につきましては、大きな原因といたしましては、大きな方針、今回2回、前期と後期と5年、5年で分けて見直すという大きな違いはあるんですけれども、その中でやはり成果目標という形の指数を当初想定しておったんですけれども、かなり策定委員会の中でいろんな意見の中で、本来それを見直したという部分でかなり時間をとられたということで、ちょっと非常に短い期間で検討していただくということで、来年の3月議会には上程していきたいと思いますのでご協力、ご理解のほどよろしくお願いいたします。 ◆5番(橋本満夫議員) 私も審議委員なので、ご協力というか十分に審議していきたいとは、責任感でしていきたいとは十分思っています。でも、それにしてもやっぱり期間が短い中で、どこまで十分審議ができるのかなという中では不安です。今、ずっと柏原市で市民が主体、市民協働という中では、どこまでが今回の案の中で、そういう市民の皆さんの声が生かされているかという中では不安なので、これから審議の中でいろんな形で発言したいと思います。 以上で終わります。ありがとうございました。 ○寺田悦久議長 以上で橋本満夫議員の質問を終わります。 お諮りします。議事の都合上、本日の会議はこの程度にとどめ、明日に延会したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」の声起こる〕 ○寺田悦久議長 ご異議なしと認めます。 よって本日の会議はこれにて延会することに決しました。 明日は午前10時にご参集願います。 本日はこれにて延会いたします。 △延会 午後4時50分...